2014年6月6日金曜日

ウイグル料理、再び

先月、ウイグル人の友だちに連れて行ってもらったウイグル料理のお店、Huzur。

日本人の友だちに話したら「行きたい!」ってことになって、また行って来ました。
しかもこの1週間で2回、おまけに一緒に行った4人のメンバーのうち3人は同じ顔ぶれ。

というのも、3人のうち1人はトルクメニスタン出身のトルクメン人で、普段とても大人しいのに、このレストランのメニューを見るなり、顔つきがぱあーっと明るくなったんです。
聞いてみたら、故郷の食事とほとんど同じですごく懐かしくなったんだとか。
そのときに、「このピラフがめちゃくちゃ美味しいんだ!」とかなり興奮して、さあいざ注文しようとしらた、"Bitti..."(終わっちゃったよ)と、、、
残念!
なので、今回はそのリベンジ!も兼ねて、前回売り切れたピラフとサモサは事前に電話で予約をしておきました。(どんだけ食べたいんだ、、、笑)

まずはこれ!
人参のサラダとサムサ。

私が一番好きな料理。
一皿全部一人でも行ける!

羊肉と野菜の炒め煮?黒いのはキクラゲ。
「すみませーん、白いご飯くださーい!」と
友だちと白いご飯でいただきました。

やはり、ここのお店は美味しい!
ピラフは日本の炊き込みご飯と一緒です。
一緒に炊き込んだお肉の肉汁や油がいい具合にご飯にしみ込んで、絶品!
そして前回も頼んだんですが、私は豆の揚げたのが一番好き!
味付けは、ニンニク、唐辛子、岩塩のみなんですが、シンプルな味が止められません。

トルコ人には申し訳ないけど、トルコ料理より遥かに美味しいです。
トルクメン人の友だちも、「毎日食べてもいいくらい」と言っているほど。

友だちの興奮が伝播したらしく、ひどいピンボケ(笑)

ここでせっかくなので、トルクメニスタンのことをちょっと。
私、この友だちに会うまでトルクメニスタンという国がどこにあるか、知りませんでした。
『スタン』がつく国はトルコの東に沢山あるので、そのうちの一つ、くらいの認識。
すごく失礼ですねー
で、どこにあるかと言うと、トルコから東へ、アルメニア、アゼルバイジャンの先にあるカスピ海に面したところが、トルクメニスタンです。

トルクメニスタンに住む人をトルクメン人と言いますが、彼らはウイグル人と同じテュルク系民族。
でもウイグル人が日本人ととても似ているのに対し、トルクメニスタンは地理的にロシアや中東に近いせいか、私たち日本人と同じモンゴロイドの血を持ちながら、白人やイラン系、アラブ系の血も混じっているため、アジア人だけど人によっては白人のようだったり、アラブ人のようだったり。
友だちも彫りが深く、目が不思議な色をしています。

アジアと言えばマントゥ(餃子)
昨年行った極東ロシアのクラスニヤールにもありました。
トルクメニスタンでは手でいただくそうです。

そして食事はウイグル料理とほぼ同じなんだそうですが、方やスパイスをふんだんに使うウイグル料理に対し、トルクメニスタンではあまりスパイスは使わないそう。
これは冬の寒さに関係しているようです。
ウイグルは内陸に位置しているため冬はマイナス15度ほどまで気温が下がるそうなので、普段から身体を温める食事を必要とするのでしょう。
料理に使われるお肉も、ほとんどが身体を温める羊肉だそうです。

またトルクメニスタンでは、食べる際にお箸は使わず、フォークやスプーン、そしてピラフやマントゥ(餃子)は手で食べるそうです。
これはインドと同じですね。

きっとまた一緒にウイグル料理を食べに行くと思うので、今度会ったらトルクメニスタンという国や人々の暮らしについて、聞いてみようと思います。

2014年6月3日火曜日

Yedi Göller -- 7つの湖

少し時間があいてしまいましたが、先々週の週末に行った、ボルの続きを。

山間の静かで美しいヒンディバペンションに一泊した翌日、ペンションから車で1時間半ほどのところにある、イェディ・ギョルレール国立公園へ行って来ました。

のどかな風景。
こういうところで育てられている牛はストレスも少ないはず。

この湖は、秋には色とりどりの美しい紅葉が湖面に映し出されることで有名で、その季節には日本人観光客対象のハイキングツアーも催行されているようです。
今回は新緑の季節でしたが、湖に様々な緑が映し出されるその様はとても美しく、秋のセンチメンタルな雰囲気とは対照的に、そこここに元気な命の勢いを感じることができました。

湖畔で見つけたキノコ。
湿気があるので、キノコ栽培に適した地域かも。

7つの湖という名前の通り、ここにはBüyükgöl、Seringöl、Deringöl、Nazlıgöl、Küçükgöl、Incegöl、Sazlıgölという7つの湖があります。
今回は、Incegöl(トルコ語で『細長い湖』という意味)を歩いてきました。



湖も緑色!
この前後、雨が降ったのですが、私たちが湖にいる間は雨も風もなく、お天気はとてお穏やか。
そのため、湖面もこのように静止しているかのようです。

オタマジャクシがわんさか!


湖を含むこの地域一帯には、シカ、クマ、イノシシ、オオカミ、キツネ、リスなどが生息しているそうです。
友だちに、クマやオオカミは人を襲ったりしないの?と聞いたら、山には食べ物が沢山あるし、動物も人間がいる場所には近づかないだろうから、基本的には大丈夫だよと。
トルコはまだまだ手がつけられていない山や森があちこちにあるので、この辺りで絶滅してしまったと言われている動物も、もしかしたらまだひっそりと、どこかで暮らしているかもしれません。


黒海周辺地域は緑が多く、また牧羊も盛んなため、その風景はスイスのものと良く似ています。
ボルはイスタンブールからも比較的近いので、緑の中で静かに過ごしたいときは、また是非来たいと思います。

2014年6月2日月曜日

あれから一年

2013年5月31日、ゲジ公園を含む周辺地域の再開発問題を巡って、イスタンブール市民と警察との間で大きな衝突があったことは記憶に新しいと思います。

昨年のタクシムでの様子。
催涙ガス之被害に遭って手当てを受ける外で暮らす犬。
(写真はDirenGeziより)

土曜日はその衝突から1年ということもあって、タクシムでは大規模なデモがあると言われていたため、多くの公共交通機関は止まるだろうと予想されていました。
けれど。
運休したのは、アジアサイドのカドキョイからヨーロッパサイドに渡るフェリーと、ヨーロッパサイドのカバタシュからタクシムに上がるケーブルカー、フニキュレルのみだったようです。
カドキョイは現政権AKPに対抗するCHPの本拠地なので、カドキョイからのデモの参加者を少しでも減らそうという意図があったのかもしれません。

カドキョイからヨーロッパサイドへ渡るフェリーは全て休航。

私はこの日、スルタンアフメットの先に行く用事があったので、地下鉄とトラムを乗り継いで目的地に行きましたが、スルタンアフメット周辺は、デモの影響など全くなく、いつもと変わらず、沢山の観光客で賑わっていました。

そして用事を済ませて家に向かったのが20時過ぎ。
運良く、ハイダルパシャ行きのフェリーが運行していたので、それに乗り、ハイダルパシャから家まで15分ほど、歩いて帰りました。

初めて間近で見たハイダルパシャ駅。
今度ゆっくり構内を見学したい。

途中、カドキョイの目抜き通りである、ソーウックチェシメ大通りが車両進入禁止になっていたものの大きな動きはなく、逆にそれが不思議に感じたほど。
けれど海を挟んだタクシムでは、19時過ぎにデモが開始され、抗議活動をする市民に催涙ガスが発射され、大変な騒ぎになっていたそうです。

タクシムのデモは19時頃に始まったとのこと。
その時の様子。
(写真はHurriyet Daily Newsより)

私がカドキョイの中心部を抜けた21時頃、ホイッスルや鍋やフライパンなどを叩く音が、あちこちの家から一斉に聞こえ始め、私の家の通りに続く道に出たとき、大きなドラムの音が聞こえて来ました。
薄暗い中、道の一角に人だかりがあり、そこには音楽に合わせて踊る人たちの姿が見えます。
抗議の音を音楽に変え、それに合わせ人々が踊る。いかにもトルコらしい場面です。
昨年のゲジ公園でも、ダンスや音楽など、市民は様々な方法で抗議をしていたことを思い出しました。

21時過ぎのうちの近所の様子。
このおよそ1時間後にカドキョイでも市民と警察の間で衝突がありました。

タクシムでの様子を知らず、大きな騒動がなくて良かった、と思っていたら、友だちから「無事に家に着いた?」と連絡が、、、。
何でも、カドキョイの中心部で催涙ガスが撒かれ、そっちに(ガスや人が)流れて行くかもしれないから、気を付けてと。
そこから我が家までは徒歩5分ほどのところで、船着場から家に戻る際によく使うルートです。
帰宅する時間があと1時間ほど遅かったら、私も衝突に居合わせてしまったかもしれません。
結局騒動は、友だちの心配を他所にこちらまで及ばず、いつもの様に一日が終わりました。

日曜日のカドキョイの様子。
いつもと変わらない光景。

そして一夜明けた日曜日。
フェリーも朝から通常通りに運行され、イスタンブールはいつもの日常に戻っています。
金曜日からネットの接続が非常に悪くなり、土曜日から日曜日の夕方まで、何故か日本のウェブサイトに繋がらない状態が続いていましたが、それも今は問題ありません。