2017年12月16日土曜日

Ayva Zamanı -- カリンの季節

早いものでもう12月。

イスタンブールはここしばらく春のように暖かな日が続いています。
まだぎりぎり秋を感じはしますが、八百屋さんに並んでいる野菜や果物のラインアップを見ていると、間もなく寒くて冷たい冬がやって来るんだなぁ、と感じます。

そしてこの時期はカリンの季節。
カリンは日本でもこの時期あちこちで見かけますね。

カリンはのどの薬として有名で、中国では『杏一益、梨二益、花梨百益』と言われるほど、有益な果実のようです。
日本では普通、ハチミツ漬けやジャムにすると思いますが、トルコでは生で食べるんですよ、カリンを!

でも調べて見るとトルコで『カリン』と言われているものは、『マルメロ』(西洋カリン)という果実で、日本のカリンとは少し違うようです。
また日本のカリンは生食不可とありますが、これは『食べちゃダメ』な訳でなく、『食べても美味しくないよ』なのだと思います。
渋柿と同じですね、多分。

トルコのカリン?マルメロ?は、生食可とありますが、でも正直、酸っぱいしえぐいです。
ただ渋柿のように吐き出すほどではなく、酸っぱさとえぐさを感じつつも、食べられます。
私も出されれば食べますが、本音を言えば火を通した方が断然好き。

ちょうど風邪を引いて咳が長引いていたので、百益あるであろうカリンのスイーツを作ってみました。

材料: カリン2個
    レモン半分
    砂糖 適量(100gくらい?)

これがトルコで『カリン』と言われて売られているもの。
2個で150円くらい。


まずは洗って皮をむいて、中心のワタと種を取り出します。
カリン、固い、、、


取り出したワタと種は別にして、少量のお水で10分ほど煮ます。
ご存知の方も多いと思いますが、カリンの種にはとろみを出す成分があるそうです。
ただし、この種、生だと毒があるので要注意!(毒は加熱、アルコール漬け、砂糖漬けで分解されるそうです)


そしてこのとろみのついた液を濾して、先に皮をむいて切ったカリンに水と砂糖を加えて、煮ます。(火加減に気を付けて)


友だちから、「赤くなるまで煮るのよ!」って言われたんですが、一向に赤くならない、、、(下の写真の時点で30分強)
これ以上煮ると煮くずれてしまうので、1時間弱で火から下ろし、絞ったレモンジュースを加えました。


出来上がりー!
砂糖が少ないのとレモンが少し多かったのか酸っぱめですが、私はこれくらいが好きかな。


さて、カリンが赤くならなかった理由。
分かりません。
友だちによると、彼女がこれまで作ったこのスイーツ、赤くならなかったことはないそうで。
でも去年、階下の奥さんからいただいたカリンジャムも赤くなかったなぁ、、、

ちょこっとだけ調べてみたら、カリンに対して砂糖30%が一番赤くなったと書いてある記事がありました。
なのでもしかしたら砂糖の量と関係しているのかもしれません。

まあ、でもそもそもカリンが加熱すると何故赤くなるのか、ということ自体よく分かってはいないみたいなので、私が今回使ったカリンは『赤くならないカリン』だということにしておきましょう(笑)

美味しいので、また作ってみて、赤くなったらご紹介しまーす。

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2017年11月14日火曜日

Olive Oil 2017 -- オリーブオイル 2017年

秋!

ということでオリーブの収穫が始まり、今年も昨年に引き続き、収穫のお手伝いに行ってきました。


お手伝いは丸二日。
早朝、まだ暗いうちに起き、山間から太陽の光が差し込む頃から作業開始。
日中は暖かいものの、朝の気温は5度。
おまけに初日は風も強く、かじかむ手を温めながらの作業でした。

普段の運動不足から、久しぶりの肉体労働はキツかったですが、それでもオリーブの木々に囲まれながらの作業は楽しく、また自分が普段食べているオリーブオイルの収穫をお手伝いできることは、とても幸せなことです。

今回は一日の作業の様子を動画にまとめてみました。
是非、ご覧くださいませー


トルコで色々と体験させてもらっていますが、私的にはこのオリーブの収穫が一番楽しい!
今シーズンは出来たらまたお手伝いさせていただきたいなー


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2017年10月15日日曜日

人と人

一昨日、よく行くご近所のカフェにいたときのこと。

この日は町がピンクに染まる。
美しいイスタンブールの夕焼け。

外で何かが倒れる音がしたので見てみると、人の足と杖が見えました。
飲んでいたお茶を置いて外に出て見ると、近所に住むおじいさんが道ばたに倒れていました。
しかも、足が悪い人には不向きなサンダルで、上半身は下着、履いているズボンも脇が破れています。

私以外にも2人の女性がおじいさんに駆け寄り、起こそうとしましたが、おじいさん、「いい、いい、自分で起き上がれるから」の一点張り。
女性や外国人に助けられるのがイヤなのかもと思い、カフェのオーナー(男性)を呼ぶと、向かいのカフェからも男性が出て来て、おじいさんを抱き起こしました。

おじいさんは、向かいの通りにある『バッカル』という、日本で言うコンビニみたいな小さなお店に行きたかったようです。
お酒を買いに。

そのおじいさんはそのカフェの通りにあるアパートに住んでいて、ご近所の人と窓越しに話してる?揉めてる?のを夏に何度か見かけたことがあります。
暑い最中、ということもあって、上半身はいつも裸。
そしてとても痩せていて、肌の色も悪い。

カフェの人に聞くと、おじいさんは一人暮らし。
お金持ちなので、恐らく子どもたちはアメリカに住んでいるようだ、とのこと。
食べるものもきちんと食べず、昼間から酒浸りのようで、この日も抱き上げたカフェのオーナーによると「お酒臭かった」そう。

大都市イスタンブールといえども、ご近所付き合いが濃厚な私が住む地区でこのような孤独なお年寄りを見ることは珍しいことだと思いましたが、おじいさんを見ていてとても頑なな印象を強く受けたので、ご近所さんも段々と離れて行ってしまったのかもしれません。

寂しいなぁー

また、先週、連日朝早くーロッパ側に行く用事があり、プチ『電車通勤』を体験したのですが、そのときに気がついたのが、席を譲らない人の多いこと!
これまでいたるところで年長者に席を譲ったり、荷物を持ったりするのを手伝うのを見るたびに、その光景がとてもあったかくて、「トルコ人っていいなー」って思っていたのに、それがめっちゃ少ない!

以前日本に旅行に来たトルコ人が、「日本人は何故、電車やバスの中で年長者に席を譲らないのですか?トルコでは誰もが席を譲ります」というのを聞いてとても恥ずかしく思ったことを思い出しましたが、それから数年たった今、イスタンブールでも同じことが起きています。

イスタンブールでも、人と人との繫がりが希薄になってきているのでしょうか。
何だか、寂しいなぁー

で、先ほどのおじいさんの話し、少し続きがあります。

おじいさんを抱き起こしてバッカルに引き渡したカフェのオーナー。
おじいさんのことを繰り返し声高に批判しながら、コロンヤで手や洋服を拭っていました。

まあ、昼間から酒臭い、頑ななおじいさんに対し愚痴が出るのは分かるんですが、私が引っかかったのは、コロンヤ。

このコロンヤ。
エチルアルコール80%に香料が入っているのですが、除菌やリフレッシュしたいときによく使われます。
私の感じ方なのかもしれませんが、おじいさんに触った自分の手やおじいさんに触られた洋服の部分などをコロンヤでひっきりなしに拭いているのを見て、何だかおじいさんが『汚いもの』のように扱われたように思えて、悲しくなってカフェを出ました。

誰しもみんな平等に歳を取ります。
そしてそのとき、自分がどんな老人になるか、健康な今は分かりません。
昼間から酒浸りになるおじいさんにも、そうなってしまう理由があるのです。

私も、自分がおじいさんの歳になったとき、どんな歳の取り方をしているか分かりません。
でも在りたい自分で在れる今は、人の心に寄り添える心の余裕を、私は持っていたいな、と、そんなことを考えさせられた出来事でした。


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2017年10月13日金曜日

Bollywood in Turkey -- トルコでも、ボリウッドがブームらしい

最近矢鱈、トルコ人の友だちの口から、『インド』と言う言葉が出てきます。

ふーん、インドの何に興味があるの?と聞くと、開口一番『映画、ボリウッド!』

だから、という訳ではないのですが、最近観たボリウッド映画の2作品があまりにも良かったので、オススメします。

まずは、"English Vinglish"。
邦題は、『マダム・イン・ニューヨーク』


平凡な主婦、シャーシが姪っ子の結婚式に一人でニューヨークに行くお話し。
英語が話せず、そのことで悔しい思いをすることから、家族に内緒で4週間の英語の集中クラスに通います。

ニューヨークに来た翌日、英語が分からずカフェで上手く注文ができないことからウェイトレスにイライラされて慌てふためく姿は、自分がトルコに来た頃とダブりジーンと涙。
その後、言葉が話せるようになることで、自信をつけ、本来の彼女自身が周囲から認められて行く様子がとても感動的です。

そしてシャーシが身につけているサリーがとってもステキ。
私も着物が着たくなりました。

もう一つは、"3 Idiots"、邦題は『きっと、うまくいく』。

*動画は、日本語の予告編が余りにも酷いので、映画の一シーンからですが、主人公ランチョの親友のひとりラジュの自殺未遂というショッキングなシーンから始まりますのでご注意を。



この映画の内容は、昨今よく言われる「心がワクワクする、好きなことをしなさい」ということに通じています。
人は誰しも生まれながらに持った才能があり、それに沿って生きていきなさい、ということを繰り返し繰り返し、主人公の『ランチョ』は言っています。

Follow your heart.(ハートに従え)
Don't chase success, (become a good engineer and) success will chase you. (成功を追い求めるな。(良いエンジニアになれば)成功が君を追いかけてくる)
そして魔法の言葉、 All is well. (すべてはうまく行っている)

映画の中で主人公のランチョは沢山の名言を言いますが、その中でもこれらは私の心に特に残った3つの言葉。
特に、All is well、すべてはうまく行っている、です。

今の自分である人生は一度きり。
自分が本当は何をやりたいのか、どう生きたいのか。
そしてそれを実際に行動に移すとどんなことが起きるのか。

いずれもそんなことを教えてくれる作品だと思います。

秋の夜長に、笑いあり、涙あり、踊りありのボリウッド映画はいかがでしょうか。


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2017年10月5日木曜日

Love 個人商店

少し前のこと。

近所にある馴染みの八百屋さんで大量にトマトを買った帰り道、ご近所の話し好きのおばちゃんに呼び止められた。

このおばちゃん。
Terziっていって、洋服のお直し屋さんなんですが、お店はどう見ても『がらくた屋』?的な様相。
一度、パンツのファスナーが壊れて、そのお直しをお願いしたことがあったんですが、それがきっかけでお店の前を通るたびよく声をかけられます。

この日もお店の中へ招き入れられ、根掘り葉掘り色々なことを聞いてきます。
話題も沢山。
まあ要は暇で話し相手が欲しいのです。

トマトが重いので何度か持ち替えながら、もう行かなきゃ、というと、まあまあ荷物を置いて、とおばちゃん。
いえ、ここで下に荷物を置くと、ほんと長くなるので、私は絶対に置きません(笑)

で、そのときおばちゃんからトマトの値段を聞かれて私が買った値段を言うと、「それは安いわ。私にはそんな値段で売ってくれないわよ。きっとだから今度買うとき余分に買って、私に分けて」と言います。
いやー、そのおじちゃん(八百屋さん)のとこはちゃんと値段が出てるし、そんなことないはずなんですが、まあおばちゃんにしてみたら、買い物を分けてもらうのはオマケで、目的はおしゃべりしたいだけ。

話しが横道に逸れましたが、トルコはまだまだ個人商店が健在で、私は断然スーパーマーケットよりそんな小さな商店で買い物をします。
トルコは魚も野菜もお肉もキロ売りなので、そういうお店の場合、大体は小数点以下は切り捨ててくれるか、野菜などはきりのいいところまで盛られます。

多少盛られるのならまだしも、トマト5個と言っているのに7個も8個も入れたり、パセリ一束って言っているのに3束も入れてきたり、なんていう八百屋もあります。
もちろん、断りますよ、要らない、と。

顔なじみになると、肉屋さんでお茶を進められたりもします。
最初はびっくりしましたが、お肉を切り分けたり、ミンチにしている待ち時間に、顔なじみにお茶を振る舞ってくれるのは、当たり前のことのよう。

よく行く魚屋さんでは、魚のアラを沢山くれたこともありました。
スープにするのに、助かるんです、魚のアラ。

昨日は買い物に出かけた八百屋さんが、ちょうど一服タイムだったらしく、「他に要るものはありますか?」と来るはずの問いかけが、「クッキー食べる?」でした。
何でも、店員さんのおばあちゃんお手製だそうで。
へー、美味しそう!というと、一枚取り分けてくれた上に、お茶もあるよ!って(笑)


最近「◯○でXXしてたでしょ?」と近所の人から言われることがあるので、店先でお茶をいただくことは辞退して、帰りに行きつけのカフェでチャイをご馳走になりながら、おばあちゃんお手製のクッキーをいただきました。
美味しかった!

しかしトルコって本当に面白い国だ。

Ellinize saglik!


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2017年10月4日水曜日

Feeling Sentimental -- センチメンタルな感じ

2013年7月。
猫3匹連れて日本からイスタンブールへ。
色々な想いを胸いっぱいに詰めて、新しい国での新しい生活。

そんな生活をスタートしたアパートの取り壊しが、いよいよ始まりました。

私が住んでいた部屋は3階。
そこから壊されて行くから余計に、、、

そのアパートの取り壊しを知ったのは、昨年の犠牲祭の頃。
上階からの水漏れの際、アパートの管理人から、
「このアパートは近いうちに取り壊すから、天井は塗り直さないよ」といきなり言われ、
え?
え??
え???と頭が真っ白になったあの日。

それから2ヶ月後には今のアパートに引っ越し、新しい生活が始まりましたが、
実際に取り壊しが始まると、
そのアパートで暮らした3年余りの想い出がフラッシュバックしてきます。

なーんにもなかった、がらーんとした部屋。
好きなものだけに囲まれて暮らそう、
そう決心してのゼロからのスタート。

家具が入り、カーテンがついて、
ガス、電気、水道、インターネットが揃い、
猫も、3匹ばらばらにやって来て、
みんなが揃った7月の終わりに
私と、ミイ、チイ、ちゃー坊の1人と3匹の生活がスタートしました。

生活に慣れるまでしばらくは、大変なことばかり。
そこに母の死、そしてその5ヶ月後にはチイの死。
2014年は思い描いていたことがすべて壊れ、別れの多い、辛いことばかりの毎日でした。

けれど壊れるということは、そこから新たなものが生まれ、
別れるということは、また新しい出逢いがあるということ。

笑い、泣き、ため息をつき。
沢山の想い出でいっぱいの場所が、壊されていく。
けれどこれも新しいスタートを意味するのだと思います。
色々な意味で。

でもね、やっぱりね、ちょっと胸が痛かったりするのです。

沢山の想い出をありがとう、コウノトリ通りの私のお部屋!


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2017年9月18日月曜日

ごちそうさまでした!

昨年、あるイベントを通じて知り合った日本人の人たちがいるのですが、みんなとっても気持ちがよい人たちで、イベントが終わってもときどきみんなで集まっています。

私は人とつるんだりするのが余り得意じゃなくって、人付き合いが余り良くない一面もあるんです。
気分屋というか、大勢になると人見知りをしてしまうというか。
なかなか和に入って行きづらいいような。
個人対個人なら大丈夫なんですが、集団っていうのが今ひとつ苦手だったのです。

だったのです、と書いたのは、最近その『たが』みたいなのが外れることが多くなって、そうやって人と集まることも楽しく感じるようになりました。

で、その会にいつも来ている一人がこの度トルコでの任務?を終えて帰国するとのことで、じゃあ送別会をしよう!とのことで、昨日は久しぶりにみんなで集まりました。

行き先は、日本人が好きなウイグル料理!



大人数ならではの頼み方!
大勢で行くと、沢山の種類の料理が楽しめます。


ピラフ、ラグ麺、サモサ、鶏の煮込みなどを大皿でいただき、みんなでおしゃべりしながら舌鼓を打つ。
もう、最高!
ウイグル料理と言ったら、絶対に欠かせないラグ麺!

このウイグルレストラン、2年くらい前の断食時にウイグル人の友だちに連れて来てもらって、すごく美味しかったのでその後来ようとしたのですが、場所が分からず。
でも今回はばっちり!
ウイグル人はイスラム教徒で、その教えに則りウイグル料理のレストランにはお酒がありません。
この日は暑かったので、これでビールがあれば、、、とちょっと思ったりしましたが、郷に入れば郷に従え、です。

Terhan Uygur Restorani
(分かりづらいけれど、裏からも入れます)

トルコ料理も美味しいのですが、ウイグル料理もとても美味しく、日本人の口にとても合うと思います。
日本にはなかなか美味しいウイグルレストランがないので、イスタンブールに来たら是非美味しいウイグル料理も食べていただきたいです!


しかし、美味しかったなぁ。
昨日食べたのに、また今日も食べたいくらい(笑)

その後、お茶をして夕方に解散。

私とあと2人はアジアサイドに住んでいるので、解散後は船でカドキョイに向かったのですが、そこでスープの話しになり、突如スープを食べに行くことに!

お昼にはウイグル料理をお腹いっぱいいただいたので、夜は軽くスープで、、、なはずが、ケレパチャという、ヒツジの頭と脚を煮込んだ、日本で言ったら『豚骨』的な、結構濃厚なスープをいただきました。
しかも焦がしバター、ニンニク入りで!

そして最後はスープ!

『頭』と言ってもこのお店では頬の辺りを使っているとのこと。ちなみにこのお店はスープ自体は同じベースで、具だけを変えている模様。
私が苦手な『イシュケンベ』という臭いスープも、このお店は臭くないとか。
その他にも、脳みそとか舌のスープもあります。
ただ少し塩気が強いので、パンと一緒にいただくのがオススメです。

トルコ人は、お酒の後はスープ!、とスープを飲む人に来る人が多く、このお店も夜遅くなるほど混み合うとのこと。
日本で言う、お酒の後の〆はラーメン!と同じですね。

久しぶりにみんなの元気な様子をみれて、美味しいものを沢山いただいて。
楽しい、楽しい一日でした。

《ウイグルレストラン》
Terhan Uygur Restoranı
住所: Molla Gürani Mahallesi, Adnan Menderes Blv., 29-1/A, Fatih, Istanbul
電話: 0212 621 4081
営業時間: 9時半から22時、無休


《スープ屋さん》
Kadıköy Çorbacı
住所: Osmanağa Mahallesi, Kırtasiyeci Sokak, No 44/B, Kadıköy, İstanbul
電話: 0216 337 0793
営業時間: 24時間営業、無休


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2017年9月13日水曜日

Bu Sene de -- 今年も

最近、ちゃー坊が早起きです。

外が明るくなってくると、喉を鳴らしながら私の側にやって来て、手に顔をすりつけたり、腕を舐めたり、時には鳴いたり。
まあ、起こしにくるんです。
で、私がベッドから出ると、振り返りつつ小走りにキッチンに向かい、そこで待機。

ナァ〜〜〜(意:お腹空いた)

たっぷり眠って、ご機嫌に目覚めて、お腹が空く。
外は静かで、空気は清々しくって。
早く起きると何だか色々とやる気も出て来て、今年はやめとこ、と思ってたケチャップ&トマトソースを今年も作ることにしました。

5キロで6.5リラ。200円ちょっと。安い!

前日、近所の行きつけの八百屋さんからすでにトマトは購入済み。
今年は3キロくらいで、と思っていたんですが、ちょっとちょっととトマトを足して行くうちに、結局5キロ購入(笑)

今朝は朝6時くらいから起きていたんですが、トマトに取りかかる前に、まずはクルミ。
去年獲ったクルミが殻のままあったので、それを割って、中身を炒りました。

そのままでも美味しい。
でも去年のなので一応炒る。

友だちの村の庭から拾って来たのなので、虫にやられちゃっているかなー、と思いつつ割って行くと、とんでもない。
ほぼ中身は無事。
ただね、割るのが下手で、クルミの実がバラバラに(笑)

その後は、ベランダ栽培した紫蘇が沢山あったので、そちらは紫蘇味噌に。

で、ここでやっとトマト登場。

まずはケチャップ。

去年作ったのはちょっと水っぽかったので、ある程度煮詰まったところで、ハンドミキサーを使って更に滑らかにし煮詰めました。
ちょっと鷹の爪を多かったのか、ピリっとしますが、去年のより見た目もお味もグレードアップ!
もうケチャップは来年以降もずっと家で作ろう、と決意するくらい、今年のは美味しく出来ました。(自画自賛)

できたーっ!
本当に美味しいのー♪

参考にしたのは、こちらのレシピ。
↓↓↓
長期保存できます◆自家製トマトケチャップレシピ・作り方

うちでは今回、去年ドイツで買った美味しくないメープルシロップがあったので、それと砂糖を合わせて使いました。
また本来なら最後に加える酢を最初に投入してしまいましたが、味や風味に問題なし、でした。

そしてお次はトマトソース。

昨年の教訓:トマトソースはその後味付けして使うことがほとんどなので、余り味付けにこだわる必要はなし。

ということで、こちらはオリーブオイルにニンニクのみじん切り、タマネギを入れて炒めた後、トマト、塩、コショウ、砂糖、ローリエ、パセリの茎(あれば)を入れて30分ほど煮るだけ。

トマトケチャップもトマトソースも、沢山作って瓶詰めにして空気を抜いて。
これで当分美味しいトマトが楽しめます。

明日はプラムでチャツネを作る予定。


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2017年9月11日月曜日

Son Bahar -- 秋

犠牲祭のお休みも終わり、間もなく夏休みも終わり。(トルコは夏休み長過ぎ)
まだ時折夏の名残りを感じさせるような日もありますが、今日初めて今年初の『虫の声』を聞きました。

朝のカドキョイが好き♡

秋だ〜。

犠牲祭初日から崩していた体調も、やっと一昨日くらいから良くなり、ご飯も普通食へ。
脂っこいもの、ジャンクなものから遠ざかっていた10日間。
回復したら反動でポテチとかどか食いしちゃうんじゃないかと自分の食欲が不安でしたが、そんな反動は起きず。

なので身体もゆっくりと回復して行っているように感じています。

でもですねー、食べれなかった割には痩せていない(笑)
食べれるものが、ご飯とうどんと素麺という、炭水化物だったからでしょうか。

さてー、ご報告が遅くなりましたが、今年申請したのに、何故かすでに有効期限が切れちゃったIKAMET

8月1日に審査官に言われたように移民局へ出向いたんですが、、、
担当の審査官が休暇から帰ってない!
明日(その翌日)には戻っているので、出来たら朝早い時間にもう一度来てください、ってことで、出直しましたよ、、、

はぁ〜、近所でほんと良かった、、、

で、翌日。
言われたように出向くと、今度はちゃんといらっしゃいました。
私を担当してくれた審査官が。
しかし、その日にもらえると期待していたIKAMETはもらえず。
何でももう一度申請し直す、と。そして届くのは、またしても「近いうち」。

日本だったらこんなことないのになぁー、と思いつつ、ここはトルコ。
言いたいことは山ほどあるけれど、言ったところで「仕方ないよね」で片付けられてしまう国。
腹を立てるだけ無駄なエネルギーを消耗するだけと、私にしては珍しく(笑)、終始我慢強く、穏やかに。

偉いなー、成長したなー、私(笑)

で、それから待つこと3週間。
待ちに待ったIKAMETが届きました!
またもや写真は昨年のだったけれど、裏の有効期限はちゃんと来年に修正してありました。
これでやっと、一安心です。

そして嬉しいご報告。
4月から口内炎で体調が良くなかったちゃー坊が8月の終わりからめきめき回復して、今ではすっかり元気になりました。
口の痛みもすっかり消えてしまったようで、新鮮な食材を使った手作り食を、好き嫌いなく何でもたくさん食べてくれています。

決してくっつくほどではないけれど、2人の距離も少し縮まった気が。

この間およそ4ヶ月。
長かったー。

口内炎の原因は自己免疫疾患によるものと言われているので、今後は免疫のバランスを崩さないよう、ストレスに強い身体づくりに努めたいと思っています。

猫たちのあんなこと、こんなことについては、こちらのブログに書いていますので、ご興味がある方は是非こちらも読んでいただけると嬉しいデス♪
↓↓↓
猫ブログ ねことわたしと


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2017年9月2日土曜日

On the 1st Day of Kurban Bayrami -- 犠牲祭初日に

昨日は犠牲祭の初日。

イスタンブールはもう秋。
空が高い。

親しい友だちからイスタンブールの郊外にある彼女の『村の家』に行こうと誘われたけれど、犠牲祭の初日は切られた牛や羊に遭遇する確率がとても高い。
ましては都市部から離れれば離れるほど、その確率は更にあがる。
なので、そう話してお断りした。

犠牲祭自体、伝統であり習慣なので否定はしないけれど。

昨年は友だちの家に行って、儀式に立ち合わせていただいた。
とても厳かで神聖なものだと体験した。
私たちのために犠牲になってくれた羊のお肉を切り分けるのをお手伝いして、その後美味しくいただいた。

美味しかった。
有り難かった。
けれど、体調を崩した。

トルコ人の友だちにその話しをしたら、犠牲祭の期間に具合が悪くなる人は実は結構いるそうだ。
その場に立ち合おうと立ち合うまいと、お肉をいただこうといただかなかろうと。

そして今年。
昨晩から具合が悪い。
しかも去年と全く同じ症状だ。

昨晩、久しぶりにいただいたシリア料理の影響なのかとも考えたけれど、違う。

そういえば、昼過ぎにご近所から美味しそうな匂いが漂ってきたのを思い出した。
お肉を焼いた匂いだ。
友だちと、今日犠牲になった動物のお肉を早速焼いているのかもね、、、と話していたのを思い出した。

それに涼しくなったことで身体が冷えたせいもあるだろうし、ここ数ヶ月の間に蓄積した疲れが出た、というのもあるだろう。
何れにせよ、体調が戻るまでは、全てスローダウン、、、だ。

でもね、冷蔵庫には食べ物がいっぱいあるんですよ。
ご近所さんからは、バイラムのお裾分けとメゼをいただいたし、一昨日は張り切って和食を作ってその残りもあるし。
その上、今、果物が美味しくって、イチジクやら、プラムやら、梨やら、ネクタリンやらも沢山。
無駄にしたくないので、友だちに、と思ったら、その友だちも胃腸の調子が悪い。

みんな、犠牲祭の影響か(笑)
はたまた、夏の疲れが出ている模様です。

とりあえずは、今日は梅醤番茶をいただきながら、断食。
このブログをお読みのみなさんも、どうぞご自愛くださいませー


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2017年8月10日木曜日

After the Storm -- 嵐のあと

少し前のことなんですが、先月の7月27日の夕方のこと。
ニュースでも報道されたと思いますが、イスタンブールはとても破壊的な嵐に見まわれました。

そのとき私は家にいて、パソコンで調べものをしていたのですが、外が急に暗くなって、「あれ、風も強いな、、、」と思っていたら、どこからか雷が聞こえはじめ、空からは大粒の雨が。
その雨はみるみるうちに視界を遮るほどに強さを増し、外の木も折れそうなくらいにしなっています。

私の部屋は東西を向いており、東側にはリビングがあり、西側の部屋は中庭に面しています。
このとき西からの風がとても強く、その上激しく降りつける雨が窓枠から流れ込み、あっという間に部屋には水たまりが。

すぐにバスタオルで窓枠を塞いだのですが、激しい雨に間に合わず、床にたまる水をせっせとモップで拭いていると、あちこちからガラスが割れる音が聞こえ始めました。

え、何?
強風で何か飛んで来たとか?
でもそれにしても派手過ぎる、、、と思いつつも、部屋にたまる水たまりに応戦するのが精一杯で、外で何が起こっているか見る余裕もありません。

バスルームに濡れたバスタオルを搾りに行こうとしたそのとき、私の背後で突然「ガッシャーンッ!!」という大きな衝撃音が!

運良く、割れたのは外側のガラス1枚だけ。
内側のガラスが割れなかったので、部屋への被害はありませんでした。

振り返ると、私の部屋の窓ガラスが割れている!

ああ、雹だ。

窓の近くにいるのは危ないので、すぐにカーテンを閉めて、風の被害のない東側のリビングに避難しました。
リビングから外を見ると、屋根や道や停めてある車に容赦なく氷の塊が降りつけています。

けれどそんな嵐も15分もすると雨は弱まり、あんなに真っ暗だった西側の空が明るくなってきました。

雨が止んで改めて家の被害を調べてみると、窓ガラスは私の部屋1枚と私の部屋に隣接するバルコニーの小窓2枚の合計3枚が割れ、ワイヤー製の網戸が破れ、そしてこれは後で分かったのですが、ボイラーの煙突がつぶれていました。

トルコの家の窓ガラスは全てペアガラスなため、私の部屋は幸い外側の1枚が割れただけだったので、室内に被害は及びませんでした。
不幸中の幸い、とは正にこのこと。

その翌日に大家さんに連絡をして、修理の人を手配してもらいましたが、うちのように被害にあったお宅が相当あるようで、ガラス屋さんは大忙し。
ウソかマコトか、この雹による被害で、イスタンブールではガラスが足りなかったとか。

ガラス屋さんもこんなに忙しいなんてことは初めて?かのようで、修理を受けたものの、どこのお宅に行けばよいのか忘れてしまうらしく、毎回のように「確認の電話をして」と言われました。

大変な経験でしたが、私も猫もみんな怪我もなく無事だったことが本当に何よりでした。

しかし悲しいことに、今回の嵐でイスタンブールのシンボルでもあるカモメが沢山犠牲になったそうです。
うちの周辺ではアパートの屋根の上に沢山のカモメが棲んでいたのですが、嵐の後、まったく姿を見かけなくなりました(涙)

うちの前に毎日朝夕と来るカモメとおしゃべりするつー。
カモメもカカカ、つーもカカカと同じような声を発しています。

それでもあの嵐から10日余りが過ぎた今は、どこからともなく生き延びたカモメたちがうちの近辺に戻って来るようになりました。
みんな同じに見えるのですが、毎日うちにえさをねだりに来る子もいます。
猫たちにあげるお魚やお肉の切れ端を窓の外に置くと、私を怖がることなくすぐに飛んで来て食べてくれます。

少し時間はかかると思いますが、数年後にはまた大空を自由に舞う沢山のカモメの姿を見ることが出来ると思います。
彼らは逞しいですから。


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2017年8月1日火曜日

IKAMETが来た!んですけどね、、、

先月更新手続きをした、滞在ビザ(現在はツーリストビザ)、イカメット。
無事に新しいビザが届きました!



って本当は万歳しながら言いたかったんですが。
届くには届いているんですけどね、、、先月の21日に。

思い起こせば昨年は、早めに手続きを開始するも、ビザが切れる前に予約が取れず、3ヶ月余りビザなしでした。
けれど今年は前回とは打って変わってビザが切れる前に更新手続きの予約が取れ、また手続きも「何か忘れてない?」というほどあっけなくスムーズに進み、その後書類の不備もなかったようで、イカメットが届く数日前には携帯に「あなたのビザが郵送されました」と追跡番号付きのメッセージまで来ました。

そして7月21日。
ピンポ〜ンと、ちゃんと書留で郵送されてきたのですよ。

私のビザは23日で切れるので、その前にちゃんと新しいビザが届くなんて。
トルコ、すごい、ブラボー!

そう感動しながら封を開けると、、、
どこかで見たようなカードが入っていました。

あれ?写真が同じ。

あはは、トルコ、、、
ま、でもこっちの写真の方が好きだからいいか、と思いつつも、次の瞬間何だかイヤな予感がして急いで裏を見ると、、、

上が古いの、下が新しいの。

え???

申請日  2017年7月14日
ビザ有効期間開始日  2016年7月23日
ビザ有効期間終了日  2017年7月23日

え?
先月更新したのに、明後日切れるってどういうこと?
もしくは、私間違えて申請した?
そう思って申請書を確認すると、開始日 2017年7月23日、終了日2018年7月23日となっていました。

ってことは、面接官が間違えた、ってこと。
あーあ、やっぱりね、、、

トラブルが起きたときは、すかさずAlo157!と、早速問い合わせると、カードとパスポートをを申請手続きをした移民局の支所に持って行って、事情を説明して手続きをしてください、とのこと。
もう、まったく、、、と思いながらもそのままにしておくことは出来ないので、家の近所の支所に行って、手続きをしてきました。

先月私を担当してくれた面接官がどうやら夏休みで不在でしたが、もうひとりの面接官が快く対応してくれました。
提出したデータを確認しながら、「全く、何で年号を間違えるかな」と呆れていました。
PCでちょこちょこっと日付を直し、再発行されるカードは支所に届くらしく、再来週に再び来るように言われました。

そしてそのときしていされた日の今日、移民局へ行ってきました。

しかし、今日出社しているはずの担当者はおらず。
事情を説明するも、「担当官じゃないと分からないからなぁ。明日来るから、明日また来て」と。

はぁ、、、

今までなら、事情を説明して食い下がるところなのですが、まあそれをやったところで99%ムダ、疲れるだけです。
なので、こういうときは引き下がるのが得策。

っていうか、本当に仕事の引き継ぎとかしないのね、トルコ。
ここ、お役所なのに。
システム自体はかなりのスピードで進んでいるけど、結局人材の『質』がそれに伴わない。
今日ちゃんと受け取れたら、やったね、トルコ!だったけれど、期待した私が残念でした。

明日は無事に受け取れますように。

っていうか、『仏の顔も3度まで』よ、ホント。


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