2014年8月31日日曜日

Language -- その国の言葉で話す

今回パリに来て、実感したこと。
それは、その国の言葉でコミュニケーションすることが、いかに大切かということ。

私の滞在中、ほぼ毎日素晴らしいお天気。
この日は湿度も低く風も吹いて、
外を歩くのにとても気持ちのよい一日でした。

前回パリに来た際に、思っていたより英語が通じるので今回もすっかりそれに甘えてしまいましたが、滞在2日目あたりから、フランス語を話そうとしない自分に違和感を感じるようになりました。

ルーブルからセーヌ川を渡り、
セーヌ川沿いにノートラダム寺院まで歩くのが好き。

これじゃ楽しくない、と思い、泊まっているホテルの近所のパン屋さんで、フランス語でパンを注文するのに四苦八苦していると、私、少しなら英語が分かるのよ、と言いながら、店員さんがパンやお菓子の名前を教えてくれました。
また近所の雑貨屋のおじさんや、ホテルのフロントの人も、挨拶と、はい、いいえ、それに数字(しかも1から5までしか言えない)だけでも、すごく嬉しそうに私のしょうもないフランス語を聞いてくれ、そんなとき、相手の国や文化により親近感を感じるようになります。

そう、これが私の求めている旅の楽しみ!

私のラッキーナンバー17。

言葉はその国の人たちを知るための基本中の基本。
次はいつパリに来るか分かりませんが、これからフランス語を少しずつ勉強していくつもりです。
目標は食事のオーダーをフランス語で出来るようになること!

真ん中に立っている男性は、お箸をかんざしのように使っていました。

次にパリに来るときに、どれくらい自分のフランス語が通じるか、とても楽しみ。


2014年8月30日土曜日

Istanbul, London, Paris -- イスタンブール、ロンドン、パリ

何だか、検索ワードみたいなタイトルですが、、、


3週間ほど前、親しい友だちがロンドンに来ると聞いて、「会いたいなぁ」と、また思い立ってロンドンへ行って来ました。
そして友だちが日本に帰国すると同時に、私はそのままユーロスターでパリへ。
今はパリにいます。

パリにはつい3週間ほど前に来たばかりなので、前回歩いた町並みも記憶に新しく、昨日は到着早々、知人に会った後、3時間も何の目的もなく、パリの町をブラブラしました。
道に迷いながらパリの面白さ、楽しさを更に満喫しています。


イスタンブールから、ロンドン、パリへと移動してきて実感しているのは、概して人は南に行けば行くほど、緩くなるということ。

きちんと整理整頓された感の強いロンドン。
ルールはあるものの、適度に緩いパリ。
そして混沌とした町、イスタンブール。


今回もパリを沢山歩いてきます!

2014年8月25日月曜日

決して飽きることのないウイグル料理

先日、ほぼノマド化している友だちがまた旅に出るというので、ウイグル人の友だちを誘って、久しぶりにウイグル料理を食べに行って来ました。

この日はいつも行っているレストラン、Huzurではなく、別のレストランへ。
まだオープンして間もないのか、お客さんがウイグル人ばかりだからか、このお店にはメニューがありません。
なので、料理のチョイスは、ウイグル人の友だちに全部おまかせしました。

普段は余りお肉を食べない私も、ウイグルレストランへ行くときは別。
ウイグル料理は羊肉が中心のものが多い。

注文してもらった、マントゥ、コムルチョップ、ラグ麺を食べていると、見たことのない不思議な食べ物がテーブルに。
「これ、何ですか?」とウイグル人の友だちに聞くと、自分は大好きだけど、多分私やその友だちは無理、と。

コムルチョップ。
チョップは、ウイグル語では『麺』。
ここのコムルチョップは辛すぎず。
やっぱり外せないラグ麺。
赤いけど辛くありません。本当に美味しい!

半分ノマドの友だちは、「ふーん」と言ってパクリ。
彼の顔をじーっと観察するも、『美味しい!』という表情は見られず出た言葉が、"It's OK"。
私も白い部分を恐る恐る食べてみると、歯ごたえはういろうのような、、、味はあるような、ないような、、、
大丈夫そう、と思って次は結構大きめのを食べてみたら、うわー、生臭いではありませんか!
半分涙目になって、この料理の正体を聞くと、『臓物』。

もしこれに胃が加わったら、、、
私はテーブルから逃げていたかもしれません(笑)
ちなみにウイグル人でも、これが苦手と言う人も多いそうです。

この料理は、『オプケイスィップ』といって、白い部分は肺、ソーセージみたいなものは腸にご飯を詰めたもの。
この日はありませんでしたが、これに胃も加わることが多いそうです。
オプケイスィップはとても手間のかかる料理なので、家庭では滅多に食べられない料理だとか。
周りを見渡すと、ウイグル人の男性はこれが好きな人が多いようで、みんな美味しそうに食べてました。

私はこのオプケイスィップは、正直苦手。
でもそれ以外は、どれもとっても美味しくいただきました!
ラグ麺はとてもコシがあって、ソースもスパイスのバランスが絶妙。
しかも嬉しいことに、これだけ食べて38TL(約1900円)。安いです!
近かったら、毎日でも通いたいくらい。

ちなみに、昨日はもうすぐトルコを離れる友だちとHuzurへ行って来ました。
その際、思わぬサプライズが!

私たちのすぐ側に座ったウイグル人の家族とその親戚らしき人たちが、大きなメロンを持ち込んで、食事が出てくるまで、みんなで食べていました。
私の席から、丁度メロンを切っているお父さんらしき人がよく見えたので、『大きなメロンだなぁ』と内心思いながら切っている様子を見ていたら、「食べるか?」と。
思わず、「いただきます!」と言ったら、二切れ切り分けてくれました。
まあ、その大きいこと!

見たことのないほど巨大なメロン。
ネットで検索したら、「恐竜のたまごみたいなメロン」と出て来た。
ぴったりの表現。

このメロンはトルコのものではなく、恐らくウイグルかその近辺で採れたものだろうと、一緒にお昼を食べた友だちが言っていました。
ウイグルは非常に乾燥した地域なので、果物が美味しいのでも有名。
このメロンも甘さがしつこすぎず、これまで食べたどんなメロンよりも美味しかったです。

お父さん、ウイグルのご家族のみなさん、ごちそうさまでした!

※今回行ったお店の名前、メモし忘れました。
最寄りの駅はトラムヴァイのHaseki駅。Yusufpasa寄りの出口のすぐそばにあるモスクの隣です。

2014年8月23日土曜日

パリで美味しかったもの

パリには美味しいものが沢山ある!と聞いていたんですが、なにせ今回の旅行は無計画な上に時間が足りず。
それでも食いしん坊な私は、時間と胃袋が許す限り、食べました!

まずはここ。

中は満員、外もクレープを待っている人でいっぱい。

左は私が注文したクレープ、右は甘いデザートクレープ。
クレープの生地自体には味がないので、塩味も甘いのもいけます。

2日目にパリの町を案内してもらったときに、ランチにオススメの場所を3軒教えてもらった中の一つ。
週末ということもあってか、中はかなり混み合っていたので、私はここでソーセージとチーズ、それにルッコラの入ったクレープをテイクアウトして、近くの公園でいただきました。
久しぶりの豚肉。
超、美味しかった!(お腹が空き過ぎて、写真、撮り忘れました)

公園を少しブラブラした後、サンジェルマン通りにある、かつて著名人が行きつけにしていたカフェ、Cafe de Floreへ。

イタリアンエスプレッソも美味しかったけど、フレンチエスプレッソも美味しい。
でもイタリアもフランスも、砂糖を入れる人が多いのには驚き。

そしてその日の夕方、泊まったホステルで知り合ったRちゃんとサクレ・クール寺院に行った時に食べました、エスカルゴ!
美味しかったけど、フランス料理はやっぱりソースなんだなぁと実感。

巻貝を食べ慣れている日本人には、抵抗のない一品。
バジルソースがとにかく美味しい!

この日はこのときしっかり食事をしたにもかかわらず、サクレ・クール寺院を見た後、ムール貝を食べよう!ということになって、Rちゃんとレストランをはしごしてしまいました。
写真は撮ったには撮ったのですが、暗くて良く分からない代物に。
味付けは恐らく、ニンニク、塩、バター、白ワイン。それを蒸したもので、ビールともワインともとっても合います。

そして最終日。

全部美味しかったけど、完食できず。
でも豚肉は全部食べた。
この他に、バケットとデザート付きで20ユーロ。
パリはやっぱり物価が高い。

朝早くにホテルを出てサント・シャペルとルーブル美術館を見学した後、小雨の降るパリの町を少し歩き、ホテルに戻る途中にブランチを。
また、豚肉満載です!

写真はありませんが、その他にも、バケット、クロワッサン、マカロンも食べました。
いつか本場のバケットを食べたい、と思って期待して食べたところ、期待を裏切らない美味しさ!
1本は無理だろうなぁ〜と思い半分にしてもらいましたが、次回は1本いただきます!
それくらい美味しかった。

でもスミマセン、ブランチをいただいたカフェも、バケットを買ったベーカリーも、名前、忘れました。

最後は、おまけ!

普段飛行機に乗るときは、アルコールを飲まない私。
でも今回は別!

ソーセージとプレッツェル。
ドイツだなぁ〜

パリじゃないんですが、トランジットで寄ったミュンヘン空港で。
普段ほとんどお肉は食べないんですが、豚肉だけは別物。
やっぱり豚肉は一番美味しいなぁ。
もちろん、本場のドイツビールも美味しかったです!

クレープのお店:
L'avant-comptoir
  9 Carrefour de l'Odeon metro-Odeon (St.German Blvd.からJardin du Luxembourgに向かう途中にあります)

カフェ:
Cafe de Flore
  172 Boulvard Saint-German 75006 Paris
  URL: http://www.cafedeflore.fr/

2014年8月22日金曜日

ありがとう、チイ。

8月21日の明け方、昨年日本から一緒に引っ越して来た三毛猫のチイが息を引き取りました。

2003年6月。
当時住んでいた神奈川県の海辺の町で出会いました。

2003年6月に拾ったときには既に大人だったので正確な年齢は分かりませんが、恐らく14、15歳。
拾ってからずっと、全く病気もせず、よく食べ、問題行動もなかったのですが、イスタンブールに引っ越して来た直後の昨年8月より、原因不明の下痢が始まり、みるみる痩せていきました。

こちらでも獣医に連れて行ったのですが、チイが過呼吸になるほど強いストレスがかかったため、何があっても家で看る覚悟で、それ以来獣医には連れて行きませんでした。
今年の冬以降、何度か「もうダメかも、、、」と思うこともありましたが、その都度持ち直してくれていました。

グリーンの瞳は、光の角度によってはブルーになったり。
とても美しい子でした。

けれど今回パリから帰ってから、元気や食欲があっても、何かが違う。
恐らく、目が違っていたのだと思います。
何だか魂が抜け出始めているような、生きている肉体はここにあっても、生気が感じられないというか、不思議な感覚を感じていました。
考えてみると、その頃から旅立ちの準備をしていたのかもしれません。

病気もせず、問題も起こさず、母性がとても強い子で、
仔猫の面倒をよく見てくれていました。

様子が一変したのは一昨日、8月19日。
朝まで勢い良く食べていたのに、夕方から急に食べることに興味を示さなくなり、ただでも痩せた身体がさらに痩せ、見るのが辛いほどでした。
そしてその翌日に食べた茹でた鶏肉が最後の食事となりました。

その後、水は飲むものの、一切食べず、暗くて涼しいところを求め、そこで時折身体の向きを変えて横になったままでした。
私も今朝は午前3時まで起きていましたが、その直後、少し横になった1時間の間にチイは静かに旅立って行きました。

こんなに性格の良い子には二度と会えないと思う

友だちから、イスタンブールのTuzla(トゥズラ)という町に動物を埋葬してくれるところがあると聞いていたので、今日のお昼に出掛けて埋葬してもらいました。
チイを埋めた場所は小さな木の根元。
抜け殻になったチイの身体がこの木の栄養となって、この木が吐き出した酸素で私たちが生きることができるんだなぁ、、、と命の循環を思いながらお別れしました。

土に還ったチイ。
またいつか!

共に暮らした時間は11年余り。
手のかからない、本当に良い子でした。

善く生きたね。
ありがとう、チイ。
ずっとずっと大好きだし、ずっとずっと忘れない。

Tuzla Hayvanlari Mezarlığı
Aydınlı, Tuzla, Istanbul
0216 586 55 20

2014年8月19日火曜日

Louvre Museum -- ルーブル美術館

パリに行くと決めたとき、したいことはただ一つ。
それは、ルーブル美術館にあるダ・ヴィンチの二つの作品を見ること!

この日は朝から生憎の雨。
でも美しい町はどんな天気でも絵になる。

朝早い上に天気も悪いせいか、人もまばら。

今年の冬は精神的に落ち込むことがあって、そんなときふと立ち寄った本屋さんで見つけたダ・ヴィンチの作品集。
その中の二作品が私の気持ちを温めてくれました。
その時から、いつかきっと実物を見に行こう!と決めていましたが、まさかこんなにも早く実現できるなんて!

一つはこれ、『洗礼者聖ヨハネ』。

何度も何度も見た、『洗礼者ヨハネ』。
モデルはダ・ヴィンチの弟子、サライという青年らしい。

男性だけど、中性的で優しい微笑みに一目惚れ。
下の作品もヨハネで肉体美もなかなかなんですが、私は上のヨハネの方が好き。


そしてもう一つが、『聖アンナと聖母子』。

アンナの膝の上に乗るマリア。
ダ・ヴィンチの絵をみて気がついたのは、足の指の長さ。

本当はこの作品のスケッチ画を見たかったのだけど、それは常設されておらず、特別展示会のみでしか展示されないとのこと。
それでも本物を見れて大満足。

これで終わり、、、でも良かったんですが、前日パリを一緒に歩いてくれた知人から、「モナリザの混雑っぷりも体験して!」と言われ、モナリザのある部屋へ。

遠くって、ディテールを観察できないのが本当に残念。

朝早かったこともあって、残念ながらオススメの『混雑っぷり』は体験できませんでしたが、でもモナリザ、遠すぎるーー!
しかもガラスで保護されているので、質感がよく分からなくって、もう残念すぎる。

外を見ると雨がかなり降っているようだったので、さらに館内をブラブラ、いえ、見学。
絵画はダ・ヴィンチの他は、このラファエロが描いたミカエル像がすごく気に入りました。

サタンを倒す大天使ミカエル。
このサタンは堕天使?
ミカエルと堕天使ルシファーは兄弟らしい。

サモトラケのニケやミロのヴィーナスも見ましたよ〜
でもフランス7月革命を主題とした『民衆を導く自由の女神』は洗礼者ヨハネに満足しすぎて、ルーブルを出てから、見忘れたことに気がつきました、、、

ニケを撮るみなさんを撮る私。
ミロのヴィーナスと記念撮影する人の多いこと。

彫刻の中で気に入ったのが、下の二つ。
照れ笑いしているようなライオンと、アヒルのクビを絞める?子どもの天使。

見ているだけでこっちも笑いたくなる(笑)

見ているだけで苦しくなる(笑)

美術館の屋根の上のこの像もとても印象的。

足下にライオン、頭上にワシ。
どこからでもかかってらっしゃい!と、怖いものなし。


最後にアドバイスを。
ルーブルは朝からとても混雑します。
チケットを買うために混雑状況によっては何時間も待たなくてはいけないこともあるようです。
もし美術館や博物館を数カ所見る方は、ミュージアムパスの購入を、また空港のツーリストインフォメーションデスクでも個別美術館のチケット販売を取り扱っていますので、そちらで事前にチケットを購入することをお勧めします。
これらがあると、チケットを購入する必要がないため、チケット購入の長い列に並ぶことなく中に入れます。
私はルーブルのみの入場券を事前に買っていたため、当日はほとんど待たずに入場できました。
通常料金より1.5ユーロほど割高ですが、チケット購入のため長時間待つことを考えたら、大した金額ではありません。

パリ・ミュージアムパス ウェブサイト

2014年8月18日月曜日

Let's get lost in Paris! -- パリの歩き方

「パリに来たら、道に迷わなくっちゃ!」

これはパリの知人にアドバイスされた、パリの町の歩き方。
ガイドブックはおろか、ネットでもパリのことを全く調べずパリに行った私にとって、唯一頼りになるのは、空港のツーリストインフォメーションでもらった地図のみ。
その地図に知人がオススメの歩き方を書き足してくれました。

パリのマレ地区にはオシャレなお店やギャラリーがいっぱい!
歩いているだけで楽しい!

地元の人からオススメの歩き方を教えてもらっただけでもラッキーなのに、さらに別の知人が次の約束の時間までと言いつつ、一緒にパリの町を歩いてくれたのはさらにラッキー!
地図にない横道にそれながら、いく先々の地区の特徴や建物のこと、オススメのレストランのオススメの料理や、美味しいアイスクリーム屋さんなど、地元の人の目線で歩くパリは、想像していたより何倍も楽しかった!

ここのカフェは翌日一人で行こうとしたけど、
本当に道に迷ってたどり着けず。次回のお楽しみ!

私は長年、パリにもフランス人にも変な思い込みがあって、フランスを敬遠していたのですが、今回の旅行でそんな偏見は見事に吹き飛びました。
その人が、「所詮僕たちはラテン系だから」と言っていましたが、正ににその通り!
私が今回接したフランス人は、誰もが適度に緩くてとても親切でした。

私がドアが好きだと何故知っているの?
と聞きたいくらい、ドアを沢山紹介してくれました(笑)

木のドアはとても落ち着く。

フランスだから?、やっぱり洗練されてる。

そしてこれまた絶対に話してくれないと思っていた英語も、意外や意外、みんな話してくれました。
フランス語は、こんにちは、さようなら、ありがとう、はい、いいえ、くらいしか知らない〜と言うと、それだけでも十分、話そうとする姿勢が通じれば大丈夫!と言われ、せめてそれだけでも、と話すようにしていました。

こっちこっち!と誘われてついていくと、
可愛らしい中庭が!
パリの町中なのに鳥がさえずり、とても静か。

こっちへ行ってみよう、と地図からそれる。
思いがけない発見の連続。楽しい!

真ん中の木と石を使った家がパリの伝統的家屋なんだそう。

観光名所には観光名所の良さがありますが、パリの裏通りに迷いながら人々の生活を垣間見ることには、また特別な楽しさがあります。
歩くのに疲れたら一休みできるカフェは町のいたるところにあるし、お腹が空いたら、サンドイッチやクレープを買って、公園で食べるのもオススメ。
もちろん、パリの人たちのようにバケットを頬張りながら歩くのも良いかも。
本場の焼きたてのフランスパンは、期待を裏切らない美味しさです!

沢山歩いたので、お腹もペコペコ。
ベンチでクレープを食べていると、鳩が寄って来たり、
目の前の木をリスが駆け上がったり。
すごく平和な時間。

次回パリを訪れるときは、もうちょっとフランス語を話せるようになって、もっともっともっと道に迷ってパリを楽しむつもり!

2014年8月17日日曜日

Slipping into the Past -- 時代が交錯する町

今年のイスタンブールは本当に暑い!

昨年7月にイスタンブールに引っ越して来た際、何度か熱波が来て暑い日が1、2週間続いたことがありましたが、今年は「暑い〜!」と友だちと言い合う日が1ヶ月以上は続いています。
その上、時折激しい雷雨に見舞われ、そのせいか湿度がとても高く、日本の夏を思い出すほど。
9月は例年なら、雨も降らず、暑くもなく寒くもなく、1年のうちで一番良い季節だと言われていますが、今年はどうなるでしょうか。

そんな中、先日ロンドンからイスタンブールに遊びに来てくれた日本人の方と、スルタンアフメットを歩いて来ました。
まず向かったのは、アヤソフィア博物館。

内部拝廊から。
様々が融合している場所。

午前中はものすごい行列だと聞いていたので、少し時間をずらしたところ、30分も並ばずに中に入ることができました。

『天国と地獄の門』と呼ばれる大理石の扉。
ビザンチン時代、一般人はこの扉の向こうには入れなかったとか。

アヤソフィアの建設が最初に開始されたのが、今からおよそ1500年前。
ここには、沢山の歴史的、宗教的、そして建築物としての背景があるため、訪れる人の興味の対象によって、見方は様々でしょう。
私はかつてここに居た人たちが、どういう暮らしをし、毎日どんな風景を見ていたのか、そんなことを想像しながらここで過ごす時間がとても好きです。
ローマカトリック教会の時代には、お隣のブルーモスクもトプカプ宮殿もなかったので、ここで暮らしていた宣教師たちは、今と変わらず、青い海と大空を飛ぶカモメを目にしていたのでしょうか。




アヤソフィア博物館の後は、すぐ近くにある考古学博物館へ!

タイムスリップしたかのように、そこここに遺物がゴロゴロ。

この博物館は、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の展示物でも有名だそうですが、ローマ・ビザンチン時代の遺物も多く、歴史、遺跡好きな方にはたまらない場所だと思います。
先週行ったパリのルーブル美術館で見たのと同じような展示物が沢山あるのですが、何せ、掘れば何かしら出て来てしまう国、トルコ。
そのせいか、展示物が多すぎて屋内で管理できないのか、野ざらしになっているものも多い、、、


で、ここもやっぱり猫が多い!
屋外に展示(放置?)された遺物の中の猫は絵になります。

どこに猫がいるか分かりますか?

母と子。
仔猫はお腹がいっぱいの模様。

自宅のあるアジアサイドに戻るフェリーに乗るためガラタ橋を歩いているとき、今夜は夜空が明るいなぁと思い空を見上げると、そこには欠けているにもかかわらず、とても大きく明るい月が。

ガラタ橋からアジアサイドを望む。

イスタンブールでは時々、自分は一体いつの時代にいるのか、分からなくなることがあります。
混沌とした町、イスタンブールは、タイムスリップを体験できる場所かもしれません。