ヨガのインストラクターをしている友だちに誘われて出かけた、ボル県メンゲン。
メンゲンは黒海地方にあるボル県の郊外にある、人口およそ14000人の町。
一見なんの変哲もない、田舎の小さな町のようですが、オスマン帝国時代のスルタンの料理長はメンゲン出身者が多く、トルコで初めて料理学校が作られたのも、ここメンゲン。
毎年8月には、"Mengen Aşçılık ve Tourizm Festivali"という、料理とツーリズムのお祭りが開催され、トルコ人には、メンゲン=料理の町として知られています。
オトガル(長距離バスの停留所)の前にある記念碑。 さすが、料理の町。 |
そんなメンゲンに、今回は友だちとバスで行ってきました。
イスタンブールからおよそ4時間。
昼過ぎにオトガルに到着した後、まずは腹ごしらえと、地元の人が「ここが一番美味しいよ!」と教えてくれたロカンタへ。
お昼過ぎだったからか、品数も少なめ。 でも店内は地元の人でそこそこ混んでました。 |
私は普段、ほとんどお肉を食べませんが、旅に出ると必ずその土地の料理を食べることにしています。
このお店のメインは全てお肉を使った料理。
私はムサカを、友だちは骨付き牛肉を野菜で包んだものを、それぞれ頂きました。
正直、期待を裏切らない美味しさ!
付け合わせに選んだピラフも、油を使い過ぎておらず、塩加減も丁度良い。
デザートに友だちとシェアしたアシュレも甘さ控えめで美味しかったです。
あれば必ず注文してしまう、ムサカ。 |
友だちが注文した骨付きの煮込み料理。 これも美味しかった! |
そしてそこから宿へは、タクシーで。
宿は、昨年5月に泊まった、Hindiba Pansiyon(ヒンディバ・ペンション)。
ここは私のお気に入りの宿。
静かだし、トレッキングもできるし、天気が良ければ外でのんびり本を読んだり、ハンモックに揺られながら昼寝するのもよし。
そして、何より地元の食材で丁寧に作られた料理が美味しい!
ペンションの猫。 人懐っこくて、かわいい。 |
初日は、友だちとペンション周辺をブラブラ歩き、夕ご飯を食べた後、外に出てふと空を見上げると、満天の星空!
その美しさは、2012年6月に、ネイティブアメリカンのホピ族を訪ねたときに見た夜空に匹敵するほど。
天の川や星雲も肉眼ではっきりと見えたくらい、この夜の空は澄んでいました。
この地域は天候が変わりやすいので、こんなに美しい星空が見れたことは、とても幸運だったかもしれません。
その後は、外で火を焚いて、炎のそばでワインを飲みながらのんびりと。
この日の日中は汗ばむほどの天気でしたが、陽が沈むと気温はぐっと下がり、ペンションに住む犬たちも温かさを求めて火のまわりに集まってきました。
聞こえてくる音は、炎のはじける音と、犬たちの寝息。
これほどの静寂は、大都市イスタンブールでは、中々経験できません。
翌日はお昼過ぎに2時間ほど山を歩き、ペンションに戻って来ると、どこからともなく雷の音が。
黒海のお天気は本当に変わりやすいのです。
ザザー、ザザーっと何かを引きずるような音がすると思ったら、 20センチほどのリクガメ。 |
冬はかなり雪が積もるそうですが、イスタンブールの喧騒を離れ、そんな中で仕事をしながらのんびり過ごすのもいいかも。
次回は雪の季節に来ようかな。
Mengenの美味しいレストラン
Müdür
14840 Mengen, Bolu, Turkey
TEL: +90 374 356 1070
OPEN: 7AM - 10PM
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