事実はまだ分からないので、書くことを躊躇ったのですが、書きます。
昨日アメリカのノース・キャロライナ州で起きた、イスラム教徒射殺事件。
イスラム教徒だから過剰に反応した、とは思いたくはないですが、実際警察もヘイトクライムの可能性も視野に入れて捜査していると報道されています。
元々多くの人種が暮らすアメリカでは、人種や宗教を巡っての対立や偏見が多く存在しているように感じます。
そういった偏見はどこから来るのか。
インターネットの普及により世界は小さくなったように感じる反面、世界の情報を簡単に手に入れることが出来るようになったことで、自ら行動し、五感をフルに活用して、現実の世界を見て知ろうとすることから、私たちはどんどん離れて行っているように感じます。
トルコに住んでいると、日本に限らず、旅先でも必ず聞かれる質問があります。
何故トルコに住んでいるの?
そう聞かれる度、私は自分の思い込みを外すためにここにいるのだと実感します。
この国に住むようになって、今まで見えなかったことが見え、知らなかったことを知り、間違った概念を正す。
情報自体もどこまで真実か。
溢れるほどの情報の中で、何が真実なのかを見極めることが、必要なんじゃないか。
そんなことをこの1年半、様々な経験を通じて教えられてきました。
思い込みを外すことで、見えない世界が段々と見えて来る。
そんなことを、イスラム教の国、トルコで考えています。
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