2014年5月4日日曜日

Burgaz Ada'ya -- ブルガズ島へ

ここ数日、イスタンブールは朝から青空の広がる良いお天気が続いています。
金曜日の朝も窓から見上げた空が抜けるように青く、「そうだ、島へ行こう!」と急に思いつき、午前中に仕事を終えて、午後から島へ!

船の乗客が投げるパンを待つカモメ。
優雅に飛んではいても、常に目はパンを探しています。

平日だからそんなに混んでいないだろう、と思ったら前日のメーデーに合わせて休暇を取っている人が多いのか、カドキョイから島へ向かうフェリー乗り場の待合室は人でごったがえしていました。
もちろん乗ったフェリーも座る席がないほどの混みよう。
それでも人々はデッキに座り歌を歌ったり、餌をねだるカモメにパンを投げたりと、島に向かう間も楽しむことを忘れません。

この島は、プリンセズアイランドと呼ばれ、ビザンチン時代は王子たちの幽閉所でしたが、現在はイスタンブールの裕福な人たちの避暑地として有名です。
島は9つあるそうですが、うちビュユック島、ヘイベリ島、ブルガズ島、クナル島へはIDO(Istanbul Deniz Otobus)の連絡船が出ています。

島へ来るのは今回が2度目。
今回はビュユック島まで行こうと思っていたんですが、船がブルガズ島へ着くとなぜか降りたくなってしまって、結局その日は夕方までブルガズ島で過ごしました。

この日は気温20度!
時折吹く海風の気持ちのよかったこと!

野生のラベンダーがいたるところに群生。

まずフェリー乗り場から左手へどんどん行くと、海を見下ろすように建てられた、いわゆる"Yaz Evi"(夏の家)の一帯があり、そこを抜けると周囲に家も人気もなくなりました。昼間だけど、何せ単独行動。大丈夫かな?と思いつつも、途中Otという植物を摘みに来たというおばさんたちから、「怖がらなくても大丈夫、一人でも安全よ」と言われ、その先の見晴らしの良いところまで歩きました。

陽射しが強いこともあってか、生えている草木は低いものばかり。
そのお陰で視界を遮るものがなく、空の大きいこと!
野生種の色とりどりの花が咲き乱れ、鳥のさえずりを聞きながら、飛んでくる蝶を眺めたり、行く先を横切るトカゲを驚かさないようにしながら、初夏の陽射しと空気を満喫させていただきました。カラスも数羽、道案内をするかのように、飛んで来ては側の低木に停まり、私の行き先を興味深げに見ていました。

「どこ行くの?」とカラス。
日本のハシブトカラスより二まわりほど小さく、色もグレーと黒のツートン。

2時間ほど歩いて、町の中心部でチャイを飲んで一休みした後は、今度は先ほどとは反対側へ。
こちらは木がうっそうと茂り、風の匂いも先ほどとは違います。島の住民はこちらに住んでいる人が多いのか、先ほどの別荘らしき家とは明らかに違う、こじんまりした家が点在しています。

すれ違う馬車。
馬の蹄の音が軽快!

島では車の乗り入れが禁止されているので、主な交通手段は自転車と馬車。
馬車に乗って島をぐるりと一周するのも良いのですが、私は馬車より馬の背に乗ってまわりたいなぁ。

行く先に突然現れた横たわる松。
よく見ると大きな龍のよう。
そして右下には小さな龍の形をした木が。

帰りのフェリーから。
太陽が海に反射して、キラキラ。

ちなみにフェリーはヨーロッパサイドのカバタシュからアジアサイドのカドキョイを経由して島々に停泊します。
カバタシュから終点のビュユック島までの所要時間はおよそ1時間半。
今回私が行ったブルガズ島は、カバタシュからは1時間5分、カドキョイからは45分です。

島はこれからが本格的なシーズン。
午後からは相当混雑すると思うので、早めのお出かけがオススメです。

2014年5月3日土曜日

お知らせ -- キリムのある暮らし

以前このブログでもご紹介したトルコの伝統的な織りもの、キリム。
(その時のエントリーはこちら!

トルコの美しいアンティーク&オールドキリムやアクセサリーの展示会が、来る5月10日より山梨県の河口湖にある、ギャラリー『クルール』さんで開催されます。



これらのキリムをトルコから持って行っているのは私の友だち、ムスタファ・アディヤマンさん。
彼は長年キリムやトルコのアクセサリーに携わる仕事をしており、キリムは時間をかけて足で質の良いものを探しています。
日本での取り引きも長く、年に数ヶ月は日本にいるため、修復やアフターケアもきちんと対応してくれます。日本語ももちろん堪能!

アクセサリーは、写真がないのが残念ですが、カザジェという黒海地方、トラブゾンの伝統銀細工が一番のオススメ。
ガザジェは髪の毛の細さまで伸ばした極細の銀線をシルクの芯糸に巻き付け編んだもの。とても繊細な銀細工ですが、男女を問わず、またカジュアルでもフォーマルでも何にでも合います。

ご覧になるだけでも心が豊かになる、キリムや銀細工。
是非お時間の都合をつけて、お出かけください。

《ギャラリー クルール》
山梨県南都留郡富士河口湖町船津7475-1
電話:0555-72-6333
URL:http://g-couleurs.jp/
会期:2014年5月10日(土)〜5月18日(日)
開館時間:10時半〜18時

2014年5月1日木曜日

粘り強い勧誘!

先日カドキョイの市場で買い物をしているとき、一人の日本人らしき女性と居合わせました。
何かを買いたいようだったのですが、八百屋のおじさんの押しの強さにどうしたらよいか戸惑っている様子だったので、「日本人の方ですか?お手伝いしましょうか?」と声をかけました。

トルコ土産の定番、ナザールボンジュウ!
邪視から災いをはねのける、と信じられています。

季節のくだものを少し買いたい、とのことだったので、出始めたさくらんぼを一緒に買った後、私のアパートへ戻る道すがら少し話しをしたのですが、まず最初に出た言葉が、「あちら(スルタンアフメット)は勧誘がすごくって、、、」と。
欧米でも観光地では多少はあるかと思いますが、トルコでの絨毯やツアーなどの勧誘の粘り強さはかなりのもの。私がトルコに初めて来た当初はスルタンアフメットに宿泊していたこともあって、アヤソフィアやブルーモスクの辺りを歩く度に声をかけられ、名刺を渡されました。

グランドバザール近くのランプ屋さん

またグランドバザールやエジプシャンバザールも、勧誘のしつこさが怖くて余り近寄りませんでした。
でもそれも回数を重ねる毎に慣れて来て、最近は鬱陶しく思うこともありません。
話しかけられれば返しますが、ただ相手が知り合いでない限りは決して立ち止まりません。歩きながら少し話しをして、じゃあね、私は行くところがあるので、と言えば、そこから更に強引にアプローチされることはないでしょう。

グランドバザール構内。
トルコ人は語学に長けている人が多い!
ここではみんな、3カ国語くらいは普通に話します。

日本人はどうしても自分の意思をはっきりと伝えることが苦手なため、トラブルになりやすいような気がします。
絨毯屋のしつこい勧誘に負けて高価な絨毯を買わされてしまった、という書き込みをインターネットで何度か見たことがありますが、買う買わないは買う側の意思。欲しくないものは、「欲しくありません!」とはっきりと伝えましょう。

グランドバザール第一ゲート側のアンティークショップ。
アンティークは値段の見極めが難しいので、気に入ったものを納得した値段で!

もちろん、絨毯がほしかったんだけど、そんなにするとは思わなかった、という方もいるでしょう。けれど、チナールやヘレケと言ったトルコの名門店で作られた絨毯は、使っている素材にこだわり、手もこんでいることから、数百万円から数千万円なんていうのは当たり前。もし絨毯など高価なものが欲しい場合には、事前に調べて、ある程度の妥協点を決めて交渉するのが良いでしょう。

安いものを更に「まけて!」というのは考えものですが、高価だけど欲しかったものを交渉して納得した値段で買う、というのも、中々楽しいものだと思います。

私の目を引いた、アンティークの猫。
カラフルで不思議感いっぱい!

トルコ人は得てして商売上手。
お互い気持ち良く取り引きした後は、"Hediye!"(ヘディエ。トルコ語で『プレゼント』という意味)とちょっとしたプレゼントを渡してくれることもありますよ。