2015年12月31日木曜日

The Year of 2015 -- 2015年という年

2015年も間もなく終わろうとしています。

先週のイスタンブール。

今年は新年が明けたと同時に、私の住むアパートの下でいきなり車が炎上するという衝撃的な事故からスタートしましたが、それが今年起きたことの前触れだったかのように、今年はトルコでも、そして私が大好きなパリでも、衝撃的な事件が多く起きた一年でした。

そして今年一年も本当によく旅をしました。
今年初めて訪れた国は4カ国。
オーロラと白夜を体験したフィンランド。
子どものころから知っていた、エルサレムのあるイスラエル。
美しい湖と鍾乳洞に圧倒されたスロヴェニア。
そして今年話題の多かったギリシャ。

仲良しの海岸の子。
カモメも?かな。

行く先々で、その土地を歩き、現地の人と話すことで、それまで自分の中で感じていた『国境』が取り払われ、『異国』を『異国』と感じなくなりました。
便利な世の中になった今、遠く離れた土地のことも『情報』として簡単に入ってくるようになりましたが、与えられた情報が、そこで起きている『現実』と、必ずしも一致するとは限りません。

またそれが事実であったとしても、物ごとには様々な側面があり、そこに在る人の事情もそれぞれです。
何が良いとか悪いとか、私たちが普段の生活で判断している基準でさえ、国によって、人々によって変わってきます。
私たち人間もそろそろがんじがらめな思考を解放し、ニュートラルな目線で物ごとを見れるように進化する必要があるのかもしれません。

12月30日のイスタンブール。
午後から雪が強くなりました。
White New Yearになりそう。

大晦日の今夜は、大好きな友だちと集まり、みんなで過ごす予定です。
日本から見ると色々とあるトルコですが、それでも私は幸せです。

最後になりましたが、今年一年もブログを読んでくださり、ありがとうございました。
みなさんもどうぞ、良い年末年始をお過ごしください。


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2015年12月26日土曜日

Thinking of Paris -- パリを想う

2015年11月13日。
この日は私にとって今年一番悲しい日となりました。



この日パリで起きたテロ事件。

2013年夏にイスタンブールに引っ越した直後から、それまで順調に思えていた人生がうまく回らなくならなくなり、2014年の春はどん底の状態にありました。
その直後の2014年夏、とあるご縁でパリを訪れ、それまで全く興味がなかったパリが一度で大好きな町になり、去年の今頃は真剣にパリに移り住むことまで考えていました。


でもその後、パリに行かずに今もイスタンブールにいるのは、自分の人生を良くするのも悪くするのもそれは『自分次第』ということが分かったから。
もしくは、どんな状況であっても生きて行く術を、自分なりに会得したのかもしれません。


それでも、何があっても、どんなときでも、パリは今でも大好きな町。


人々が民族や宗教の壁を越え、お互いを尊重し、より理解し合えるような世の中になりますように。


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2015年12月24日木曜日

Online Shopping -- トルコでオンラインショッピング

最近私がトルコで覚えたことの一つに、オンラインショッピングがあります。

今更、、、なんですが、でももっと失礼なことにトルコにもオンラインショッピングがあると知ったのがほんの数ヶ月前。
トルコ人に言ったら、めっちゃ怒られそうなので言ってませんが。

で、何を頼んだかというと、キャットフード。

ご存知の方も多いと思いますが、トルコには『定価』、つまり『標準小売価格』というものがないようで、お店は仕入れた商品を自分たちの売りたい値段で売るようなのです。
なので、同じ商品でも場所によっては値段が倍だったり、なんてこともあります。

私はいつも家の近所のペットショップで猫たちのフードを買っていたんですが、つい半年前まで65リラで売っていたドライフードが、この間行ったら90リラに値上がっていました。
旅行で来ているときは余り意識していませんでしたが、イスタンブールの物価は年々上がっています。
新興国なので仕方がないのですが、それでも65リラが90リラって、およそ40%増し!
これはひど過ぎる。

けれどネットで価格を調べてみると、確かにその値段、、、
ついでにいつも買っているウェットフードをチェックしてみると、近所で売っている価格より一つあたり2割も安い!
ってことで、ネットで早速注文してみました!

注文した翌日の便で配送するとあったけど、まさかね、そんなに早く来るはずがないと思ったら、注文した翌々日に来ました!
しかも、朝の8時半に!

でも荷物を見ていると、注文した量に対して箱が小さい。
配達のお兄さんに、「もっと沢山入っているはずなんだけど、、、」というと、「一度で全部送って来ないんだよ。残りは明日来るよ」と。
ふーん、明日ね、、、と思いつつ荷物を受け取ってネットで注文した商品をチェックすると、注文した商品は在庫が足りなくて、残りは入荷次第、となっていました。

明日とか、ホント適当だ。
と思いつつも、宅配のお兄さんが発送元の事情を知る由もありません。
こういうことにはもうすっかり慣れてしまって、というより、『明日』は『とても近い将来』くらいに考えるのがここでは普通です。

そして残りはお兄さんが言った『明日』から3日後に無事到着。
しかもまた朝の8時半。
でもね、、、

一つだけ違うパッケージが、、、

注文したのはキャットフードなのに、何故か一つドッグフードが混じっていました。
パッケージが似てるからね、、、

交換してもらう?ことも一瞬考えましたが、これ一つを交換してもらうのに、どれだけの労力と時間を費やすか。
それを考えたらばかばかしいので、これはご近所さんか、公園でいつも私の後をついてくるワンコに上げることにします。


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2015年12月23日水曜日

Winter Solstice, 2015 -- 2015年の冬至

昨日は冬至。
一年で一番夜が長い日。

太陽の真下の海がオレンジに染まっている。
それほど太陽の光が強い一日でした。

冬至の昨日は、島に行こうと決めていた。

海岸に打ち上げられたヒトデ。
この後、海に返しました。

そのヒトデを追いかけて海に向かったワンコ。
ヒトデは諦め何やら咥えて戻って来ました。
咥えていたものは、フリスビーかと思いきや、クラゲ!


穏やかな一日。
太陽の光を浴びながら、静かな島で過ごした2015年の冬至の日。


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2015年12月22日火曜日

At Meteora, Greece -- ギリシャ、メテオラで。

ギリシャ、メテオラに一泊した翌朝。

巨岩と月

陽が昇る少し前に、外に出た。
私が泊まった村は東側を巨岩に遮られて、陽が昇る方向が行けども行けども太陽が見えそうな場所に行きつかない。
それでも出来るだけ高いところを目指して行った。

村はとても静かで、聞こえるのは大地を踏みしめる私の足音だけ。
途中、人の気配のない場所に行き着き、ドキドキしたけれど、そのまま進む。

人の気配のない中へ行くには、ちょっと勇気がいる。
ドキドキ、ドキドキ、、、

進んだ先には小さな教会。
その教会から空を見上げたとき、村の麓にある大きな教会の鐘が鳴った。

日の出を告げる鐘の音。

不思議なもので、日の出の直前、鳥はさえずることを、空を飛ぶことも止める。
日の出の瞬間、私がそうしたように、どの命もその神聖なときに集中しているかのように感じた。

同じ空でも寝転がって見る空には、違うストーリーが見える。

途中見つけた巨岩の一つに寝転んで見た。
鳥が空を飛んでいるのが見えた。
大勢で群れている鳥とは別に、独り気ままに上昇気流に乗り、ソアリングを楽しんでいるかのような鳥もいた。
私みたい。

空の色がどんどん変わり、雲が流れて行く。
当たり前のことだけど、空は大きい。
私たちが住んでいる地球よりも、ずっとずっと大きい。
寝転んで空を見ると、空がいかに大きいかということを更に実感できる。


今、自分の目の前にある全ては『今』にしか存在しない。
私たちは『今』の連続を生きている。
そしてその『今』は美しいもので溢れている。

日の出から数十分、やっと太陽の光が届く。
おはようございます。

そんなことを思った、メテオラでの朝。


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2015年12月21日月曜日

Bir Pazar Günü -- ある日曜日

朝、早起きして海岸沿いを歩く。

朝、シミット売りのおじさんが前を行く。

ジョギングやウォーキングをする人たち、犬の散歩をする人たち。
ベンチにはコーヒーを片手に新聞を読んでいる人もいる。

私のように、朝の空気を吸うために来ている人もいる。
目的もなく、海を眺めながら、空を見上げながら、時折寄って来る猫や犬を撫でながら歩く。

海岸に行くと、必ず会う子。
めっちゃ甘えん坊。
後ろのカモメはご飯が欲しい様子。

遠くのベンチに腰掛けている年配の男性の姿が目に入った。
いつも年老いたハスキーを2頭連れている人だ。
でも今日は1頭しか犬を連れていない。

1ヶ月ほど前、うちの近くでばったり行き会った。
ご近所さんだった。
そのときも犬を1頭しか連れていなくって、もう1頭の様子を訪ねると「具合が悪いんだ。もう歳だからね。」と言っていた。
まだ具合が悪いのかな、それとも、、、
通り過ぎるときに聞いてみようかと思ったけれど、他の人と話していたので「Günaydın(おはようございます)」と挨拶だけして通り過ぎた。

動物好きには動物が寄って行く。
、、、ってこの写真を撮っている私の後ろにもいました、犬が(笑)

午後、友だちとオープンカフェへ出かけた。
寒いと思って着込んで出かけたけれど、太陽のお陰でそれほど寒さを感じなかった。

2015年ももうすぐ終わるね、と言う私に友だちは、「今年は長かった。今年は色々なことがあったからね」と言った。
そう、今年のトルコは本当に色々なことがあった。
日本に一時帰国した際も、何度友だちから「大丈夫なの?」と言われたことか。

日だまりのなか、何を想う。

無責任に『大丈夫』とは言えないけれど、私の生活はここに来た当初とほとんど変わっていない。
2年前も、去年も、同じ友だちとここでこうやってお茶をしていたように思う。
私たちを取り巻く環境が変わっても、いつものように同じことが出来るということは、幸せなことだとつくづく思う。

明日も良い一日でありますように。


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2015年12月20日日曜日

Greece Now -- ギリシャの今

少し前になりますが、久しぶりにイスタンブールへ来てくれた家族と一緒に、お隣の国、ギリシャへ行ってきました。

ギリシャと言ったら、まずはアクロポリス。
周辺にも沢山遺跡があるので、
丸一日かけてゆっくり歩くのがオススメ。

今年は何かとあったトルコですが、ギリシャも大変な一年でした。

今回初めてギリシャに行ったので、経済危機が深刻化する前のギリシャがどうであったか比べることは出来ませんが、一観光客として見たギリシャは、治安も良く、食事も美味しく、見所も沢山な、とても観光しやすい国でした。


そしてゼウス神殿。
ここはめまいがするほど磁場がとても強い。

ただ、やはり経済危機の影響からか、町全体の活気は今ひとつ。
もちろんオフシーズンだったからかもしれません。
港町ピレウスでふらりと立ち寄ったジュースバーの男性から、「観光?よくない時期に来ちゃったね。今は最悪。景気も人々も。でももう少ししたらきっと良くなるよ。だからまたギリシャへ来てね!」と言われましたが、そう言う人の一方で、これからのギリシャに不安を抱く国民もいました。

アテネの中心部にあるシンタグマ広場。
キリスト教国である国々では一番賑やかな時期でもあるはずなのに、
ライトアップされたツリーも23時頃には消されていました。
今のギリシャの状況を強く感じる一場面でした。

ギリシャでは、今だに預金口座からの引出額が制限されており、その額一日あたり60ユーロ。
ひと月およそ1800ユーロ(日本円でおよそ24万円)あれば普通に暮らすことは出来ると思いますが、外食や娯楽はかなり制限されるでしょう。
国の財政が危機的状況にあるのだから仕方のないこと、、、なのかもしれませんが、我慢を強いられる国民にも限界があります。

そして、難民問題。

難民と言うとシリア難民だけかと思うかもしれませんが、ギリシャにはシリアの他にも、イラク、アフガニスタン、パキスタン、モロッコなどからも多くの難民が海路を経て流入しています。

ギリシャに上陸した難民のほとんどは豊かなドイツやスウェーデンを目指しますが、そこに向かうために通過しなくてはならないブルガリアやマケドニアは12月現在、国境の開放を限定的にしています。

マケドニアはシリア、イラク、アフガニスタンに限り国境を開放しているため、それ以外の国からの難民および移住希望者は、ギリシャ国内で足止めされています。
ギリシャというと温暖なイメージがありますが、国境付近の地域ではこの時期最低気温が氷点下まで下がり、ボランティア団体が支援しているとは言え、国境で待機している難民は相当厳しい生活を強いられていると想像できます。
私が滞在している最中には、国境を超えられないことに絶望したモロッコ人の青年が感電自殺を図り亡くなるという事件まで起きています。

アクロポリスの麓から。
向こうに見える小高い丘は、リカヴィトスの丘。

私がアテネを歩いていたときも、どこかの大使館か領事館の前で、大勢のパキスタン人が抗議をしている場面に出くわしました。
通りの反対側にいたのではっきりとは分かりませんでしたが、沢山の紙がはさまったパスポートらしきものを振りかざしながら何かを大声で叫んでいたことから、難民申請が進まないことに苛立ち抗議していたのかもしれません。

そばでその様子を見ていたギリシャ人に「シリア人の難民はいないの?」と聞くと、「別の地域にいるよ。多過ぎるくらいだ」と顔をしかめてそう言いました。
これまでの国の在り方に対するツケを払わざるを得ないことは当然で、その為に生活にしわ寄せが来るのは仕方がないと思わざるを得ないでしょうが、失業率25%という自分たちの生活さえも大変な中、難民のことまでは余裕がない、というのは当然のことです。
難民を『国境』で食い止め、受け入れを審査できる国々はまだ良いですが、次々と押し寄せ、国境を超えられない行き場のない難民を一時的であっても受け入れなくてはいけないギリシャを、正直気の毒に思ったほどです。

ギリシャの猫は余りフレンドリーではありません。
EU諸国ではほとんど通りの猫を見かけませんが、ギリシャは別。

色々と課題の多いギリシャですが、幸いなことに観光客にはほとんど影響がないと言って良いと思いますので、私もまた是非ギリシャを旅してみたいと思います。

次回はバスかな?


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2015年12月19日土曜日

Shop Tax Free -- 免税で買い物をする

忘れないうちに覚え書きとして、日本での免税について。

Apple Store Ginzaでは中国人の爆買いに遭遇。
店員さんも『中国語しか聞こえないモード』になっていました(笑)
何でも、大型バスで乗り付けて買い物に来るとか。

今回一時帰国する際に、ちょっと高額な買い物をしたいのでそれについて調べていたところ、今さらなんですが、日本の非居住者である日本人は外国人観光客と同様に免税で買い物ができることが分かりました。

遅い〜

この『消費税の還付』については、海外で実際にやった友だちから聞いて知ってはいたんですが、『空港で自分でしなくてはいけない』と聞いて、何となく億劫でやらなかったんです。
でも日本の場合は、免税店になるための手続きが必要で、そのためか還付手続きは全て免税店側でやってくれる!
空港では買い物をした際にパスポートに貼られた免税の書類を提出するだけのようです。
私が今回利用したお店では、
  1.購入時にすでに免税
  2.購入時に消費税を納めるが、同日中に同じお店で消費税を還付してもらう(デパート)
の二通りでした。

また免税対象となる購入金額も決まっていて、一般商品は1万円以上、消耗品は5000円以上となっています。

こちらに詳しく書いてありますので、興味のある方は参考に!
Japan Tax Free Shop

ちなみに、パスポートがないと免税になりませんので、お買い物の際にはパスポートをお忘れなく!

その上、私が今回買い物をしたビックカメラでは、免税価格から更なる割引があることを教えてもらいました。
それが、これ!

これ、東京メトロの周遊券なんですが、これを提示すると購入金額より更に7%割引になるのです。
この周遊券は3タイプあり、1日有効のものが800円、2日有効1200円、3日有効1500円で、有効日は購入日からではなくて周遊券に記載してある有効期限内に使えばOK。
都内の地下鉄前線を網羅しているので、都内での移動が多い人はすぐに元が取れると思います。

詳しくはこちら!
ビックカメラ有楽町の1階でも購入できます。

最近は外国人観光客も増えてきたお陰で、免税店もどんどん増えているようです。
その数、およそ18800店舗。(2015年4月現在)
これは前年度比200%で、これから2020年のオリンピックに向けて、更に増えていくと思われます。

ちなみに。
今回買い物をしたビックカメラで聞いたんですが、現在日本で一番買い物をしてくれているであろう中国人観光客は、日本に着いた日、もしくは中国に帰る日のいずれかに買い物をするパターンだそうで、そのほとんどが月曜日と金曜日に集中しているそう。
中国人の団体客に遭遇しちゃうと、何かと時間がかかってしまうので、ささっと買い物したい方は、週の頭と終わりは外した方が良いかもしれません。


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2015年12月18日金曜日

Türk Televizyon Dizisi -- トルコのTVドラマ

今週から、再び週2回で再開したトルコ語のレッスン。

ここ1ヶ月、日本から戻ってからも買い物やご飯を食べに行く以外はほとんどトルコ語を話さなかったせいか、ヤバいくらいトルコ語が下手になってしまったワタシ。
「大丈夫!すぐに取り戻せるから!」と優しい私のトルコ人の友だちはそう言ってくれてなぐさめてくれていますが、より早いトルコ語の回復&これからのトルコ語の向上のために、トルコのTVドラマを観るように!と、トルコ語の先生から命じられました。

それが、こちら。
Aşk-ı Memnu (Forbidden Love〜禁じられた恋)

(写真はWikipediaから)

これを観て、聞き取れる部分の文章を書き出して、それについてレッスンで話す、というのが先生の主旨。
で、観てみたんですが、タイトルに"Aşk"(恋)が付くことから、絶対に恋愛ドラマ。
何を言っているか単語は聞き取れても意味はさっぱりなので、今のところ詳しい内容は分かりませんが、この人とあの人とその人が何やら関係している三角、四角関係的な複雑な恋愛ドラマなよう。

しかも、これはトルコのドラマでは普通のことらしいんですが、長い!
各回、1時間半あるのです。
しかも今の私のトルコ語のレベルでは、レッスンで話題にする『何か』のために、当然複数回観なくてはならず、、、
そうなると、1回1時間半は長過ぎるんですよね〜

とは言え、まだ第一回目しか観ていないので、今後私のトルコ語の理解度が上がって来て内容が分かって来るようになると、はまってしまうかも?!(笑)


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2015年12月17日木曜日

On the Train -- 電車で

7ヶ月ぶりの日本。

日本に向かう飛行機の中から。
今回はカタール航空を利用しました。

しかも秋。

今年は春にも仕事の関係で一時帰国させていただけた上に、桜がほぼ満開の隅田川を屋形船でクルーズ?しながら、美味しいお料理とお酒を楽しませていただきました。
そして再び、仕事ではありましたが、紅葉が美しい、しかも食欲の秋に再び一時帰国させていただけたこと、本当に感謝です。
ありがとうございます!

仕事、ということでほぼ全日程都内で働いていたのですが、そんな中で気がついたこと。

東京にいる日本人はロボットみたいな人が多い、、、

平日の朝、ピークを外して、それでも通勤時間帯の電車に乗って職場に通ったのですが、社内は人がいっぱいなのに、シーンとしていて、誰もがみなスマホ片手に同じ姿勢で座っていたり、立っていたり。

しかも、ある日、とある駅で70歳くらいの女性が乗って来たんですが、誰も席を譲らない。
しばらくして立っていた私の前の席が空いたので、その方に席を譲ろうとしたら、「どうぞ」、「いえすぐですから大丈夫です」といった押し問答をほんの数秒している間に、反対側からさっと別の男性がその席に座ってしまいました、、、

え?、と私。

40代後半くらいでしょうか。
まあ若くはないけれど、私が「どうぞ」と席を譲ろうとした方より若いのは確か。

私も、一緒にいた友だちも、また席を譲られようとした方も、「あら、、、」と3人で顔を見合わせたにもかかわらず、その男性は気付いてか気付かずか、しっかり座ったまま。

「すみません、この方に席を譲ってください」と喉元まで言葉が出かかりましたが、周囲の人の『見て見ぬ振り』的な空気に押され、結局言えず。

年配の方、ハンディのある方、妊婦さんや子ども連れの方に席を譲らない人が多いことは、イスタンブールに引っ越す前から違和感を抱いていましたが、これが当たり前のトルコに住むようになってから、私の違和感は更に増大!

席、譲りましょうよ〜

日本は安全だし、町はきれいだし、食べるものは美味しいけど、都市部では加速度的に、人と人との関わりが薄くなっているんじゃないでしょうか。
これは日本に限らず、世界中で共通している問題なのではと思いますが、どんなに生活が便利になっても、私たちが暮らす社会は、人があってこそのもの。

大都市イスタンブールも、人と人との関わりが以前に比べて薄くなったと言う人もいます。
しかしそうは言われていても、日本と比べたら、まだまだここは『人に関わること=社会』という概念がしっかりと残っているように感じます。

周囲にちょっとだけでも関心を寄せる。
そしてちょっとだけでも行動してみる。

美しい日本。
人の心もそうあってほしいと願います。


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2015年12月16日水曜日

More Than A Month! -- 1ヶ月以上も!

しばらくブログをお休みしていました。

この間、急遽日本に一時帰国したり、家族がイスタンブールに来て、家族といっしょにお隣のギリシャへ遊びに行ったり。
家族が日本に戻ってからは、11月からお休みしていたトルコ語のレッスンを再開したり、友だちとカフェで会ったり。

ふと気がついたら、ブログを1ヶ月以上も書いていない。

しかも、今年も残すところあと2週間ちょっと!

うわ〜っ!

今年のことは今年のうちに!ということで、この間感じたことなどもろもろ、書いて行きたいと思います。


上の写真はギリシャのメテオラ。
「すごいところに来ちゃったなぁ〜」と、口をポカーンと開けて見上げた巨岩、巨岩、巨岩!
今のギリシャの様子なども、感じたままを書いて行きますので、お楽しみに!


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2015年11月2日月曜日

2nd General Election -- 今年2度目の総選挙

昨日行われた今年2度目の総選挙。

結果は、6月の選挙で過半数割れして単独政権を逃した現政権のAKPが、過半数を回復して単独政権の座を再び獲得することが確実となりました。


イスタンブール在住の外国人女性のフォーラムでは、この結果に対して不安を抱く人も大勢いましたが、AKPは単独政権の座を回復したものの、憲法改正を単独で行うことのできる330議席の確保へは及ばなかったため、『エルドアン大統領の意のままに』、『今すぐ』この国を動かすことは出来ないのではと、個人的には思います。

ただし、これまでもそうでしたが、目標達成のためには何でもしそうな人物でもありそうなので、その危険性も視野に入れる必要はあるかもしれません。

多分それは大勢の国民の危惧するところかもしれません。
日本では考えられないかもしれませんが、トルコって民主主義だよね?と思うくらい、エルドアン大統領の『国の私物化』たるや、それはそれは酷いもの。
それを目の当たりにして、トルコ人といっしょにため息をついてはいますが、その反面、じゃあこの人に代わる人部はいるのか?という正直な疑問もあります。

じゃあ、どうしたら良いのか。

何ごともそうですが、それには近道はなく、これまでの取り組み方を見直し、改善・実践しながら、強い土台を作って行くことしか方法はないのではないかと思います。
もちろん、不正が堂々と横行している国では容易ではないでしょう。
それでも、根気よくそれを続け、人々に正しい教育を施し、育成して行くことは、この国の将来を考えたときに必要なことであり、それしか出来ないというのが現状ではないかと思います。

この辺りの問題については、トルコに限らず、日本も同じ。

次回の選挙は4年後。
昨晩外国人に対する風当たりが強くなるんじゃないかと不安を訴える外国人もいましたが、私はこの国が大好きなトルコの一住民として、引き続きこの国の今後に注目して行きたいと思います。

しかし昨晩見ていたテレビにこの日の投票率が出ていたけど、その時点でおよそ85%。
この投票率を『政治に対する関心の高さ』と言う人もいるけど、その国の在り方に国民が関心を持つのは至極普通なこと、ですよね。

11月2日のHurriyet紙によると、各党の獲得議席は以下のとおり。
 AKP(公正発展党) 316議席(49.41%)
 CHP(共和人民党) 134議席(25.38%)
 MHP(民族主義者行動党) 41議席(11.93%)
 HDP(国民民主主義党) 59議席(10.70%)


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