2016年8月30日火曜日

A Sunday -- 日曜日

ここ最近、再び通い出した日曜日のオーガニックバザール。

粒は小さいけれど、甘くて美味しい!

やっぱり朝早くに行った方が
より良いものが手に入るということで、
昨日はいつもよりちょっと早く起きて出かけてきました。

とは言え、絶対に買うものは、
猫たちの鶏肉。
この日はレバーも頼んでおきました。

あとはその日にあるものの中から、
必要なもの、
食べたいものを選びます。

アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツなどの
ナッツ類も店先に並ぶようになりました。

ひまわりのタネ。
トルコ人はこれを器用に食べるんですよ〜

で、結局またトマトを3キロ買い、
ぶどうが美味しそうだったので、ぶどうを買い、
あとは、キュウリやら、
ペクメズというシロップやら、
カトメールという薄い生地のパンやら。

そんなに買ってないのになぁ、、、と思いつつも、
結局この日も総量10キロ超え。

家に帰って、3キロのトマトは2時間かけてトマトソースに、
鶏肉は丸ごと買うので、それを部位別に解体。

一仕事終えてのんびりしていると、
何やら外から音楽が。
どうやらうちのご近所の方がこれから結婚式をあげるようで、
花婿さんが花嫁さんを迎えに来たところでした。

まるでモデルのような美男美女のカップル♡

楽しそうに踊る通りすがりのお兄さん。
トルコ人は本当にダンスが大好き。

ドラムとズルナの音が通りに鳴り響き、
通りを行く人たちも、
窓からその様子を眺めるご近所さんも、
誰もがみんな笑顔で2人を祝福していました。
ああ、こういうトルコって本当にいいな〜、って
私も幸せな気持ちになりました。

夜は友だちとビールを飲みに家の近所のバーへ。


非常事態宣言が出ているのに、
バーとか行っちゃって大丈夫なの???
と思う方もいるかもしれませんが、
警備にあたる警官の数が増えたり、
地下鉄やフェリーに乗る際に
大きな荷物などがチェックされたりということがあるくらいで、
それ以外はいたってこれまでと変わらず。

先週の夜半に鳴った雷を境に、
イスタンブールは急に秋めいてきて、
この日もバーのテラス席はどこからともなく吹いて来る風で
とても心地よかった。

様々な影響から、
今年はイスタンブールに停泊する客船もほぼゼロで、
『危険』なイメージが先行してしまっているトルコですが、
穏やかな普通の日曜日を過ごせること。
とてもありがたいことです。


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2016年8月23日火曜日

Home Made Tomato Ketchap/Apple Vinegar -- 手作りケチャップとリンゴ酢

夏の野菜と言えば、トマト。

このトマトは、そのまま食べてもめっちゃ美味しいけれど、
友だちの畑のトマトは更に甘い。

毎年この時期になると、
トルコの主婦はこのトマトを使っての保存食を作るのに大忙し。
つい2週間ほど前に村に行ったときも、
村で知り合った奥さん方が集まって、
庭で薪を炊いてトマトソースのようなものを作ってました。

私は昨年、トマトケチャップを作るぞ〜と、
とある村からトマト5キロを持って帰ってきたものの、
途中でそれがピザソースに変更になり、
結局トマトケチャップは作れず。

でも今年こそは!と、
日曜日に出かけたオーガニックバザールでトマトを買い、
初めてトマトケチャップを作ってみました。

2.5キロのトマトを切る。
トマトは湯向きせず、全部使います。

小さく切ったトマトにタマネギとニンニクを加えてジュースに。
これぞフレッシュトマトジュース!
これを煮詰めてお酢を加えると、トマトケチャップになります。

味見した時点でちょっと甘めかなと思いましたが、
一晩置いて味が落ち着いたら、
美味しいの、なんのって!

真っ赤で添加物なしのオーガニックトマトケチャップ。
本当に、本当に、美味しい!

今年はあと、トマトソースを作る予定。
トルコは日本に比べて乾燥しているので、野菜も味が濃い。
ナスも、ジャガイモも、ズッキーニも、
日本のそれに比べたら水分が少なく、ねっとりしている気がします。
それ故、トマトも旨味がぎゅーっと凝縮されているのでしょうね。

そしてもう一つ。
友だちの畑の敷地にあるリンゴの木から風などで落ちたリンゴを使って、
リンゴ酢も現在仕込み中。

虫も食べてるし、傷もついているけれど、
十分に食べられます。

作ったリンゴ酢は2種類。

一つは、リンゴを絞ったジュースに
少量のお酢(マザー)を加えて発酵させる方法。
そしてもう一つは、小さく切ったリンゴに
少量のお酢と砂糖、そして水を加えて発酵させる方法。

リンゴを小さく切って、その後ペースト状にして、手で絞る。
空気に触れて色が変わっていますが、これも大切。
ここに少量のビネガーを加え、発酵させます。

こちらは細かく切ったリンゴに少量のビネガーと砂糖と水を加えたもの。
ブクブク、発酵中。

作り方は、後者の方が断然簡単ですが、
友だちによると、味は前者の方が美味しいそうです。

ジューサーがない我が家では、
リンゴをフードプロセッサーで細かくし、
それをその後ブレンダーでペースト状にし、
手で絞る、、、という、
気が遠くなるような作業でリンゴジュースを搾取しました。

3週間ほどで出来上がるようですが、
発酵を自然に任せているので
いつ出来上がるかは今のところわかりませんが、
あと数週間発酵させて、その後熟成させます。

さて、どんなリンゴ酢になるか。
次回トマトケチャップを作るときは、
自家製リンゴ酢を使えるかも。

今からとても楽しみ。


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2016年8月21日日曜日

Yüksek Hızlı Tren -- 高速電車

少し前になりますが、
以前からとても親しくしている友だちに会いに
アンカラへ行ってきました。

国鉄アンカラ駅。
この日は30度を超える暑い日だったけれど、
アンカラはイスタンブールより湿度が低いので過ごしやすい。

公共の乗り物を使ってアンカラへ行く方法は3つ。
飛行機、バス、もしくは電車。

一番早いのは飛行機。
でも今回はトルコの風景も楽しみたいと思い、
初めて『高速電車』を使ってみることにしました。

イスタンブール発アンカラ行きの高速電車。

イスタンブールからアンカラまではおよそ450キロ。

トルコに初めて来た2009年。
カッパドキアからイスタンブールに戻る際に、
アンカラから夜行列車に乗ろうと思ったことがあります。

このとき予約が取れなくって諦めたんですが、
イスタンブールーアンカラ間の電車での所要時間は、
およそ6時間半。

バスだとおよそ6時間。

え?
バスの方が早い、、、
日本だと絶対にバスより電車の旅の方が早いんですが、
ここトルコは違いました。

というのも、イスタンブールーアンカラ間の路線およそ576キロのうち
驚くなかれ、複線はたった110キロで、それ以外が単線。
その上、路盤が貧弱で急カーブが沢山、、、
ということもあって、バスより時間がかかったそうな。

アンカラに向かう途中。
水で有名なSapancaの辺り。

それもあってか、イスタンブールーアンカラ間を鉄道で移動する人の割合は、
全体のたった10%。(そりゃそんなに時間がかかればそうだよね)

1994年には『アンカラ・イスタンブール鉄道再生事業』が計画されるものの、
需要に見合わないとかで、計画は一時中断したそうなんですが、
1999年に一部区間を200キロで走行する資金が得られ、
2004年7月25日、
イスタンブールのペンディック駅とアンカラ駅を結ぶ高速電車が
運航を開始しました。

これによってイスタンブールーアンカラ間は4時間ちょっと。
将来的にはこの高速電車より更に早い『超高速電車』が運航する予定で、
イスタンブールーアンカラ間は1.5時間で行き来出来るようになるそう!

ちなみに、電車はもちろん時間通りに出発し、
到着も若干遅れることはあるものの、
まあ10分とか、15分とか、許容範囲です。

車内の座席。エコノミー席。
シートは残念ながらリクライニングできない。

しかも電車は、空調もばっちりで、
座席も快適です。
トイレもありますが、
はっきり言って、きれいではありません。

料金も、もしかしたら、バスより安いかも。
片道54.5リラ(およそ2000円)でした。

それからペンディックへは、
いずれは地下鉄M4一本で行けるようになるんですが、
今現在はまだその線は2つ手前のカルタルまでしかのびていません。
ペンディックへはカルタルからバスに乗り換えなくてはなりませんが、
それでも高速列車の旅は、十分にオススメできます。

チケットはここからオンラインで買えます。
TCDD Ticket Sales

スマートフォンの方はこのアプリも便利!
チケットをプリントアウトする必要がありません。
TCDD e-Billet


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2016年8月9日火曜日

Tsuki -- つき

えー、うちの新メンバーです。

甘えたいのは眠いときだけ。
猫らしい猫です。

6月の新月の日。

毎日のように行く海岸に突然一匹で現れた仔猫。
お腹が空いているのか、
母親がいなくて不安なのか、
恐らくその両方で、
全身を振り絞って、
大きな声で助けを求めていた仔猫。

出逢った日。
まあほんとちいちゃかった。

生後およそ1ヶ月ちょっと。

これ以上、もう猫は飼わない、
そう思っていたので、最初は里親さんを見つけるつもりでいたけれど、
仔猫ってこんなに大変だったっけ?
と思うほど、この仔猫は活発で、
それもあって、このままうちの子にすることにしました。

ねずみ?みたい。
被毛が綿毛みたいにぽわぽわ。

名前は『つき』。
新月に出逢ったので、『月』でもあるんですが、
怖いもの知らずなので『突き』でもあり、
運が良い『ツキ』でもあります。

本当に猫らしい子で、
束縛されることが大嫌い。
眠いとき、怖いときは、ぐるぐる喉を鳴らして撫でさせますが、
でもそれ以外は、抱き上げれば「放せーっ!」と、
先住のメンズ2匹とは大違いです。

先住2匹はじいさん(左14歳、手前13歳)なので、ぐったり。
苦労かけて、ごめんねー

私のことは母親と思っているようですが、
とにかく遊びが激しすぎて、
私の上を走り抜けたり、
長くのびた私の髪を掴もうと、背中に飛びかかったり、
私は身体中、生傷が耐えません。

めげない、諦めない、チャレンジャー。

それでも、可愛いです♡


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2016年8月6日土曜日

About July 15 -- 7月15日のこと

7月15日に起きたクーデター未遂事件。

あれから3週間が過ぎましたが、未だ色々な情報が錯綜していて、
真相はもちろんのこと、
何もかもが正直「良く分からない」というのが本音です。

非常事態宣言も出ていますが、町の様子はそれ以前とはほとんど変わらず。
というか、今年に入って度重なるテロへの対策としてか、
警備に当たる警官の数が増えたこともあって、
そういう光景に慣れてしまった、というのが正解かも。

トルコ以外の国で今のトルコがどう報道されているか分かりませんが、
カナダ人の友だちから「町のあちらこちらに軍隊が配備していて大変でしょう」と言われ、
え?
と驚いたこともありました。

イスタンブールといっても広いので、
もしかしたらそういう地域もあるのかもしれませんが、
私の行動範囲では今のところそういった光景を目にすることはありません。
こんなこと書いたら驚くかもしれませんが、
うちの近所じゃ、警備中の警官が、
住民たちで賑わう裏通りのチャイハーネ(トルコ風喫茶店?)で
お茶している姿を見たくらい、平和なのです。

クーデター未遂事件が起きた当日こそ、緊迫した空気がイスタンブールを覆い、
私も明け方に低空飛行した戦闘機の風圧による爆音で胃がすくむ思いをしましたが、
私が住んでいる地域は報道されたようなことは起こらず、
翌日からは本当に普通の毎日が戻って来ています。

ただ、テレビなどで報道されたことが起きたのも事実で、
多くの人が亡くなり、色々な意味で傷ついた人たちは数知れません。


15日から16日にかけて、クーデターを阻止しようと町に繰り出した人たちは、
大統領の呼びかけに応じた現政権支持者だけでなく、
民主主義が間違った方向に行かないために、
暴力的な方法を阻止しようとした人たちも、大勢いたようです。

正直、今のトルコは色々な意味で混乱期にあり、
これを機にトルコを去った外国人も多いようで、
外国人である私にも、その選択肢はあります。
ただ、ここに来て日本では経験できないことを山のように経験して思ったことなんですが、
生活に対する悩みとか不安というものは、
その時はなくても、どこにいてもいずれ必ず出て来るもの、
じゃないでしょうか。

別にこれはトルコに限ったことではなく、
日本でも、アメリカでも、ヨーロッパでも同じことなように感じます。

国の在り方が悩みや不安の大元ならば、
そんな国への依存度を減らし、
自分たちの生活は自分たちで築き、維持して行く社会、
そんな社会を創ることが、
将来への不安を払拭する一つの方法じゃないかと思います。

自分たちの生活が良くならないのは、
国のせい、政治家のせい、と不平不満を言って、
不満だらけの世の中をガラリと変えてくれる救世主が現れるのを待つのも良いけれど、
待つ間に、自分自身も自分のことくらい自分でできるように自立する努力をしてもいいんじゃないか、とも思います。(もちろんワタシもw)

非常事態宣言下にあり、
それでなくても日本に比べたら何かと不便なことだらけのトルコですが、
この国にはこの国しかない良さがあるのも事実です。

というか、やっぱり3年も住んでいると、
それなりに愛着みたいなものも強くなるし、
何より、やっぱり好きなんですね、トルコ。

明日はイスタンブール市内で大規模な集会が予定されているようですが、
どうか何ごともなく、平和な集会でありますように。


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2016年8月5日金曜日

The July, 2016 -- 2016年7月という月

6月28日にイスタンブールの空の玄関口であるアタテュルク空港で大規模なテロからおよそ2週間後。

7月15日にトルコ軍の一部によりクーデター未遂事件が起こり、それから5日後の7月20日には3ヶ月の『非常事態宣言』が出されました。

そしてそれからおよそ10日後の7月29日早朝から、日本から一緒に来た猫のミイの具合が突然悪くなりました。

その症状が、2014年の8月に旅立ったチイととても良く似ていて、『ミイの命を失うこと』が頭をよぎりました。
獣医に連れて行くべきだったのかもしれませんが、これまでここで獣医にかかった経験から、どうしてもその治療内容を信頼することができず、チイから学んだこと、ホメオパシーやホリスティック・ケアから学んだことを生かし、家で出来る限りの治療をすることにしました。

これについては後日書きますが、自己責任ながらも功を奏して、ちょうど3日を過ぎた頃から食欲が戻り、現在はいつも通りのミイに戻っています。


本当に色々とあった7月でした。
でもテロがあっても、非常事態宣言下にあっても、一番の心配ごとは10年以上ともに生きた猫のことでした。

このとき心から思ったことは、家族や大切な人たちが、『今』というときに、健康でそして幸せであってくれることが何よりも私にとって尊いことだということ。

5月に旅したベルリン、プラハ。
6月の夏至に旅したギリシャ。
7月のトルコのこと、などなど。
共有したい情報も色々とあるので、これから少しずつ振り返りながら書いて行こうと思います。

尚、現在トルコは非常事態宣言下にありますが、概して日常生活には特に危険や不便を感じることもなく、私はこれまで通り普通に暮らしています。
My life in Istanbul is to be continued...!


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