一つは先日ご紹介した、グランドバザール(Kapalı Çarışı)。映画、『007 スカイフォール』でも舞台になりました。
そしてもう一つはエミノニュにある、スパイスバザール。別名エジプシャンバザール(Mısır Çarşısı)。グランドバザールが貴金属や絨毯など高価なものを扱う一方で、スパイスバザールは文字通り、スパイスや日用品などを中心に扱う、とても生活感のあるバザールです。
スパイスバザールは、元々はバザールに隣接するモスク、イェニ・ジャーミーの複合施設として1597年頃に建設が始まったそうですが、完成目前の1660年7月にイスタンブールの大火事でこの施設を含む近隣が被害に遭い、実際に完成したのはその4年後の1664年。築650年のグランドバザールよりは新しいですが、スパイスバザールも築350年のとても古い建物です。
この日は先日ブログで紹介した冬の飲み物、サーレップを買いに。
というのも、家の近所でサーレップの粉と思って買ったものは、『サーレップ風味の粉』で、本物のサーレップの粉ではありませんでした。
写真左がサーレップ風味の粉で、右側が本物のサーレップの粉。
値段も本物はサーレップ風味のものの17倍もします。
サーレップの作り方は、1リットルのミルクに小さじ1杯のサーレップの粉とお好みで砂糖を加え、かき回しながらとろみが出るまで温めます。ここまでがサーレップ。
それをそこから更に1時間ほど煮詰め練り上げ、一度凍らせた後に再度練り上げると、粘りの強いトルコアイスになるそうです。
それをそこから更に1時間ほど煮詰め練り上げ、一度凍らせた後に再度練り上げると、粘りの強いトルコアイスになるそうです。
日本でこのサーレップの粉が手に入るか分かりませんが、入るようなら、是非お試しを!
お店の前に並べられたスパイスやお茶。 とっても良い香り! |
スパイス屋さんにはスパイスの他に、ドライフルーツやお茶、ロクムなどもあります。
ここのお店は品物の回転がとても早いし、ロクムも全て自然の素材で作ってあります。
カラフルできれい!
ドライフルーツやナッツ |
お茶の種類も豊富 |
ロクム、別名ターキッシュ・ディライト。 この日も試食させていただいて、お腹いっぱい。 |
この日は途中からお店がとても混んできて、しばらく待っている間に、ギリシャとシンガポールから来た観光客の方と楽しくお話しさせていただきました。
ギリシャ人の方に、是非ギリシャへいらっしゃい!と言われ、イスタンブールからも近いし、何より豚肉が食べれるので、豚肉が恋しくなったら行こうかなーと思っています。
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