あるとき、トルコ人の友だちにそう聞かれました。
トルコ語で、ふつう国名の後にca/ce/ça/çeが付いていると、『○○語』という意味になります。
Tarzanは国名ではありませんが、この場合「Tarzanca」は「ターザン語」という意味で、ターザンは色々な言葉を話して動物や人間と会話をやり取りしたことから、『身振り手振りを交えて、いくつかの簡単な単語を使って話すこと』をそう呼ぶそうな。
(写真は、genius.comより)
また『トルコ語と英語やその他の外国語を混ぜて話すこと』をそう呼ぶ人もいるみたいで、それってまさに私!
トルコ語の個人レッスンを受けるようになって大分話せるようにはなってはきたものの、説明に行き詰まると、うーんと、英語の単語をトルコ語風に発音してみたりと、四苦八苦。
これ、私がトルコに初めて来たときは、"anlamadım..."(分かりません)と言われることが圧倒的に多かったんですが、最近は日常生活に英語圏の文化が多く入って来ていることもあって、通じることの方が多くなってきたように感じます。
私が住むアジアサイドも以前はほとんど観光客がいなかったこともあって、英語が通じるお店がほとんどなかったのですが、最近はレストラン『Çiya(チヤ)』や、『Walter's Coffee Roastery(ウォルターズ・コーヒー・ロースタリー)』を目指して来る外国人が多いせいか、ほとんどのレストランには英語が話せるギャルソンがいるようになり、町を歩いていても通りのあちこちで色々な言葉を耳にすることが多くなりました。
トルコ語の単語もその歴史的背景から、トルコを取り囲む国々やそれらの国を支配していた国々の言語に由来するものがとても多いのです。
例えば、「すみません」の「パードン」はフランス語、バスの「オトビュス」もフランス語、居酒屋の「メイハーネ」はペルシャ語、授業の「デルス」はアラビア語、本の「キタップ」もアラビア語などなど。
そういった背景と共に、古くから多くの言語が行き交う場所だったこともあって、トルコ人は概して耳がよくって、勘が良い。つまり外国語に強いように思います。
英語が話せるトルコ人が増えることは旅行者にとっては歓迎されることですが、トルコ語を話せるようになりたいけど、まだまだ英語に頼ってしまいがちな私は注意しなくっちゃ。
私が子どもの頃から大好きなアニメ、"Jungle Book"。
動物とのコミュニケーションは、
言語ではなくて『声の表情』なのかも。
(写真は、blog.disney.comより)
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