2016年8月21日日曜日

Yüksek Hızlı Tren -- 高速電車

少し前になりますが、
以前からとても親しくしている友だちに会いに
アンカラへ行ってきました。

国鉄アンカラ駅。
この日は30度を超える暑い日だったけれど、
アンカラはイスタンブールより湿度が低いので過ごしやすい。

公共の乗り物を使ってアンカラへ行く方法は3つ。
飛行機、バス、もしくは電車。

一番早いのは飛行機。
でも今回はトルコの風景も楽しみたいと思い、
初めて『高速電車』を使ってみることにしました。

イスタンブール発アンカラ行きの高速電車。

イスタンブールからアンカラまではおよそ450キロ。

トルコに初めて来た2009年。
カッパドキアからイスタンブールに戻る際に、
アンカラから夜行列車に乗ろうと思ったことがあります。

このとき予約が取れなくって諦めたんですが、
イスタンブールーアンカラ間の電車での所要時間は、
およそ6時間半。

バスだとおよそ6時間。

え?
バスの方が早い、、、
日本だと絶対にバスより電車の旅の方が早いんですが、
ここトルコは違いました。

というのも、イスタンブールーアンカラ間の路線およそ576キロのうち
驚くなかれ、複線はたった110キロで、それ以外が単線。
その上、路盤が貧弱で急カーブが沢山、、、
ということもあって、バスより時間がかかったそうな。

アンカラに向かう途中。
水で有名なSapancaの辺り。

それもあってか、イスタンブールーアンカラ間を鉄道で移動する人の割合は、
全体のたった10%。(そりゃそんなに時間がかかればそうだよね)

1994年には『アンカラ・イスタンブール鉄道再生事業』が計画されるものの、
需要に見合わないとかで、計画は一時中断したそうなんですが、
1999年に一部区間を200キロで走行する資金が得られ、
2004年7月25日、
イスタンブールのペンディック駅とアンカラ駅を結ぶ高速電車が
運航を開始しました。

これによってイスタンブールーアンカラ間は4時間ちょっと。
将来的にはこの高速電車より更に早い『超高速電車』が運航する予定で、
イスタンブールーアンカラ間は1.5時間で行き来出来るようになるそう!

ちなみに、電車はもちろん時間通りに出発し、
到着も若干遅れることはあるものの、
まあ10分とか、15分とか、許容範囲です。

車内の座席。エコノミー席。
シートは残念ながらリクライニングできない。

しかも電車は、空調もばっちりで、
座席も快適です。
トイレもありますが、
はっきり言って、きれいではありません。

料金も、もしかしたら、バスより安いかも。
片道54.5リラ(およそ2000円)でした。

それからペンディックへは、
いずれは地下鉄M4一本で行けるようになるんですが、
今現在はまだその線は2つ手前のカルタルまでしかのびていません。
ペンディックへはカルタルからバスに乗り換えなくてはなりませんが、
それでも高速列車の旅は、十分にオススメできます。

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