昨年7月にイスタンブールに引っ越して来た際、何度か熱波が来て暑い日が1、2週間続いたことがありましたが、今年は「暑い〜!」と友だちと言い合う日が1ヶ月以上は続いています。
その上、時折激しい雷雨に見舞われ、そのせいか湿度がとても高く、日本の夏を思い出すほど。
9月は例年なら、雨も降らず、暑くもなく寒くもなく、1年のうちで一番良い季節だと言われていますが、今年はどうなるでしょうか。
そんな中、先日ロンドンからイスタンブールに遊びに来てくれた日本人の方と、スルタンアフメットを歩いて来ました。
まず向かったのは、アヤソフィア博物館。
内部拝廊から。 様々が融合している場所。 |
午前中はものすごい行列だと聞いていたので、少し時間をずらしたところ、30分も並ばずに中に入ることができました。
『天国と地獄の門』と呼ばれる大理石の扉。 ビザンチン時代、一般人はこの扉の向こうには入れなかったとか。 |
アヤソフィアの建設が最初に開始されたのが、今からおよそ1500年前。
ここには、沢山の歴史的、宗教的、そして建築物としての背景があるため、訪れる人の興味の対象によって、見方は様々でしょう。
私はかつてここに居た人たちが、どういう暮らしをし、毎日どんな風景を見ていたのか、そんなことを想像しながらここで過ごす時間がとても好きです。
ローマカトリック教会の時代には、お隣のブルーモスクもトプカプ宮殿もなかったので、ここで暮らしていた宣教師たちは、今と変わらず、青い海と大空を飛ぶカモメを目にしていたのでしょうか。
アヤソフィア博物館の後は、すぐ近くにある考古学博物館へ!
タイムスリップしたかのように、そこここに遺物がゴロゴロ。 |
この博物館は、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の展示物でも有名だそうですが、ローマ・ビザンチン時代の遺物も多く、歴史、遺跡好きな方にはたまらない場所だと思います。
先週行ったパリのルーブル美術館で見たのと同じような展示物が沢山あるのですが、何せ、掘れば何かしら出て来てしまう国、トルコ。
そのせいか、展示物が多すぎて屋内で管理できないのか、野ざらしになっているものも多い、、、
で、ここもやっぱり猫が多い!
屋外に展示(放置?)された遺物の中の猫は絵になります。
どこに猫がいるか分かりますか? |
母と子。 仔猫はお腹がいっぱいの模様。 |
自宅のあるアジアサイドに戻るフェリーに乗るためガラタ橋を歩いているとき、今夜は夜空が明るいなぁと思い空を見上げると、そこには欠けているにもかかわらず、とても大きく明るい月が。
ガラタ橋からアジアサイドを望む。 |
イスタンブールでは時々、自分は一体いつの時代にいるのか、分からなくなることがあります。
混沌とした町、イスタンブールは、タイムスリップを体験できる場所かもしれません。
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