2014年12月26日金曜日

Montserrat -- モンセラート

少し間が開いてしまいましたが、再びバルセロナの話題を。

バルセロナに着いた日の翌日、バルセロナから北へ車で約1時間半ほどのところにある、モンセラートへ。

霧の向こうに見えるのが、モンセラート。
バルセロナ市内は晴天なのに、
モンセラートに向かう途中、あちらこちらで霧が発生。

『ノコギリ山』と呼ばれる奇岩群と『黒いマリア像』で有名なモンセラートは、キリスト教の聖地として知られていると同時に、カタルーニャ人にとって特別な場所だと言われています。
というのも、1936年に勃発したスペイン内戦と後のフランシス・フランコによる独裁政権により、カタルーニャ語の使用が禁止された時代があったのですが、ここモンセラートでは、その時代もカタルーニャ語でミサが行われていたそうです。

奇岩群に守られているかのよう。
圧巻、の一言。

またサグラダ・ファミリアやグエル公園など、バルセロナを中心に多くの建築物を設計した、アントニ・ガウディも、度々この土地を訪れていたそうで、ガウディの最高傑作と言われているサグラダ・ファミリアも、このモンセラートの奇岩群がモデルになっているとか。

山の中腹の教会から麓の町を見る。
美しい!

モンセラートに到着後、急いでお昼ごはんを食べ、早速ケーブルカーで山の頂上へ。

山頂からの景色。

頭を白くしたバスク地方の山々が見える。
山の向こうはフランス。

山頂にある教会。
不思議なことに、この辺りで写真を撮ったのに、
全て消えていた。なぜ?

かつてここに澄んでいた人たちの住居跡。

標高が高いため、気温はバルセロナの町より低く、風が吹くと寒さを感じましたが、それでも晴天に恵まれ、頂上からの眺めは最高!
でも柵がないので、高所恐怖症の人は、かなり怖いかもしれません。

翌日はこのようなお天気。
日の出で一瞬空が赤くなったけれど、太陽はすぐに雲の中へ。

モンセラートには、この日とその翌日2泊し、15日の月曜日の朝、バルセロナに戻りました。
実は私、今回モンセラートに泊まることを知らず、現地に着いてしばらくして、2泊することを知り真っ青、、、
それでも、一緒に泊まった人たちが皆、着替えや洗面道具などを貸してくれて、楽しく過ごすことが出来ました。

日曜日の夜、ふと思いついて教会へ。
キャンドルを灯し、静まり返った教会を歩く。
とても平和な時間。

月曜日の朝早く、モンセラートを発つ前に大聖堂へ行ったのですが、そこで偶然黒いマリア像に導かれ、静寂の中、静かにお祈りをしてきました。
そこで一人の若いカタルーニャ人の女性と一緒になり、途中まで一緒に歩いたのですが、別れる寸前、その人からあるメッセージを受け取りました。

日曜日の朝早く、思いついて再び教会へ。
後から知ったのだけど、この模様の真ん中、
つまり私が写真を撮った立ち位置は、パワースポットなのだとか。
私はこの円が何故海を表しているか、それが知りたい。

これが『黒いマリア像』。
朝早かったので誰も居らず、
私は好きなだけ、マリア様の手に自分の手を添えてお祈りできた。
(写真はWikipediaより)

彼女は、「またいつか、心を空っぽにして、ここに戻って来てください。そうしたらもっと沢山のことを受け取れますから」と、私に言いました。
これは何を意味しているのでしょう。
今回は、ロイのワークショップのためにモンセラートに来ましたが、次回は、何の目的もなしに、電車に揺られながらこの地を目指したいと思います。

心をからっぽにして。

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