2016年12月1日木曜日

New House, New Life -- 新しい家、新しい生活

2013年7月から3年4ヶ月。

大きな空。
天気が良い日は寒い日でもヒーターが必要ないくらい温かい。

この間住んだ家から新しい家へと引っ越し、
昨日鍵を返し、部屋を明け渡しました。

荷物を運びだした、
空っぽになった3LDKの部屋。

この3年余り、
ここで暮らした間にあった様々な出来事。
何より辛かったのは、
母と11年余り共に暮らした愛猫チイを失ったこと。

自分で選んで来たトルコで、
トルコ語も思うように上達せず、
何をするにも一人では思うように行かず、
毎日、毎日、
自分の無力さが腹立たしく、
そして何より孤独でした。

そんなときに癒されたのが、
階下に住むHさんファミリーや、
お向かいのアパートのおばちゃん。

Hさんは英語が話せるので、
停電があったりすると
部屋に来て状況を説明してくれ、
奥さんのBさんは
年末には必ずお嬢さんといっしょに、
手作りのクッキーを届けてくれました。

お向かいのアパートのおばちゃんは、
直接話したことはないけれど、
私を窓越しに見ると、
いつも必ず手を振って
笑いかけてくれました。

おととい家の片付けに行ったとき、
その日もおばちゃんは窓際にいて、
私の姿を見ると窓を開け、身を乗り出し、
「引っ越すの?どこへ行くの?」と聞いてきました。

すぐそこです、というと、
よかったわ、と。

落ち着いたら手紙を書きますから、と言う私に、
待っているわね、とおばちゃん。

みんなあったかくて、
私はここのご近所さんが大好きで、
何気に本当にたくさん、たくさん支えてもらったなぁと、
何だかジーン。

新しい家は、
陽当たりがとっても良くって、
サロンから自分の部屋から見える空が大きくて、
温かく強いエネルギーが一日中流れています。

前の部屋より少し狭いので
ゲスト用のシングルベッドをアレンジして
ソファ替わりにサロンに置いたところ、
そこは猫たちのお気に入りの場所になりました。

猫たちは太陽が大好き。

新しい家で始まる新しい生活。

右も左も分からない3年前とは違い、
少しはトルコのことも、
トルコ人のことも分かりかけた今。

当時とはちょっと違ったワクワクな気持ちで、
これから先の毎日が
とても楽しみです。

お世話になったみなさん、
ありがとうございました。


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