スレイマニエ・モスクの猫。 |
旅慣れた彼女。
ガイドブックやネットで紹介されているところは一人で行けるだろうと思い、ならば、普通の観光客が行かないところを案内しよう!と、昨日はイスタンブールの旧市街でも、ディープな地域を歩いて来ました。
今日歩いた距離は、およそ6.2キロ。
でも途中道に迷い、地元の人に助けられながら歩いたので、実際には10キロ近かったかも。
どこかで見たなぁと思ったら、 Soner SarakabadayiのPVで使われていました。 |
まずエミノニュからバスに乗って向かった先は、The Church of St. Mary of the Mongols、モンゴルの聖マリア教会。
ここは常にドアが閉まっているので、中に入れないと思われがちですが、いつでも見学可能です。
でもこの日対応に出た女性から、「今日は閉館」と言われ一時は諦めかけたものの、『そんなことはないはず』と再度交渉し、二度目で無事に中に入ることができました。
そんなことって、、、と思う方もいるかもしれませんが、人によって対応が違うのはトルコではままあること。
無事に中を見学できたし、その女性もその後は気持ち良く対応してくれたので、まあいいか、と。
古い町の生活の一シーン。 |
そしてその次に向かったのは、Fethiye Museum、フェティエ博物館。
この博物館は小さいながらもアヤソフィア博物館やこの博物館のすぐ近くにあるカーリエ博物館と同様に、かつては教会として建てられ、内部には小規模ながらもモザイク画が残されています。
フェティエ博物館。 |
規模は小さいながらも、保存状態も中々良いです。 |
この後は、今回のメイン、カーリエ博物館へ。
大好きなフレスコ画、アナスタシス。 キリストの容姿がとても精悍。 |
カーリエ博物館はアクセスが良くないのですが、以前ブログでも紹介したように、内部に残されたモザイク画はアヤソフィア博物館のそれを上回ると、個人的に思います。
またここのフレスコ画もとても保存状態が良く、特にパレクレシオンにあるアナスタシス(復活)のキリストはとても精悍で、個人的に大好きな作品の一つです。
ヴァレンス水道橋 |
この後、ヴァレンス水道橋を通って、トルコの建築家、ミマール・シナンが親方になる前に設計したスレイマニエ・モスクへ。
スルタンアフメットにあるブルー・モスクはブルーが基調なのに比べ、スレイマニエ・モスクは赤が基調。
シナンが後に設計し、2011年に世界遺産に認定されたエディルネにあるセリミエ・モスクもそうですが、赤を基調としたこの二つのモスクに、私は何となく温かみを感じます。
スレイマニエ・モスクから新市街を望む。 |
赤が基調なせいか、ライトアップされると メインドームがピンク色に。 |
内部を見学して、外に出たとき、4度目のお祈りの時間を知らせるエザーンが聞こえて来ました。
日没直後の深い青い空の下、中庭に響き渡るエザーンを聞いていると、改めて『中東』を身近に感じました。
美しくライトアップされるスレイマニエ・モスク 高台にあるため、エミノニュやカラキョイからも良く見えます。 |
イスタンブールは、やはり足で歩いて町のあちこちに散りばめられた古い時代を、肌で感じるのが一番!
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