中秋の名月の前日に現れた彩雲。 |
9月は旅から始まった。
カッパドキアからバスに揺られて5時間。
トルコの広さを実感しながら、
向かった先は、
タルスス、そしてメルシン。
地中海沿岸部の暑さを体験し、
海で泳いだ。
タルスス・メルシンの旅を終えて、 帰りの飛行機の中から見たトゥズ湖。 トゥズはトルコ語で塩、そうここは塩の湖。 |
その翌週は黒海地方の町、メンゲンへ。
その日は新月。
いつもならお天気が不安定なはずのメンゲンが、
その夜は珍しく晴れ。
天の川さえ見えるほど、
星いっぱいの夜空を見上げ、
翌日は山を歩いた。
本当の暗闇。 怖いけれど、先に行ってみたい。 人間の心理と同じ。 |
秋分の日はブルガズ島を訪れ、
美しい夕陽を見ながら、
ふと見上げた空には小さな虹。
島に向かう途中、
イスタンブールの上空あちこちに、
青い光が降っていた。
雨が降ったり、晴れたり、風が吹いたり、虹が出たり。 秋分の日のイスタンブールの空。 |
十五夜の日も再びブルガズ島で過ごし、
夕陽が西の空に沈む頃、
もやった東の空から、
徐々に顔を出した赤い月。
カラスは見えない世界と見える世界を行き来できる鳥。 |
そして満月の月曜日。
スーパームーンのその日、イスタンブールは雷の日。
夕方から、雷鳴が大地に響きわたり、
空には稲妻が走り、
ピカッと光ると、空が昼間以上に明るくなった。
目には見えなかったけれど、
雲の向こうに、
雷光の向こうに、
大きな大きな美しい月はあった。
赤く染まるイスタンブールの空。 |
いつも思うのは、
世界は美しいもので溢れている。
今というこの瞬間に
ここに在ること、
ともにいる人たち、
美しいイスタンブール、
すべてに感謝。
ありがとうございます。
Love to you all.
ブログランキングに参加しています。 応援していただけると嬉しいです♪
にほんブログ村
素晴らしい写真と言葉の数々…堪能させていただきました。
返信削除世界は美しいもので溢れている。
ただ私たちが見落としているだけ。
忘れがちなそのことを胸に改めて刻んでいこうと、振り返る時間をいただきました。
有難うございます!
しゅくらむさん、コメントありがとうございます。
削除トルコは今、悲しみに包まれていますが、そんな中でも空は青く、鳥は大空を舞い、海に反射する太陽は美しい。
奪うのではなく、与えることに誰もが喜びを見出だせたら、この世界はもっと美しくなるのに、、、
そんなことを今イスタンブールで感じています。