何かを買いたいようだったのですが、八百屋のおじさんの押しの強さにどうしたらよいか戸惑っている様子だったので、「日本人の方ですか?お手伝いしましょうか?」と声をかけました。
トルコ土産の定番、ナザールボンジュウ! 邪視から災いをはねのける、と信じられています。 |
季節のくだものを少し買いたい、とのことだったので、出始めたさくらんぼを一緒に買った後、私のアパートへ戻る道すがら少し話しをしたのですが、まず最初に出た言葉が、「あちら(スルタンアフメット)は勧誘がすごくって、、、」と。
欧米でも観光地では多少はあるかと思いますが、トルコでの絨毯やツアーなどの勧誘の粘り強さはかなりのもの。私がトルコに初めて来た当初はスルタンアフメットに宿泊していたこともあって、アヤソフィアやブルーモスクの辺りを歩く度に声をかけられ、名刺を渡されました。
グランドバザール近くのランプ屋さん |
またグランドバザールやエジプシャンバザールも、勧誘のしつこさが怖くて余り近寄りませんでした。
でもそれも回数を重ねる毎に慣れて来て、最近は鬱陶しく思うこともありません。
話しかけられれば返しますが、ただ相手が知り合いでない限りは決して立ち止まりません。歩きながら少し話しをして、じゃあね、私は行くところがあるので、と言えば、そこから更に強引にアプローチされることはないでしょう。
グランドバザール構内。 トルコ人は語学に長けている人が多い! ここではみんな、3カ国語くらいは普通に話します。 |
日本人はどうしても自分の意思をはっきりと伝えることが苦手なため、トラブルになりやすいような気がします。
絨毯屋のしつこい勧誘に負けて高価な絨毯を買わされてしまった、という書き込みをインターネットで何度か見たことがありますが、買う買わないは買う側の意思。欲しくないものは、「欲しくありません!」とはっきりと伝えましょう。
グランドバザール第一ゲート側のアンティークショップ。 アンティークは値段の見極めが難しいので、気に入ったものを納得した値段で! |
もちろん、絨毯がほしかったんだけど、そんなにするとは思わなかった、という方もいるでしょう。けれど、チナールやヘレケと言ったトルコの名門店で作られた絨毯は、使っている素材にこだわり、手もこんでいることから、数百万円から数千万円なんていうのは当たり前。もし絨毯など高価なものが欲しい場合には、事前に調べて、ある程度の妥協点を決めて交渉するのが良いでしょう。
安いものを更に「まけて!」というのは考えものですが、高価だけど欲しかったものを交渉して納得した値段で買う、というのも、中々楽しいものだと思います。
私の目を引いた、アンティークの猫。 カラフルで不思議感いっぱい! |
トルコ人は得てして商売上手。
お互い気持ち良く取り引きした後は、"Hediye!"(ヘディエ。トルコ語で『プレゼント』という意味)とちょっとしたプレゼントを渡してくれることもありますよ。
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