2014年7月24日木曜日

Otobüs -- バスの旅

ガイドブックなどでご存知の方も多いと思いますが、トルコ国内を陸路で旅をするには長距離バスがとても便利。
もちろん移動時間が一番短い飛行機も魅力ですが、飛行機の難点はチケットの値段が高いことと、大概の場合、空港が目的地の中心部から遠いということです。

私はバスで10時間以上かかるところは、よっぽどでない限り飛行機を利用しますが、先日2度目にカズダーへ行く際に、行きの飛行機のチケットが異常に高かったので、久しぶりにバスを利用してカズダーへ向かいました。

アジアサイドにある、メトロバスのターミナル。
バスの発着がアナウンスされていますが、ここは全てトルコ語

以前バスでブルサやコジャエリに行ったときは、アジアサイドのハレムというターミナルで当日チケットを買いましたが、今回は事前にバス会社のセールスオフィスでチケットを購入。
出発当日はそのセールスオフィスから最寄りのバスターミナルまで、セルビス(サービス)バスが迎えに来て、ターミナルから目的地行きのバスに乗り換えました。

これがバスのチケット。
塗りつぶしてあるところに名前が入っています。
その後ろの"Bayan"は、「女性」という意味。
大事なところは説明しながら○で囲んでくれました。

乗車してすぐに出されたお茶とお菓子。
到着するまでも、定期的にお水などのサービスもあります。

私が乗ったアジアサイドのサマンディラにあるメトロバスのターミナルからカズダー近くの町、エドレミットまでおよそ6時間。
6時間を、長い!と感じる方もいるかもしれませんが、深夜の出発だと寝て目が覚めたら目的地、ということも多々あるので、時間帯によってはそれほど長く感じないかもしれません。
今回私は日中の便で行きましたが、途中フェリーに乗ったことや、窓際の席から外の景色を眺めているうちに、あっという間に目的地に着きました。

今回通ったルートは;
イスタンブール(アジアサイド)− ヤロワ − ブルサ − ススルルック − バルケシル − エドレミット
イスタンブールからヤロワまではフェリーで渡りました。

放牧された馬たち。
こんなところで馬に乗ったら、気持ちいいだろうなぁ〜!

6時間の旅の間、2度ほどお茶とお菓子のサービスがあり、また目的地途中にある、バス会社の運営するサービスステーションに30分ほど停まるので、そこで食事や買い物もできます。

また席は見知らぬ男女が隣同士なることは決してありません。
そして女性は大概の場合、バス前方の席を割り当てられることが多いようです。
これは安全面を配慮してとのことだと、以前聞いたことがあります。
この日のバスは満席でしたが、私の隣は若い女性でした。

途中風の強い地域なのか、風力発電所が。
日本も原発ではなく、代替エネルギーの技術輸出を!

バスは予定通りほぼ6時間でエドレミットへ到着。
料金は65リラ(3250円)でした。

エドレミットのバスターミナルで産まれた仔犬。
8匹?かな。

バスに乗ってみて感じるのは、トルコは広いということ。
イスタンブールの中心部を抜けると、緑が段々と増えて来て、ヤロワを渡った辺りから、放牧された馬や牛、羊の姿も多く見かけ、大地の豊かさを実感しました。

この晩、カズダーは満月。
月が空高く上るにつれ、山が段々明るくなって行く様は、都市部では体験できない。
自然の美しさを身体と五感全てで感じた夜でした。

飛行機でビュンとひとっ飛び、、、も良いですが、時間に余裕のある方は、景色を楽しみながら、途中下車しながらのバスの旅もいいかもしれませんね。

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