2014年4月28日月曜日

フェネルバフチェと結婚式

日曜日の午後、ふと気がついたらうちのリビングの窓がこんなことに、、、!

外カーテンみたい。

これは地元のサッカーチーム、フェネルバフチェの旗。
どうやら上の階の人はフェネルバフチェファンのようです。
今年のトルコリーグはフェネルバフチェがほぼ独走状態で1位をキープしているので、もしかしたら、この日の試合で勝つとチャンピオン決定?だったのかもしれません。

何だか私もフェネルバフチェのファンみたいな気分(笑)、なんて思っていたら、今度は外で音楽の演奏が始まりました!
フェネルバフチェの楽団がここまで来るなんて珍しいなぁ、と思いながら窓の外を見ると、大きなリボンで飾られた車がはす向かいのアパートの前に止まりました。

新郎新婦の登場をまだかまだかと待つみなさん。
躍っている人もいました。

これはこれから結婚する新郎新婦が乗る車で、そんな二人が出てくるのを、二人の親戚や友だちがアパートの前で待っていました。ドラムとクラリネット、そしてバイオリンの生演奏の中待つことおよそ10分、きれいに着飾った花嫁さんが出てきました。
ご近所の方も皆、窓から拍手をして祝福していました。

顔がよく見えないけど、花嫁さんはとてもきれいでした。
トルコは美男美女が多いのです〜

けれどこのとき事件が勃発。
通りがかりの若者が、どうやらお金を無心し始めたようで、車の側から離れようとしません。4人組の若者でしたが、特にそのうちの一人は酷いもので、一度は車から引き離され諦めたかと思ったら、ボンネットの上に座り込み、『金をよこせ』というジェスチャーをしました。見かねた新郎新婦に付き添った若い青年がポケットから出した紙包みを渡すと、その少年はボンネットから降り、仲間とその場を離れました。

この子ども、本当にタチが悪かった。
この国はほんと色々な人がいる。

けれど車を追いかけるようにして行ったので、その後も嫌がらせをしていなければ良いのですが、、、
おめでたいばっかりに、何か後味の悪い光景でした。

肝心のフェネルバフチェの試合ですが、どうやら勝ったようです。
というのも、階上からは拍手が聞こえていたし、外はひっきりなしにクラクションを鳴らす車が走っていたし、試合が終わったと思われる時間には花火も上がっていましたから。

《追記》
今日(28日)の朝乗ったタクシーで運転手さんに聞いたところ、やはり昨日の試合でフェネルバフチェは今年のトルコリーグのチャンピオンになったそうです。
窓の外の旗もまだそのままで、うちのリビングはなんとなく黄色っぽいままです。


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