2015年10月12日月曜日

October 10th 10am -- 10月10日午前10時

日本でもすでに連日ニュースで大きく報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、先週の土曜日10月10日にトルコの首都アンカラで、テロによる爆発が連続して2度起こり、多くの方が犠牲となりました。

過去最悪のテロを受け、
トルコは日曜日から3日間、喪に服しています。

10月12日12時現在のHurriyet Daily Newsの報道によると、亡くなった方は97名、負傷した方は400人を超え、そのうちの40人以上が集中治療室で治療を受けているとのこと。
トルコのダウトオール首相はISによる自爆テロとみて捜査を進めているようですが、現時点ではどこからも犯行声明は出されておらず、真相も分かっていません。

分かっていることは、平和を呼びかける集会で97名の命が失われ、トルコ全土が深い悲しみに包まれているということ。

私も事件直後の現場の映像を見ましたが、息をしていないガールフレンドを抱きかかえ頬を撫でる男性、布で覆われた遺体を一つ一つめくり誰かを探している男性、大切な人を失い泣き崩れる人、唇を噛み締め涙を流す人、、、
悲しみ、怒り、悔しさ、絶望。
そして言葉では表現できない感情がそこにはありました。

(写真はHurriyet Daily Newsより)

上の写真の男性、イゼッティン・チェヴィックさんは、この日の平和集会に参加するために、奥さんのハティジェさんと妹のニルギュンさんと3人でトルコ南東部のシャンルウルファからアンカラへやって来ました。
そして今回惨劇の現場となったアンカラ駅の前で、アンカラの大学で建築エンジニアリングを勉強するお嬢さんのバシャックさんと合流しテロに巻き込まれ、お嬢さんのバシャックさんと妹のニルギュンさんはイゼッティンさんの目の前ですぐに息を引き取り、奥さんのハティジェさんも目を負傷し、現在病院で治療を受けているそうです。

トルコ人でない私も、トルコに住む一人の人間として、今回のあまりにも惨い行為に怒りと悲しみで胸がいっぱいです。
巷では来る11月1日に行われる選挙に影響を与えるためと言われていますが、このような行為は背景に何があろうとも、許されることではありません。

亡くなられた方たちの魂が安らかでありますように。
そして現在治療を受けている方たちの身体が一日も早く回復し、心に平安が戻りますように。


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