2016年9月2日金曜日

Seed -- 種を守る

最近は、野菜&食べものの話題ばかりですが、
今日も野菜の話題です。

春に蒔いたカボチャ。
すくすく、すくすくと育ち、
実も沢山沢山つけてくれ、
まもなく収穫!と畑でギリギリまで育ってもらい、
収穫のタイミングを待っていたんですが、、、

少し小ぶりだけど、色といい、形といい、重さもずっしりで
収穫をとっても楽しみにしていました。

あああああーーー(涙)

結構沢山食べたのね、、、

一体誰が?と思っていたんですが、
恐らくこの方が食べたかと。

リクガメには『歯』がありません。
歯のように思われているものはクチバシなんだそうです。

食べられているのは日本の『東京かぼちゃ』のみ。
『バターナッツ』という種類も育てているのですが、
こちらは齧った形跡はあっても、
食べていません。

日本のカボチャは皮が柔らかいから、
というのもあるんでしょうが、
『東京かぼちゃ』しか食べられていないということは、
亀さんにとっても、
このカボチャは美味しかったんでしょう。

これまで見た限りでは、
5個は食べられています。
しかも先週、
『これは来週収穫しよう!』と思っていた、
とっても良い出来のカボチャ。
一昨日行ったら、かなりがっつりと食べられていました。

正直泣きそうでしたが、
より柔らかくて甘い中心部向かって一生懸命齧った跡を見ていたら、
それが何となく♡にも見えて。
ま、目の前に美味しいものがあったら、
そりゃ食べたいよね、ということで、
齧ったところは取り除いて、
種は保存し、
実は蒸して美味しくいただきました。

ほくほくしていて、甘みがあって、まるで栗のよう。

齧られたカボチャはそこからどんどん傷んでいくはずなんですが、
持ち帰った『味見されたちゃったカボチャ』のいくつかは、
傷むことなく、自力で傷を修復していました。

齧られたところは密のようなものが出て、それが傷口を覆っているよう。
左が修復中、右は修復完了?
腐る様子がないので、もう少し様子をみることに。

これまで何度も見てきたカボチャのイボみたいなものは、
多分同じようにカボチャが自分で傷を直した跡なのかと想像すると、
種を守ろうとするその本能が、
とっても愛おしくて、めちゃくちゃ感動!(しかも泣いた!)

植物もですが、私たち人間を含む動物は、
環境の変化や病気など、様々な困難を経験し、
それらを克服しながら、次の生へと命を繋げているということ。
このカボチャを見て、
それを改めて教えられました。

今まで自分の大好きランキングナンバーワンだったカボチャが、
ますます大好きになりました。


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