2014年4月22日火曜日

イスタンブールのタクシー

先日日本人の友だちとヨーロッパサイドにあるニシャンタシュという地域へショッピングへ行ったときのこと。
荷物がいっぱいだったので、友だちが泊まっているホテルまでタクシーで帰ろうとタクシーを捕まえて乗り込んだところ、運転手さんに電話がかかって来て、その途端に運転手さんが、"Bebek geldi! Bebek geldi!!!"(赤ちゃんが生まれた!)と涙ぐみながら叫び出しました。

それはおめでとう!と狭いタクシーの中で握手をしたり、拍手をしたりして一緒に喜んでいたら、「なので、これから病院へ行ってもいいかい?」と運転手さん。
そういうことならもちろん、と私たちはタクシーを降りて運良くすぐに後ろから来たタクシーに乗り込みました。
こういうことは日本では中々考えづらいことですが、運転手さんの嬉しさでいっぱいの顔が頭から離れず、今でも思い出すととても温かい気持ちになります。

トルコのタクシーは黄色。
乗り合いタクシーも黄色です。

また日本から戻って来た際、荷物がいっぱいなので空港からアジアサイドのアパートまでタクシーを使ったのですが、途中で運転手さんから「渋滞が酷いから途中からフェリーで行ってくれないか?」と言われました。
荷物が沢山だからイヤだ、というと、しぶしぶ行くものの、途中で「このフェリーで車ごとアジアサイドに渡っても良いか?」と言い出しました。
料金は?と聞くと、「いつも空港から家までいくらで払ってるか?」と聞くので正直に金額を告げたら、フェリー代も全て込みでその値段で良い、と言います。
本来なら、タクシーメーターのタクシー代とフェリー代のみなので払い過ぎなのですが、最初からその金額を払うつもりだったので、まあいいかと思ったのです。

これが車ごと乗れるフェリー。

けれど!
この運転手さん、家に着いたら、フェリー代もよこせと言い出しました。
金額を確認したときに、あなた、全部込みでこの値段でいいって言ったじゃない?と言うと、フェリー代は自腹を切ったとか、水を買ってやったじゃないかとか、ぶつぶつ言い出しました。
ああ、やっぱりね、ともうそれ以上返すのも疲れるので言われた金額を支払いました。
チップを渡すつもりだったので合計すればほぼ同じ金額だったのですが、こういうことがあると同じお金でも違ったものに感じます。

トルコ語が話せない外国人がタクシー代をぼられるのはよくあること。
昨年ヨーロッパサイドのタクシムからアジアサイドのカドキョイに来た人は、通常50リラのところを200リラ請求されたとか。

今シーズン初の大型客船。(写真右端)
これから11月初めまで何隻もイスタンブールに着港します。

タクシーには必ずバックミラーかラジオの下あたりにメーターがついていますので、そこで料金を確認できます。
おおよその目安として、以下に私が使ったタクシー料金をあげておきますので、参考になさってくださいね。

アタテュルク空港からスルタンアフメット歴史地区 およそ20リラ〜30リラ
スルタンアフメットからタクシム周辺 およそ20リラ〜30リラ
アタテュルク空港からアジアサイドカドキョイ およそ100リラ
スルタンアフメットからカドキョイ およそ50〜80リラ
タクシムからカドキョイ およそ50リラ

ちなみにこれらは渋滞があまりない場合の料金。
渋滞が酷い場合には、金額も変わってきますので、ご注意を!

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