2016年9月23日金曜日

Greece/Transportation, Hotels -- ギリシャ・利用した交通機関とホテル

前回のつづきになりますが、
ギリシャもポイントさえ押さえれば、
公共交通機関での移動はそれほど難しくありません。

デルフィ。
ホテルの部屋からの景色。

昨年秋には
メテオラまで地下鉄と電車を乗り継いで行きましたが、
こちらも簡単です。

ギリシャというと、
『遺跡』や『美しい島』のイメージが強いですが、
自然も豊かで、食べ物も美味しく、
そして陽気で親切な人が多いように感じます。

2010年からの経済危機でちょっと元気のないギリシャですが、
他のヨーロッパ諸国に比べ、物価も安く、安全で、
観光にはオススメです。

参考までに、今回利用した交通機関とホテルを紹介します。

【交通手段】
 アテネーデルフィ(バス)
   KTEL:  http://ktelbus.com/?module=default&pages_id=1&lang=en

 アテネーパトモス島ーコス島(フェリー)
   Blue Star Ferry:  http://bluestarferries.gr/en/

 コス島ーボドルム(フェリー)
   Phoenix Marine (via Direct Ferries):  http://www.directferries.com/

【ホテル】
 デルフィ
     Acropole Delphi Hotel
       シャワールームは小さくて不便に感じるかもしれませんが、
   部屋はそこそこ広く、何より部屋からの眺めが素晴らしい!

 パトモス島
  Patmos Australis Hotel
      早朝にもかかわらず、港までの送迎をしてくれた上に、
  アーリーチェックインも無料で提供してくれました。
  もちろん朝ご飯も。
  近くに誰もいない静かなビーチがあります。

パトモス島のAustralis Hotel。
花木の手入れがとても行き届いています。

私はカラマル(イカ)が大好きで、
パトモス島では毎日、
カラマルのフライとグリークサラダを食べていました。
トルコのレストランにもカラマルはありますが、
ギリシャのそれはイカが小ぶりで
レストランによっては、丸ごと揚げてあります。
柔らかくって、ジューシーでとっても美味しい!

大好物のカラマル。
本当に、美味しいのっ!

そしてギリシャと言えばワインも外せません。
特に白ワイン。
中でもサントリーニ島のワインは美味しいそうです。
しかも安い!

ワインはもちろんスーパーでも買えますが、
オススメは量り売り!
スーパーのワインよりかなり安く(半額以下)、
普通に美味しいワインが買えます。
ペットボトルに入れてくれるので、
お土産にも良いかも♡


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2016年9月22日木曜日

The Route/Greece -- ギリシャの旅、そのルート

今日は秋分の日。

だから、というわけではないのですが、
季節の変わり目つながりで、
今回は今年の夏至のことを少し。

今年の夏至は、ギリシャへ行ってきました。

デルフィの考古博物館でまず目についたのが、
美少年アンティノウス(笑)

今回滞在したのは、
デルフィとパトモス島。


デルフィは、
ギリシャ神話の全知全能の神ゼウスが
『世界のへそ』としたアポロン神殿があるところ。

そしてパトモス島は、
イエス・キリストの弟子のヨハネが、
イエスからの啓示を受けた洞窟があるところ。

詳しくはこれから紹介しますが、
まずは覚書も兼ねて、その時のルートを紹介します。

今回の旅は、
デルフィ1泊、パトモス島に3泊。

1日目はイスタンブールからアテネを経由しデルフィへ、
2日目はデルフィからアテネ(ピレウス)を経由してパトモス島へ、
そのまま3泊した後、
パトモス島ーコス島ーボドルムーイスタンブール
と、飛行機、バス、船を使って移動しました。

まずー
イスタンブールからアテネまで飛行機で飛んだ後、
そのまま空港からデルフィ行きの長距離バス乗り場まで行きました。

アテネからデルフィに向かうバスの中から。
デルフィはパルナッソス山の向こう。

長距離バス乗り場までは空港から直通のバスが出ていますが、
この二つのバスは隣接しているわけではないので、
バス停を降りたら2、3分、歩かなくてはなりません。

道順は簡単。
目印などは忘れましたが、
バスを降りたら降りた道路を背に右にすぐ角があるのでそこを左手に曲がり、
そのまままっすぐ行くと目の前にバス乗り場が見えて来ます。

バス乗り場、待合所を抜けて、チケットオフィスはその奥。
そこで窓口ごとに行き先が書いてありますので、
そこで片道もしくは往復のチケットを買います。
(チケットは往復で買うことをオススメします)



バスは定刻に出発しますので、
出発の10分ほど前には、
自分が乗るバス乗り場に行っていた方が良いでしょう。

デルフィまではバスでおよそ4時間。
途中1度、15分ほどの休憩がありますが、
それまではノンストップなので、
トイレは済ませ、
車内での食べ物や飲み物などは乗る前に買っておきましょう。

デルフィでバスを降りた場所がアテネへの帰りのバスの乗り場でもあります。
始発ではないためバスは定刻に来ることはありませんが、
それでも出発前には必ずバス乗り場に来ていましょう。

休憩所は帰りも行きと同じで止まるのは一度。

私はこの後フェリーでパトモス島に向かいますが、
その前にちゃんと食事をしておきたかったので、
ピレウス港行きの電車の乗り入れもあるMonastilakiへ地下鉄で行くことに。

何せ観光地。
バスターミナルまで行かなくても、
電車を利用したい人たちのために
バスは途中便の良い地下鉄の駅のすぐそばで止まってくれますので、
乗車後に行き先を聞かれた際に、
どこで降りたいか言っておきましょう。

アクロポリス近くのレストランでで食事をしてのんびりした後は、
船の出るピレウス港へ。

ピレウス港に着いて分かったのですが、
私の乗る船は、駅に一番近い乗船口から一番遠く、
徒歩で30分は歩かなくてはなりませんでした。
港内を回るバスもあるようなのですが、
私が歩いている間に、
バスが私を追い越すことはありませんでした。

私がギリシャを旅した時は、
連日35度超えの猛暑日。
ピレウス港でひたすら歩いているときの気温は37度!

Blue Star Ferryでいざパトモス島へ!

2度ほど途中休憩して、やっと船乗り場へ到着。
船はすでに停泊していたので、すぐに船内へ。
船内はエアコンがきいていて、涼しい〜!

アテネからピレウスまでは船でおよそ8時間。
船内のカフェテリアに座って夜を明かそうかとも思ったのですが、
何せ初めてのフェリーの旅。
やはり横になった方がよいかと思い、
4人部屋を予約しましたが、
この日その部屋に来たのは私の他に1人でした。

個室はこんな感じ。
同室者はギリシャ語しか話さないおばちゃんでした。

パトモス島着は午前3時20分でしたが、
30分ほど前に船のクルーが起こしに来ますので、
到着時間までに荷物をまとめて船の出口へ。

午前3時過ぎと夜中?早朝着でしたが、
ホテルの人が向かえに来てくれ、
そのままホテルにチェックイン。
無料でお部屋を使わせていただき、朝食もいただきました。
なんて、親切!

そして帰りですが、朝6時にパトモス港を出発。
船は途中レロス島に停泊し、3時間でギリシャのコス島へ到着。
ここからトルコのボドルムへ船で向かうのですが、
予約した船の時間まで6時間以上あるので、
周辺を散策することにしました。

ちなみに。
荷物はボドルム行きの船が出発する
フェリー乗り場の横のカフェで預かってくれます。
確か3ユーロだったような記憶が、、、
間違っていたら、すみません。

町中に普通に遺跡。
入場は無料。

散策、、、と言っても、この日もとても暑く気温は35度以上。
2時間ほど歩いて、
その後はカフェで本を読んだりして、のんびり過ごしました。

ブーゲンビリアがきれい。
でもとにかく暑くて、長時間歩けませんでした。

ボドルム行きの船は16時半出発。
コス島を出発しボドルムに行く場合、
『出国』扱いになるので、
ボドルム行きの船乗り場にはパスポートコントロールがあります。

ただしそこも出発の1時間ほど前にならないと開きませんので、
早く行っても中に入ることは出来ません。
パスポートコントロールを過ぎると、小さな免税店があります。
私はそこでギリシャビールを買いました。
1カートン4ユーロと安い!

コス島からボドルムまでは1時間。
そこでもやはり入国審査があります。

この後空港へ向かうのですが、
ボドルムの船着場からは空港行きのバスは出ていませんので、
そこからタクシーで10分ほどのところにあるオトガルまでタクシーで行き、
オトガルからは空港行きのシャトルバスを利用しました。
Havasというバスの他にも、
飛行機の発着に合わせたサービスバスがあります。
料金はどれも10リラ。

ボドルムはヨーロッパ人にも人気の観光地なので、
ボドルム空港は地方の空港ながらも、かなり設備の整った空港でした。

その後、飛行機で一路イスタンブールへ!

朝6時にパトモス島を出発し、
家に着いたのは日付がそろそろ変わろうとしたころ。
暑くて、長い長い一日でした。


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2016年9月21日水曜日

Living in an Old Apartment -- 古い家に住むということ

ポタッ、ポタッ。

犠牲祭が始まる少し前から
バスルームに入るたびにどこからか聞こえて来る、
水の滴る音。

シャワーかな?、と思い、
蛇口のレバーをもう一度下げるも、

ポタッ、ポタッ。

内心、
『何せ古い(アパート)からなぁ』と自分に言い聞かせたものの、
その数日後、
シャワーブースの外側で、
首筋に水滴が落ちるのを感じました。

いや〜な予感がして天井を見上げると、
その数日前から聞こえていた
『ポタッ、ポタッ』は蛇口からではなく、
天井からの水滴の音でした。

これを見たときは、
がっかりとやっぱりが混じった気持ち+ため息。

そしてその翌日、
その水滴はシャワーブースだけでなく、
他の箇所からも、、、!

ああ、多分上の階からだ、、、
と思い管理人に電話するも、
上階のお宅は休暇中でここしばらく不在。
しかも戻るのは1ヶ月後とのこと。

ことが発覚したのは、
運悪く犠牲祭のお休みのまっただ中。
職人さんももちろんお休みで、
修理に来てもらえず、、、
もう毎日、毎日、ただただうらめしく、
天井から滴る水滴を指をくわえて眺めるばかり、、、

その間水滴は天井裏でどんどん広がり、
それはバスルームの隣のもう一つのトイレや廊下にまで及びました。

はぁーーー。

そして待ちに待った犠牲祭開け。
管理人が職人さんを連れて我が家を見に来てくれました。
結局は最上階のお宅のパイプに問題があったらしいとのこと。
それから修理するというので、
「修理したら必ず知らせて!」というリクエストをしたはずなんですが、
お知らせは来ず、
気がついた頃には
天井からの水滴は
収まっていました。

けれど!

バスルームの天井は水のシミやら、
漆喰もあちこち浮いて、
ぼろぼろ落ちてきます。
おまけに電気もショートしたのか点きません。

管理人に電話すると、
直しに行く!と行ってくれたものの、
来たのが昨晩の23時近く。

電気のコードは乾いているから大丈夫だろう、(ホントかいな?)
ということで
新しい電球を着けると、
電気が点いた!

まあそこまでは良かったんですが、
じゃあ、と帰ろうとする管理人に、
天井はどうするの?
カビも出てきているから全部剥がしてもらいたいんだけど、と訴えると、
それは天井が乾いてからだから、1ヶ月後くりかなと言ったかと思うと、
おもむろに剥がれかけている漆喰を手でバリバリ剥がして、
下にどんどん落とし始めました、、、!

あーあ。
足の踏み場もないほど。

上の色の濃い部分は水がしみた部分。

ええー、ちょ、ちょっと待って、今もう夜中だしー、
という声も届かず、
管理人はバスルームと廊下の漆喰を手でバリバリバリバリ。

こうしておけば、
突然頭の上に落ちて来ないだろう、
じゃあ!と言って(得意気に?)帰って行きました。

あはは、そうですね、
あはは、コライ・ゲルスィン(お疲れさま)と笑いながら送り出すも、
唖然。
もうちょっとやり方とかあるよね、しかも夜中だし、、、と思いつつも、
まあこれもトルコ。

仕方ない、夜中だけど掃除しよ、と、
夜中に掃除機をかけ、拭き掃除をする始末。

まあ築30年以上の代物ですから、仕方ないんですけどね。

今回は、
2014年2月に書いた投稿の続編みたいですが、
もうこれ以上何も起こらないことを願うばかりです。


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2016年9月19日月曜日

Ready to Autumn Solstice -- 秋分の日を前に

何が原因かよくわからず、
ここ1週間ほど体調を崩していました。

玄米スープ。
詳しくは後半に書きました。

でもそれは『病い』のようには感じられず、
終わった今振り返ると、
身体の大掃除だったのかも。

今年の夏は暑かったこともあって、
とにかくビールをよく飲み、
コーヒーもアイスにしてよく飲み、
きゅうりやトマト、
ナスやスイカもよく食べました。

飲むものも食べるものも、
身体を冷やすものばかり。

汗も沢山かきましたが、
もともと冷えやすい体質の私は
夏もピークを過ぎた頃から、
身体の芯が冷えていたのかもしれません。

冷えれば代謝も落ちて、
内臓の働きも悪くなります。

そうやって体内にたまりにたまった水分や老廃物を
何らかの形で、この時期に出す必要があったのでしょう。

今回私の身体に出てきた症状は、
下痢。
しかもお水のような。

『病い』のようでなかったと思ったのは、
お腹が痛くなったり、
熱が出たり、
下しっぱなしで衰弱する、
ということはなく、
何となくトイレに行くと、、、下痢。

消化器系の不具合があるときにをまずすることは、
絶食。
24時間絶食して、
消化の良いものを食べていれば、
ほとんどの場合良くなる、、、はずが、
今回はそれが少しも良くならず、
結局1週間ほどその症状は続きました。

そして感情面でも結構揺さぶられて、
弱音を吐いたり、
感傷的になったりでしたが、
2日ほど前から
『何となく良くなってきた』感が湧いてきて、
お腹も空くようになったので、食事をつくりました。

作ったのは、玄米スープ。

作り方は、
1合の玄米を色がつくまで30分から40分炒り、
そこに7合のお水を加え1時間ほど煮ます。
それを布袋に入れ、しゃもじでしごくと、
のりのようなものが出てきます。
これが玄米スープ。

これに私は梅干しとお醤油を少したらしていただきます。

食事といってもこれだけなんですが、
これは胃腸の具合が悪いときや、
また赤ちゃんの離乳食にもいいでしょうね。

ちょっと手間はかかりますが。

それと今回は梅醤番茶を良く飲みました。

梅醤番茶とは、
梅干し1粒にお醤油を2、3滴たらし、
そこに熱い3年番茶をそそいでいただきます。
これ、身体がとっても温まり、
症状が軽ければ、
私の場合、これで良くなってしまいます。

今回の身体の大掃除で身体も軽くなり、
来る今年の節目の秋分の日は、
気持ち良く迎えられそうです。

季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、
玄米スープと梅醤番茶、
どうぞお試しくださいね。

ちなみに私は、
もちろん例外もありますが、
基本的に病院へは行かず、
市販の薬も飲まず、
食事療法とホメオパシーで治します。

これについては、また後日!


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2016年9月18日日曜日

Kurban Bayramı -- 犠牲祭

犠牲祭とはー

旧約聖書に出て来るアブラハムが、
次男のイサクを神への生け贄に捧げようとしたところ、
「お前の信仰心はよくわかった。代わりに羊を捧げなさい」
という神からのお告げがあったという話しが由来の、
イスラム教のお祝いの日。



イスタンブールに住むようになって、
4度目の犠牲祭。

これまでずっと目を背けてきましたが、
今年はお友だちの牧場の犠牲祭に招かれたこともあり、
羊を捧げ、捌くところに立ち会わせていただきました。

私たちのために命を犠牲にしてくれる羊は、
生後8ヶ月。

ありがとうね。

捧げられる羊は雄だけ。

自分の運命がわかっているかのように、
羊は静かにその時を待ちます。

そしてその時が来ると地面に横たえられ、
お祈りが捧げられ、
羊の喉を切る人が羊に目隠しをし、
やわらかい羊の喉元にナイフを当て、
すっと喉を切りました。

首から血が飛び、
息をしている身体から
すーっと命が消えて行く瞬間。

それは想像していたより、
ずっとずっと静かで
厳かで
神聖な時間でした。

私はというと、
ただひたすら、涙、涙、涙。

それは可哀想とか悲しいというのではなく、
命の重さに心が揺さぶられたというか。

数時間前まで生きていた大切な命を
ありがたく、おいしくいただきました。

数年前に、
ちはるの森というブログを読んで、
『命をいただくこと』を改めて考えさせられました。

ちはるさんは2011年の東日本大震災の後、
「自分の暮らしは自分で作る」ために
最初は鶏などを解体する屠殺の勉強から始め、
その後、猟師免許を取得。
それからは自分がいただくお肉となる動物を、
野山で必要な分だけ獲り、また自分で育てているそうです。

まさに自給自足。

羊たちが育つ環境。
羊や放牧されてのびのび育ちます。

私も畑を手伝うようになって常々感じているのですが、
自分で食べるものを自分で作るということは、
とても大切なこと。

お肉もお野菜もお店でみると単なる『食べ物』なんですが、
本当に食べたいものを作る作り手になってみると、
そこには本当に沢山の労力と努力と時間と愛がこめられている、
ということがわかります。

そのようにして育てた命は、
本当にありがたいもの。
そう思うと、感謝して残さずいただくことが
とても自然なことなのです。

しかし残念なことに、
普段スーパーに並んでいるお肉や卵のほとんどは大量生産されていて、
お肉となる動物たちや卵を産んでくれる鶏のほとんどは、
とても残酷な方法で扱われています。

もちろんそこにはその動物の命に対する
『尊厳』や『感謝』というものなどは、ほとんど存在しないでしょう。
それだから、大量に消費し、大量に破棄できるのではないかと思うのです。
大量生産する側からしたら、動物は命というよりはお金を産む商品なのでしょう。

命がこのように扱われることは、
本当に残念で悲しいことです。

いたるところに鶏やらアヒルやら。
場所によっては羊や山羊、牛も放牧されています。

犠牲祭も色々ですが、
今回立ち会わせていただいた友だちのお宅では、
本当の犠牲祭を経験できました。

貴重な機会を与えてくださり、
ありがとうございました♡


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2016年9月12日月曜日

Miechan -- ミイちゃんがたいへんだった!

ちょっと前のことになりますが、
日本から来た猫、ミイちゃんが、
大変でした。

何が大変だったかというと、
原因不明の病い。

嘔吐、下痢、食欲不振。
ご飯も食べず、お水も飲みません。
吐く、下す、ご飯や水で水分補給できなくなったため、
脱水症状も。

友だちからいただいた、セドナの水晶をそばに。

最初に疑ったのは、感染症。

感染源は恐らく
小さくても、
外で生まれ育ち、
うちに入れた時点でも
ノミも寄生虫もいたので、
そう考えるのは至極当然のこと。

また遊び盛りの月の相手は、
10歳を優に超えた2匹にはとてもキツいこと。

人間で言ったら、
活発な7、8歳のお転婆さんが、
「おじいちゃん、(本気で)サッカーしようよ!」
と一日に何度もせがむのと同じ。

ちゃー坊はびびりん坊なので、
最初からめっちゃ威嚇して猫パンチで抵抗していましたが、
優しい性格のミイはそんなこともできず、
月が眠くなって寄って来るときには、
グルーミングすることもしばしば。

まだまだお母さんが恋しい月。
眠たいときは天使みたいに可愛いんですけどねぇ。

グルーミングで口からウィルスや寄生虫が入り、
ストレスがそれらが原因となる症状の引き金となったのでしょう。

食べられず、
嘔吐と下痢でどんどん軽くなっていくミイをみて、
その姿が2年前に亡くなったチイと重なりました。

獣医での治療によって症状は一時的に改善するも、
結局良くなることはなかったチイ。
そんな経験もあって、
獣医には連れて行かず、
うちでホメオパシーの治療をすることに。

アーセニカムというヒ素のレメディを水に溶かし、
数時間ごとにリピートすると、
段々と症状が治まり、
水を与えても吐いたりすることもなくなったところで、
脂のほとんどない鶏の胸肉から取ったスープを与えました。

実は、今回具合が悪くなったとき、
感染症の他に『腎不全』も疑いました。

というのも、ここ半年ほど、
水を飲む量や排尿の回数や量が異常に多い。
多飲多尿は、腎臓病の症状の一つなのです。

猫はもともと沙漠に棲んでいた動物で、
ドライフードを与えていない限り
水を多く飲む必要はありません。

それも気になっていたので、
症状が少し上向きになった時点で、
以前何かで読んだことのあった
腎不全に効果のあると言われているSerum Anguillaeという、
うなぎの血中に含まれる溶血性毒素から作られたレメディを与えてみました。

これが見事にミイの状態を改善してくれ、
具合が悪くなってから3日後には
キッチンまでご飯をねだりに来るようになりました。

病み上がり直後、しかも夜なので
ちょっと『うらめしや〜』的ではありますが、、、(笑)

今回の原因が、
ウィルスや細菌によるものだったのか、
腎不全によるものだったのか、
正直分かりません。

本来ならば、
獣医で検査をしてもらい、
それに見合った治療をするのが理想なのでしょうが、
私がこれまでトルコでかかった獣医は
だれも頼りなくて。

年老いた猫に、
余計な負担をかけ検査をすることが、
果たして良いことなのだろうか。
そう思って、今回自分の責任で、
家で治療することにしました。

ちなみにその後のミイは
あれほど目立った多飲多尿の症状もなく、
良く食べ、良く眠るせいか、
ふっくらしてきました。

2枚目の画像のつづき。
何かあった場合を想定してか、すぐに猫キックできる状態(笑)

現在14歳。
まだまだ、元気で長生きしてね!


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2016年9月2日金曜日

Seed -- 種を守る

最近は、野菜&食べものの話題ばかりですが、
今日も野菜の話題です。

春に蒔いたカボチャ。
すくすく、すくすくと育ち、
実も沢山沢山つけてくれ、
まもなく収穫!と畑でギリギリまで育ってもらい、
収穫のタイミングを待っていたんですが、、、

少し小ぶりだけど、色といい、形といい、重さもずっしりで
収穫をとっても楽しみにしていました。

あああああーーー(涙)

結構沢山食べたのね、、、

一体誰が?と思っていたんですが、
恐らくこの方が食べたかと。

リクガメには『歯』がありません。
歯のように思われているものはクチバシなんだそうです。

食べられているのは日本の『東京かぼちゃ』のみ。
『バターナッツ』という種類も育てているのですが、
こちらは齧った形跡はあっても、
食べていません。

日本のカボチャは皮が柔らかいから、
というのもあるんでしょうが、
『東京かぼちゃ』しか食べられていないということは、
亀さんにとっても、
このカボチャは美味しかったんでしょう。

これまで見た限りでは、
5個は食べられています。
しかも先週、
『これは来週収穫しよう!』と思っていた、
とっても良い出来のカボチャ。
一昨日行ったら、かなりがっつりと食べられていました。

正直泣きそうでしたが、
より柔らかくて甘い中心部向かって一生懸命齧った跡を見ていたら、
それが何となく♡にも見えて。
ま、目の前に美味しいものがあったら、
そりゃ食べたいよね、ということで、
齧ったところは取り除いて、
種は保存し、
実は蒸して美味しくいただきました。

ほくほくしていて、甘みがあって、まるで栗のよう。

齧られたカボチャはそこからどんどん傷んでいくはずなんですが、
持ち帰った『味見されたちゃったカボチャ』のいくつかは、
傷むことなく、自力で傷を修復していました。

齧られたところは密のようなものが出て、それが傷口を覆っているよう。
左が修復中、右は修復完了?
腐る様子がないので、もう少し様子をみることに。

これまで何度も見てきたカボチャのイボみたいなものは、
多分同じようにカボチャが自分で傷を直した跡なのかと想像すると、
種を守ろうとするその本能が、
とっても愛おしくて、めちゃくちゃ感動!(しかも泣いた!)

植物もですが、私たち人間を含む動物は、
環境の変化や病気など、様々な困難を経験し、
それらを克服しながら、次の生へと命を繋げているということ。
このカボチャを見て、
それを改めて教えられました。

今まで自分の大好きランキングナンバーワンだったカボチャが、
ますます大好きになりました。


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