2015年12月17日木曜日

On the Train -- 電車で

7ヶ月ぶりの日本。

日本に向かう飛行機の中から。
今回はカタール航空を利用しました。

しかも秋。

今年は春にも仕事の関係で一時帰国させていただけた上に、桜がほぼ満開の隅田川を屋形船でクルーズ?しながら、美味しいお料理とお酒を楽しませていただきました。
そして再び、仕事ではありましたが、紅葉が美しい、しかも食欲の秋に再び一時帰国させていただけたこと、本当に感謝です。
ありがとうございます!

仕事、ということでほぼ全日程都内で働いていたのですが、そんな中で気がついたこと。

東京にいる日本人はロボットみたいな人が多い、、、

平日の朝、ピークを外して、それでも通勤時間帯の電車に乗って職場に通ったのですが、社内は人がいっぱいなのに、シーンとしていて、誰もがみなスマホ片手に同じ姿勢で座っていたり、立っていたり。

しかも、ある日、とある駅で70歳くらいの女性が乗って来たんですが、誰も席を譲らない。
しばらくして立っていた私の前の席が空いたので、その方に席を譲ろうとしたら、「どうぞ」、「いえすぐですから大丈夫です」といった押し問答をほんの数秒している間に、反対側からさっと別の男性がその席に座ってしまいました、、、

え?、と私。

40代後半くらいでしょうか。
まあ若くはないけれど、私が「どうぞ」と席を譲ろうとした方より若いのは確か。

私も、一緒にいた友だちも、また席を譲られようとした方も、「あら、、、」と3人で顔を見合わせたにもかかわらず、その男性は気付いてか気付かずか、しっかり座ったまま。

「すみません、この方に席を譲ってください」と喉元まで言葉が出かかりましたが、周囲の人の『見て見ぬ振り』的な空気に押され、結局言えず。

年配の方、ハンディのある方、妊婦さんや子ども連れの方に席を譲らない人が多いことは、イスタンブールに引っ越す前から違和感を抱いていましたが、これが当たり前のトルコに住むようになってから、私の違和感は更に増大!

席、譲りましょうよ〜

日本は安全だし、町はきれいだし、食べるものは美味しいけど、都市部では加速度的に、人と人との関わりが薄くなっているんじゃないでしょうか。
これは日本に限らず、世界中で共通している問題なのではと思いますが、どんなに生活が便利になっても、私たちが暮らす社会は、人があってこそのもの。

大都市イスタンブールも、人と人との関わりが以前に比べて薄くなったと言う人もいます。
しかしそうは言われていても、日本と比べたら、まだまだここは『人に関わること=社会』という概念がしっかりと残っているように感じます。

周囲にちょっとだけでも関心を寄せる。
そしてちょっとだけでも行動してみる。

美しい日本。
人の心もそうあってほしいと願います。


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