イスタンブール在住の友だちに代わって、普段畑の管理をしているアムジャ(おじさん)の家の庭では数十羽の鶏が放し飼いにされており、友だちと私は畑へ行く度に、アムジャの庭で採れた卵を買っています。
この日も畑に行く前にアムジャの家に卵を買いに寄ると、アムジャの奥さんから「お茶を飲んで行きなさい!」と呼ばれ家に入ると、お茶だけでなく簡単な朝ご飯も用意してくれました。
手作りバターで産みたての卵をスクランブルに! バターの風味が最高で、卵も濃厚。 これにお醤油をかけて、ご飯にのせて食べたい! |
黒海のパン、バター、卵、チーズ、そして出来立てのカイマック。
手作りのバター。 バター1キロ作るのに、15〜20キロの生乳が要るそうです。 |
出来立てのカイマック。 これを冷ましてハチミツと一緒にいただきます。 |
一見質素な朝食に見えますが、卵は生みたて、バターとチーズは奥さんの手作り、カイマックも私が行ったときにちょうど搾り立ての牛乳を湧かしていて、そのときに出来たものです。
機械も使わず、添加物も加えられていない、一度に沢山作ることは出来ないけれど、家族が食べる必要な分を時間と手間をかけて丁寧に作られた食材。
それらをみんなで囲んでおしゃべりしながらいただく。
なんて贅沢!
庭で放し飼いにされている鶏の卵、周囲の原っぱにこれまた放し飼いにされている乳牛から採れた牛乳、そしてその牛乳から作られたカイマック、バター、チーズやヨーグルト、畑から採れた野菜や畑の周囲に植えられている果樹から採れる果物。
大地も動物も、人間がちゃんとケアすれば、それに応えてくれる。
涼しい時間に働き、暑い時間は鳥のさえずりを聞きながら木陰で休む。
村での時間は、ゆっくりゆっくり。
私にとっては、気持ちをとても豊かにしてくれる、大切な時間です。
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