1945年8月6日、午前8時15分。
夏の暑い一日の始まり。
戦時中とはいえ、普通に暮らす人たちの生活に突然空から降って来た原子爆弾。
すべてを一瞬のうちに焼き付くし、
活気ある朝の風景を、尊い人の命を、一瞬にして奪ってしまった原子爆弾。
アメリカ人からは、「こんなことをしたアメリカを日本人は恨んでいないのか?」と、そしてアメリカ人以外からは、「こんなに酷いことをしたアメリカと、どうして日本は仲良くできるの?」と、これまで何度も聞かれました。
自分の身内に被爆者がいないからか、戦後教育の影響なのか、私の中にはアメリカに対して憎しみも、恨みもありません。
ただ、事実を知り、日本よりずっと戦争を身近に感じる国に住むようになった今言えることは、『戦争は人を狂気に追いやる』ということ。
ふと思うことがあります。
誰もが、一斉に武器を放棄して、戦うことを止めたら、どうなるんだろう、と。
戦争は無くなるのだろうか、と。
ネイティブアメリカンの中には、人が境界線を引いて自と他を分けたことで、分け与えることが自然なことでなくなり、法律を作ったことで、自らの良心で善悪を判断することが出来なくなったと言う人たちもいます。
見かけが違ったり、話す言葉が違っても、私たちはみんな、良心を持つ『人間』という一つの生き物です。
そこに気付き、奪い合うのではなく、尊重し合い、分け与えることを誰もが出来るようになったとき、人は戦うことを止めるのかもしれません。
そんな世の中になることを、願っています。
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