2015年10月14日水曜日

Life Goes On Here -- それでも生きていく

10月に入って急に気温が下がり始めたイスタンブール。
今日は寒くって、寒がりの私はとうとうコンビ(暖房)を点け始めました。

スルタンアフメットにあるホテルの屋上のテラスから。
この直後に反対側では、ヨーロッパ側からアジア側に向かって虹がかかりました。

アンカラのテロ事件から3日経った今でも、トルコのあちこちで現政府であるAKPに対する抗議活動は続いています。
昨日はトルコ第3の都市イズミールで、2013年のゲジ公園以来、最大規模のデモがあったようです。

また今回の爆破テロを含め、ここ数ヶ月テロのターゲットとなっているクルド人派の政党であるHDPは、11月1日に行われる選挙に向けての集会を一切行わないことを発表しました。
厳しい決断だったと思いますが、今後も同じことが起こりうる可能性がゼロでない限り、人命を優先した賢明な決断だと私は思います。

いつもとは違う角度から見るガラタ塔。

在トルコ外国人の間でも当然ながら不安を感じる人もおり、イスタンブール在住の女性を対象としたFacebookのページでも、「みんなはどんなことが起きたら、トルコから離れる?」と言った書き込みがありました。
今回の爆破テロは過去最悪だったこともあり、程度の差こそあれ誰もが緊張しているとは思いますが、多くはとても冷静です。

けれどそれは私たちが外国人であり、皆それぞれ様々な背景があろうとも、いざとなったらトルコを離れることができるという選択肢があるからなのかもしれません。

日本で今のトルコがどのように報道されているか、実際との温度差を知ることは出来ませんが、あのような事件の直後でも、日常の生活は普段と変わらず動いています。
私もトルコ語のレッスンへ行き、場所は選んでいますが友だちとも会っています。

薄いけれど、ヨーロッパ側からアジア側に向かってかかる虹。
この日は、曇ったり、雨が降ったりだったけど、最後は晴れ。

守られた国である『日本』から比べたら、トルコは色々とある国ではあるけれど、今はここが私の生きる場所。
ときにはムカつきイラっとすることがあっても、やっぱりここが好きなんだなぁと思います。


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2015年10月13日火曜日

In Deep Grief -- 深い悲しみの中で

悲しい週末が明けた月曜日。

(写真はitv newsより)

アンカラでの爆弾テロについて、ダウトオール首相はその方法からISによる自爆テロの可能性が高いと見て、そこに焦点を当てて捜査を進めているようです。
けれど、これまでISが絡んだ事件では必ず犯行声明が出されているようなのですが、今回の事件については事件から丸2日が経った今でも、ISからは何も声明が出されていません。

トルコ国内で同じようなテロ事件は、今年の6月以降2度起きています。
にもかかわらず、今回事前に何の予防措置も取らず、このような結果を招いてしまった政府に対し、この週末、イスタンブールやアンカラ、そして西部の町イズミールでは、大規模な抗議デモが行われました。

(写真はHurriyet Daily Newsより)

今回のアンカラでの事件は、政府に楯つくとこういう目に遭うんだ、という現政権による国民に対する圧力だと言う意見も多く聞かれています。
そんな中、現政権を特定しての抗議活動では、参加者が今回アンカラで起きた事件と同じような目に遭うリスクが高いのです。
それでも、それに屈せず立ち上がるトルコ人の姿勢は勇ましいとさえ、感じました。

そんな彼らを見て、いつだったか、あるトルコ人が「自分たちが獲得した自由を脅かされることがあれば、命をかけて戦う」と言っていたことを思い出しました。

(写真はJakarta Postより)

今日の午後9時からは、自宅で鍋を叩いて抗議することも始まったようです。
カドキョイは現政権のAKPと対立するCHPの地元であるため、鍋を叩くだけでなく、口笛を鳴らしたり、声を発して抗議する家庭も多く見受けられましたが、AKPの支持者が多い地域ではどうだったのでしょう。

誰の心の中にある『良心』で誰もが今回の事件の重さを感じ、トルコが正しい方向へと向かって行くことを心から望みます。


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2015年10月12日月曜日

October 10th 10am -- 10月10日午前10時

日本でもすでに連日ニュースで大きく報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、先週の土曜日10月10日にトルコの首都アンカラで、テロによる爆発が連続して2度起こり、多くの方が犠牲となりました。

過去最悪のテロを受け、
トルコは日曜日から3日間、喪に服しています。

10月12日12時現在のHurriyet Daily Newsの報道によると、亡くなった方は97名、負傷した方は400人を超え、そのうちの40人以上が集中治療室で治療を受けているとのこと。
トルコのダウトオール首相はISによる自爆テロとみて捜査を進めているようですが、現時点ではどこからも犯行声明は出されておらず、真相も分かっていません。

分かっていることは、平和を呼びかける集会で97名の命が失われ、トルコ全土が深い悲しみに包まれているということ。

私も事件直後の現場の映像を見ましたが、息をしていないガールフレンドを抱きかかえ頬を撫でる男性、布で覆われた遺体を一つ一つめくり誰かを探している男性、大切な人を失い泣き崩れる人、唇を噛み締め涙を流す人、、、
悲しみ、怒り、悔しさ、絶望。
そして言葉では表現できない感情がそこにはありました。

(写真はHurriyet Daily Newsより)

上の写真の男性、イゼッティン・チェヴィックさんは、この日の平和集会に参加するために、奥さんのハティジェさんと妹のニルギュンさんと3人でトルコ南東部のシャンルウルファからアンカラへやって来ました。
そして今回惨劇の現場となったアンカラ駅の前で、アンカラの大学で建築エンジニアリングを勉強するお嬢さんのバシャックさんと合流しテロに巻き込まれ、お嬢さんのバシャックさんと妹のニルギュンさんはイゼッティンさんの目の前ですぐに息を引き取り、奥さんのハティジェさんも目を負傷し、現在病院で治療を受けているそうです。

トルコ人でない私も、トルコに住む一人の人間として、今回のあまりにも惨い行為に怒りと悲しみで胸がいっぱいです。
巷では来る11月1日に行われる選挙に影響を与えるためと言われていますが、このような行為は背景に何があろうとも、許されることではありません。

亡くなられた方たちの魂が安らかでありますように。
そして現在治療を受けている方たちの身体が一日も早く回復し、心に平安が戻りますように。


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