2017年1月24日火曜日

The Day of Hifumi -- ひふみの日に

1月23日。

昨日は久しぶりに島に行ってきました。

遠くに見えるのがアジア大陸。

大勢の人が住む町に暮らしていると、
耳に入ってくる音の多いこと。

車の音や、生活音などもですが、
人と関わることが多ければ多いほど、
そこから入ってくる情報も多く、

「もう、おなかいっぱい!」

となることもしばしば。

トルコは
国の締め付けが日毎に強くなっているように感じられ、
特に昨年7月のクーデターからしばらくは、
国の将来に絶望的な人も多く、
ピリピリした空気でいっぱいでした。

それは今でもあまり変わっていませんが、
冬にアメリカに旅して感じたことは、
どこの国でも似たような問題を抱えている、ということ。

小さいけれど、
ここにもビザンチン時代の名残があります。

恐らくその根源には、
国に対する依存というか、
期待というか、
そんなものがあるのではないでしょうか。

ここ最近の世界の在り方を見ていると、
そろそろ本当の意味の
『自立』が問われる時代になってきているのではないか、
そんな風に感じています。

ただ、自立といっても、

ひとりで何でも

というのはやっぱり無理があるし、
『人』という漢字が現しているように、
人はお互いを支え合い、
得意なことをわかち合いながら生きていくことが
幸せに生きていく一つの方法ではないか、と思うのです。

観光客が少ないので、自由に野山を走り回る馬たち。
でも彼らの多くは純粋な馬ではなく、ロバと掛け合わせたラバ。

私はここで『外国人』だからかもしれませんが、
何があっても日々の生活は変わりません。

自分を取り巻く環境が変わっても、
自分がどうありたいか、
どう生きたいか、
それを実行することで、
環境に左右されにくい生き方が実現するのではないかと、
ここで出逢った人たち、
経験した多くのことから、
教えてもらっています。

そんな気持ちで島に向かったこともあってか、
馬たちに迎えられ、
空には小型の鷹が飛び、
海には沢山のイルカが泳ぎ、
七色の光を放つ太陽を眺め、
温かく穏やかな一日を過ごしました。

小さいけれど3羽の鷹。

こちらは更に分かりづらいけれど、2頭のイルカ。
この群れには恐らく10頭以上いたようです。

思い悩むよりは
まず行動。

もうすぐ立春。
自然界では多くの命が芽吹く時期です。
忙しい時間から少し距離をおいて、
自然の中に身を置き、
その有り難い息吹を感じることも
大切だと思います。


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2017年1月13日金曜日

お知らせ

昨日お知らせしたオリーブオイルの販売について
お陰様で限定数に達し完売しました。

予約購入してくださった皆さま、
ありがとうございました。

また完売したため
お譲りできなかった皆さま、
ごめんなさい。

もしまた何かの方法でお分けできる方法があったらお知らせしますので、
興味のある方はコメントか、
以下のメールアドレスにご連絡ください。

*連絡先メールアドレス*
charmiesistanbul☆gmail.com
(☆を@に変えてくださいね〜)

ありがとうございます☆

2017年1月12日木曜日

Olive Oil -- オリーブオイル

《オリーブオイル販売のお知らせ!》

トルコに来て大好きになったものの一つ、
それはオリーブオイル。

オリーブオイルの生産をお手伝いさせていただいた、
Tayeçeのエキストラバージンオリーブオイル。

日本に
トルコの美味しいオリーブオイルを紹介したく、
ずーっとずっと信頼できるホンモノを探してきました。

2015年の秋には
エドレミット地方にある
信頼できると思ったある方のオリーブ畑で、
実際にオリーブを摘み、
オイルを搾るところまで立ち合わせてもらったのですが、
その後いただいたオイルの味が、
「あれ?」と今ひとつ、、、
恐らく、オリーブオイルの管理の仕方に問題があり、
味が変わってしまったのかもしれません。

その後も、
自分が実際に製造の場に関わることができ、
こちらの希望を聞いてくれる可能性のある、
小規模、もしくは家業の生産者を中心に探していたのですが、
昨年の秋に素晴らしいご縁に恵まれました。

そして昨年の10月終わりに丸2日間、
ご縁のあったオリーブ農園で朝から夕方までいっしょにオリーブを摘み、
摘み終わったオリーブを工場に運び、
2日目の作業を終えイスタンブールに戻る直前に、
前日に運び込んだオリーブから搾取されたオリーブオイルを
テイスティングさせていただきました。

摘んでから24時間以内に搾取されたオリーブオイル。
風味高く、辛みも苦みもちょうど良く落ち着いています。

このオリーブオイルの酸度は0.6%。
オリーブの香りはもちろんのこと、
ポリフェノールの含有量を関係している
苦みや辛みも程よくあります。
(ただし、完熟したオリーブの実からオイルを搾取しているため、
苦みや辛みなどは、段々と落ち着いて行きます。)

このオリーブオイルに使われたオリーブの実は、
100%、機械を使わず、人の手で集められたもの。
これが本当に大変な作業だということが、
今回実際に関わってみて良く分かりました。

『手摘み』と表示されているものもありますが、
もしオリーブの実を100%手で摘んだとしたら、
相当の人数が必要となり、
そのためオリーブオイルの価格も相当高価なものとなってしまいます。

手作業で集めたオリーブ。
この作業が本当に大変。

日本では『エキストラバージンオリーブオイル』の定義に関する規制がないようで、
本物でないものもそのように表示されているようです。

私が今回ここでご紹介するのは、
本物のエキストラバージンオリーブオイルです。
サイズは750mlのワンサイズのみ。
(ワインボトルと同じ大きさです)

またオリーブの木から摘む前に
地面に落ちてしまった実から作った石けんもお分けできます。

オリーブオイル、石けんともに数に限りがありますので、
使ってみたいと思われる方は
是非お早めにご連絡くださいませ〜。

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charmiesistanbul☆gmail.com
(☆を@に変えてくださいね〜)


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2017年1月10日火曜日

Snow -- 雪

『週末は雪になるらしい。』

その予報が大当たりで、
イスタンブールは雪国に変身。

雪が舞う中、木にはワライバト。
野生の動物は強い。

止んだかと思うと、
またすぐに雪がちらつき始め、
今このブログを書いている
週末が明けた月曜日の夜も、
雪はしんしんと降り続いています。

金曜日の夜から降り始めたこの雪。

うちの辺りでもこの3日間で
50センチ以上は積もった模様。

交通網も大混乱で、
飛行機も、
イスタンブールの主要な足であるフェリーも、
ほとんどが欠航。

つららも長さを更新中。

私は温かい部屋の中で、
初めて冬を迎えた我が家の一番末っ子のつーといっしょに、
時折風で舞う粉雪を、きれいだねー、と眺めていますが、
停電とか、断水とか、
突然起きやしないかと、
ちょっと心配だったりします。

街灯に停まったカモメとカラスに興味津々のつー。

というのも、
年末、私がイスタブールを離れている間に、
あったんですね、
断水も、停電も。

トルコも色々と便利になったらなったで、
電気や水の供給が間に合わないようで、
「これからも計画停電や計画断水は必要だ」と。

夏ならまだしも、
冬の停電は命取り。

というのも、
トルコの家のほとんどは
カロリフェルという温水で部屋を暖めるシステムがあるんですが、
停電になると
お湯を沸かすボイラーは停止してしまうのです。

吹雪の中、空には月がうっすら。
幻想的。

経済の成長とともに
電気の消費量も上がるというのは当然のことですが、
市民の生活も考えて、
せめて日中の短時間にするとか、
寒い日はしないとか、
考慮してほしいものです。


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2017年1月5日木曜日

Tax Free in the US -- アメリカの免税システム

1年ほど前に、
日本で「免税で買い物をする」ことについて書きました。

基本的に
自分が居住していない国での買い物は、
店舗や金額にもよりますが、
それを自分が居住している国で使うという条件で、
消費税が還元されます。

簡単に説明すると、
化粧品や食料品など、
買った国で使ったり食べたりせずに、
自分が住んでいる国に持って帰って使う、
という理由であれば、
消費税分を払い戻してくれます。

ヨーロッパでもそれは同様でしたが、
店舗ごとに消費税を還元する日本と違い、
商品を買ったお店が発行する書類やレシートを
全部まとめて空港にある『免税カウンター』に持って行き、
そこで還元してもらう、という方法でした。

ただEU圏内の複数の国で買い物をした場合は、
それぞれの国で手続きをするのではなく、
最後の空港でまとめて手続きをするそうです。
(私はベルリンで買った靴の税金を
プラハで還元してもらいました)

で、このシステム、
てっきりアメリカにもあるかと思いきや、
アメリカは税金のシステムが州ごと、
そして郡ごとに異っているため、
このシステムを導入している州は限られているとのことでした。

今回訪れたカリフォルニア州には
残念ながらそのシステムがありませんでした。

しかもカリフォルニア州は
平均すると8.48%と、
アメリカで10番目に税金が高い!

その一方で、
今回長く滞在したオレゴンは
州全土において税率は0(ゼロ)!

これって、
同じものを買う場合、
8.48%、つまり100ドルならおよそ8.5ドル
価格が変わってくるということです。

ホストファミリーが住む地域には
小洒落たお店も日本食材店もないのですが、
オレゴンの州都であるポートランドは
写真で見る限りとてもいい感じの街。

日本人も大勢住んでいるようで、
ダウンタウンから30分ほどのところに、
シアトルに本社があるUwajimayaという
日本食のスーパーマーケットもあるようです。

その上ポートランドは、
アメリカで住みたい街No.1に選ばれるほど、
自然が豊かで
街の大きさもちょうどよく、
公共の交通機関も発達しているようです。

しかも、これ、、、!

ポートランドの象徴、マウント・フッド
日本人や日系人はこの山を『オレゴン富士』と呼ぶそうな。
(写真はWikipediaより)

この写真を見た瞬間、
富士山!と思ったほど。

ポートランド、いい!

次回オレゴンに行く際には、
サンフランシスコを経由せずに、
ポートランドを経由して
自然豊かなオレゴンを
もっと満喫してみたいと思います。

ご参考までに。
日本人が良く旅行で行かれると思う州の税率は
以下の通りです。

カリフォルニア州 8.48%
ニューヨーク州  8.49%
マサチューセッツ州 6.25%
イリノイ州 8.64%
ネヴァダ州 7.98%
ハワイ州 4.35%
※デラウェア州、モンタナ州、ニューハンプシャー州、オレゴン州は0%

オレゴン州ポートランドの情報は
こちらからどうぞ!
Travel Portland


今回はトルコ情報ではないですが(笑)
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2017年1月4日水曜日

55.000km+α -- 55,000キロ余り

55,000キロ余り。

Oregon Coast
波の音で眠りにつき、波の音で目が覚める毎日。

これは、昨年一年で旅したおおよその距離。
昨年一年も本当に良く旅をしました。

トルコに住んでヨーロッパが近くなったということもあって、
昨年もヨーロッパを中心に旅をしましたが、
2016年の最後はアメリカへ行ってきました。

アメリカのオレゴンには
学生時代からお世話になっているホストファミリーがいます。

家の庭にやってくるアメリカアカシカ。
ほぼ毎日、やって来てくれました。

前回訪れたのは
今から3年前の2013年の冬。
その頃はまだトルコに引っ越したばかりで
精神的に落ち着かず、
また滞在期間も短かったため
消化不良な旅だったように記憶していますが、
今回はひとりのんびりと
私と家族とだけの時間を満喫してきました。

ホストファミリーの家は
オレゴンコーストの高台にあるため、
リビングからは
太平洋が見渡せます。

そんな環境の中、
朝は東から明ける空を眺めることから一日が始まり、
私の滞在中
毎朝のようになってくるアメリカアカシカを
息をひそめながら観察し、
日中は森や海辺を散歩し、
時折お母さんの通うウォータービクスに一緒に通い、
夕方は太平洋に沈む夕陽を、
そして夜には満天の夜空を眺めながら、
毎日を過ごしました。

お天気にも恵まれ、森もよく歩きました。

今回は家から少し離れたところにある滝にも行ってきました。

今回は更に幸運なことに、
ある朝には朝焼けに浮かぶ虹を、
そしてこの時期アラスカとメキシコを往復する
クジラまでも見ることができました。

空にやってきたマッコウクジラ(笑)
笑っていて、大きな口からは光をはいています。


自然とそして、
いつどんなときでも
温かく迎えてくれるホストファミリーの愛情の中で過ごした時間は、
今の私にはとても大切な時間でした。

別れ際、
またいつでも来たいときにいらっしゃい、
と言ってくれたお母さん。
自分が生まれ育った国の他にも
そうやって迎えてくれる家族がいるということは、
とても幸せで
有り難いことです。

私のまえにもあとにも誰もいない
夕暮れ時の冬の海。

日本からいっしょにやって来た猫たちも老いてきて、
彼らと一緒に過ごす時間も大切にしたいので
少しペースダウンするかもしれませんが、
今年も事情が許す限り旅をして、
まだ知らない世界を
そして人たちとその生活を
見て行きたいと思っています。


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2017年1月1日日曜日

Happy 2017 -- 明けましておめでとうございます

2017年。
新年、明けましておめでとうございます。


昨年一年も多くの出逢いに恵まれ、
沢山のことを経験させていただきました。

いつも私をサポートしてくれている友だちや家族、
お世話になった皆さま、
本当にありがとうございました。

そして
私のここでの経験を綴った
このブログを読んでくださっている皆さま、
そしてコメントをくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

今年は新年早々、
イスタンブールではとても痛ましい事件が起きました。
今日は元旦というおめでたい日なので、
このことについては後日書きますが、
おめでとうー!と言った数時間後のこういったニュースは、
ホント、気が滅入ります。

とは言え、
私の生活はこれまでと変わりなく、
今年もイスタンブールで続いていくと思います。

不安や心配が多くなりがちなときだからこそ、
希望を強く持ち、
心の平安を保つよう、
心がけたいと思います。

皆さんにとっても、
私にとっても
よい一年でありますように。

今年もどうぞよろしくお願いします。


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