まず今回のブルサへ行った目的は、チェキルゲにある樹齢600年のチナールの木(プラタナス)の下で朝食を食べること!
樹齢600年。 この木はここで何を見て来たのだろう。 |
美味しすぎる朝食。 最近は左上のトマトとピーマンとナスのペーストにはまってる。 一人前20リラ。 |
朝早い(と言っても9時過ぎ)こともあって、まださほど込んでいませんでしたが、朝食を食べているとあっという間に木の近くの席は満席に。
朝ご飯は典型的なトルコの朝食。
以前このブログで紹介したトルコの美味しい食べ物の一つ、カイマックとハチミツもあります。
この組み合わせが初めての友だちも、美味しい、美味しい!と沢山食べていました。
社会科見学?の子どもたち。 |
その後、Saitabat Şelale(サイタバット滝)とオットマン時代の建物が今でも沢山残っているCumalıkızık(ジュマルクズック)へ。
サイタバット滝。 この後川沿いのチャイハーネでお茶しました。 |
ジュマルクズック。 ここの女性はみんな色白で肌がきれい! |
ジュマルクズックはこの日は市が立っており、道には沢山の露店が出ていました。
またジュマルクズックは、ギョズレメというトルコの朝食を個人のお宅の中庭で食べさせてくれるところも沢山あります。
以前いただいたことがありますが、とっても美味しかったです!
そしてこの後はブルサの中心街へ。
ウルジャーミーを見学して、コザハンでお買い物です!
ウルジャーミー。 カリグラフィーが本当に美しい。 |
ホジャ(マスター)もスマホの時代(笑) |
ウルジャーミーは今から615年前の1399年に建設されたモスクで、大きな特徴は壁に書かれた数々の美しいカリグラフィー(アラビア書道)。
アヤソフィア博物館にも、ブルーモスクにもカリグラフィーはありますが、ウルジャーミーのそれは芸術性が非常に高く、単なる文字の美しさ以上のものを、ここに来る度、私は感じます。
それらは全てイスラム教徒にとっては神聖な言葉であるため、神聖なものを『芸術』として見ることは失礼なことかもしれません。
でも美しいものは美しい。
そして最後はコザハン。
コザは繭、ハンは廊。
ここはブルサで作られたシルクなどのスカーフが沢山売っています。
イスタンブールでも同じようなものが買えますが、ここは観光客も少ないので、自分の好みのものをゆっくり選ぶことができます。
コザハンの入り口。 |
ブルサは、1326年から1365年までオットマン帝国の首都であり、またシルクロードの西端の都市として栄えました。
シルクロードの名の通り、ここは絹産業がとても盛んな地域で、1900年代は中国をもしのぐ生産量があったそうです。
けれどその後『近代化』に基づいて古いものは姿を消し、かつては世界一と言われていたブルサ産のシルクも、現在は僅かしか作られておらず、ほとんどはイタリアから輸入しているそうです。(イタリアも中国やブラジルから生糸を輸入しています)
その為、このコザハンで売られているシルクのスカーフも、ほとんどはブルサで取れた生糸から織られたものではないと思います。
友だちのお父さんはブルサ出身で親戚も沢山いるので、いつか機会があったらブルサ産のシルクについて聞いてみようと思います。
今回は行けませんでしたが、ブルサには温泉もあり、また有名なイスケンデールケバブがあります。
それについては、また次回ご紹介します!
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