2014年6月27日金曜日

Roy Littlesun -- ロイ・リトルサン

今回はイスタンブールとはちょっと関係のないお話し。
以前から書こう書こうと思っていた、ロイ・リトルサンのこと。

『ロイ・リトルサン』という名前をインターネットで検索すると色々と出て来ますが、ここでは私が知っているロイについて書きたいと思います。

ホピの村へと続く道。
私はこの直後、コヨーテを見ました。

ロイのことは、ホピ族(ネイティブアメリカンの部族の一つ)に伝わる『ホピの予言』のメッセンジャー、と私は理解しています。
*『ホピの予言』についてはこちらをご覧になってください。

私がロイに出会ったのは、2012年6月。
アメリカのアリゾナ州にあるホピ族の村へ行ったときに、ホピ族の友だちから紹介されました。
ロイ自身は、純粋なホピの血を引いたホピ族ではありませんが、ホピ族のタイタス老人の養子となり、私が知り合った当初も、タイタス老人の土地で、ホピ族の伝統食であるトウモロコシを作りながら、自給自足の生活をしていました。

ホピの村への入り口。

ネイティブアメリカンについては10代から20代にかけてアメリカに住んでいたこともあって多少の知識はあったものの、実際にはその年の3月にホピに行くと決めるまでは、ホピ族については全く知りませんでした。
主催者の方から勧められて、オジブワ族のデニス・バンクスの本を読んだり、宮田雪監督の撮ったドキュメンタリーフィルム、『ホピの予言』を見て、ようやくそのときの旅の意味を理解しました。

『ホピの予言』をご覧になった方はお分かりかと思いますが、日本に落とされた原子爆弾はホピ族やナバホ族が暮らす土地から採掘されたものでした。
「この土地には人類を破壊してしまうものが埋まっている。人類がそれを平和的に利用することができるまで、この土地を守りなさい。もし空から灰のつまったひょうたん(原子爆弾のこと)が降って来たら、ホピ族に伝わる予言を世界に伝えなさい」と、ホピ族では、そう長老たちから言い伝えられてきました。

標高2000メートルのホピの村。
気温も連日35度を超える暑さのため、皆ダウン。
でも、私は元気。

ロイは彼なりにその教えを守り、約25年前から日本の原子力発電所をまわりながら、平和の祈りを続けてきたと、その後知り合った人たちから教えられました。
私がホピの村へ行ったとき、アメリカインディアンの教えをもっと知りたいと思ったものの、ロイの活動については特に意識していませんでした。
けれど何故かその後の流れでホピの友だちやロイと再び繋がり、ロイの祈りはアメリカと日本、スペインを繋ぎ、そしてその輪は現在、トルコへと広がっています。

ある日の夕焼け。
この向こう側300メートルほどのところに、マウンテンライオンがいるとか。
夜空はこんなに沢山の星を見たことがない!と言うくらい。
流れ星をいくつ見たことか。

「すべては一つ」という考えに基づき、昨年の夏至に日本の富士山で始まったワンハートダンスというセレモニーは、その後その年の冬至に東京で行われ、今年は5月に福島、京都の綾部で、6月にはイタリアのシチリアで10日間行われた後、現在はスペインのバスクで行われています。

今年の2月、ボズチャアダで行われたセレモニー。

そして来月の4日からは、ここトルコでも、カズダーという聖なる山で10日間、ワンハートダンスセレモニーが行われます。

またロイは精神が完全な記憶を取り戻すために、食による血液の浄化についても強く訴えています。
これについては後日書きたいと思います。

ホピについて興味のある方、カズダーでのワンハートダンスに参加したい!という方は、コメント欄にメッセージを残してください。
(承認制なので、公開を希望されない方はその旨お書きください)
折り返しご連絡を差し上げます。

トルコでのワンハートダンスの会場となるカズダー。
様々な神話のある、聖なる山。
(写真は友だちから拝借)

最後に。
先に、ロイのことは『ホピの予言』のメッセンジャーとして認識していると書きましたが、私にとってはそれさえもどうでも良いこと。つまり肩書きには興味がありません。
ただ単に、ロイが言っていることは長年自分の中で疑問に思っていたことと繋がったり、心が納得することが多いので、出来る範囲で共に行動しているだけです。
先日もトルコ人の友だちと、ロイを批判するような記事について話しましたが、ロイも人間ですから、過去に色々とあるのは別に特別なことではないと思います。
ロイは私たちより年長者なのでその経験から沢山のことを教えてもらっていますが、だからといって彼を崇拝することもありませんし、疑問に思うことは率直に意見します。

目に見えない世界に関することだけに色々な憶測がありますが、何を信じ、また行動するかは、その時々で、それぞれが考え選択すれば良いことだと私は思います。

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