2016年11月13日日曜日

Olmaz! -- ありえない!

トルコに住んでいると、
日本では考えられないような
「ありえない!」と
言いたくなるような場面に遭遇することもしばしば。

中でも交通ルールに関しては、
きっとルールはあるんだろうけれど、
一体どれくらいの人がそれを守っているのか、
え?という場面に遭遇する度に
そんな疑問を抱きます。

ウィンカーなしのいきなり車線変更とかは普通だし、
車間距離とか、制限速度とか、
あるんでしょうか?と思うほど。

この間もドルムシュという乗合タクシーに乗っていたとき、
『ひぃーーーっ』と震える場面に遭遇しました。

(写真は"Bir Gün"から)

その日、
カドキョイから20分ほど離れた
ボスタンジュという町へ向かっていたときのこと。

ドルムシュのルートである海岸線の道が
その日は生憎
マラソン大会で封鎖。

運転手さんもお客さんも
文句タレタレ。

こういう場面に出くわす度、
「運転を生業としているのなら、
何で事前に調べておかないんだろう」
って思ってしまいます。

で、行けるとこギリギリまで行って
別の道に迂回させられるも、
迂回させられた道は、
迂回する車で大渋滞。(当たり前)

すると一人のお客さんが、
別のルートでその先の大通りへと抜けられると言いました。
でもそのルート、
途中までは一方通行で
150mほど逆走しなくてはなりません。

けれど運転手さん、
それを知ってか知らぬか、
早速その道を逆走し始めました。
途中、反対側から曲がって来ようとした車があったのですが、
謝ることなく、
その車を無理矢理バックさせ、
見事目的地の大通りへと到着。

けれど残念ながらその大通りは
私たちが行きたい方角とは逆の一方通行で、
その先に行くには、
更に遠回りしなくてはいけないことが発覚。

さてどうするんだろう、
と思って見ていると、
運転手さん、
もちろん一方通行の道路を逆向きで走りはしなかったものの、
なんと、
向きは同じでも、
バックで抜け道まで走り出しました。

その距離、
優に50m超。

しかも
またもや申し訳なさ気に少しずつバックするのではなく、
これまたかなりなスピードでガンガン行くものだから、
後ろから普通に走ってくる車からは、
クラクションの嵐。

小心者の私はもう内心、
冷や汗タラタラで
お腹が痛くなりそうでしたが、
運転手さんも乗客の皆さんも
全くお構いなしで
涼しい顔。

もし途中で警察官に注意されても、
通行止めで迂回してきたけど、
道を間違えたとか言って、
上手にその場を乗り切るんだろうなぁ、
と勝手に想像。

でもそのお陰で、
私は時間通りに目的地につけました。

すごいな、トルコ人。


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