2014年11月22日土曜日

Kedi -- 猫という生きもの

この夏、パリ、ロンドンに旅して気がついたこと。

それは猫が外の通りを歩いてないこと。
思い返してみたら、ヴェニスにもいませんでした。

スルタンアフメットにある考古博物館の猫。

それとは逆に、イスタンブールには通りで暮らす猫が沢山います。
ここに住み始めた頃は、その数の多さに驚いたけれど、今ではそれはいつもの光景。
だから逆に、外に猫が全くいない風景のほうが、不自然にさえ感じてしまいます。

うちの近所の猫。
猫は『媚びる』反面、必要がないときはこの通り、そっけない。
でもこれも猫の魅力。

欧米諸国や日本では、人と動物が平和に共存して行く手段として、通りで暮らす犬や猫を避妊去勢したり、新しいオーナーを見つけたりして、通りで暮らす動物の数を減らす努力をしています。
もちろんここイスタンブールでもそうしているようですが、猫の数が多くて、増えることはなくても、減らすことは中々難しいよう。

ガラタ塔近くの猫。
ちょっと不細工だけど、ご愛嬌。
スタイルは抜群。

イスティクラール通りの猫。
まだ仔猫であどけない。

私が住む地域にも沢山の猫がいます。
でもトルコ人の友だちが言うには、ここの猫たちはケアが行き届いていて、幸せだと。
道のそこここには、通りの猫や犬が飲めるように、いつでも新鮮な水が置いてあるし、時間になると、餌やりの人を町のあちこちで見かけます。

今日買い物の際に、今年の春に生まれたキジトラのきょうだいが住むアパートの横を通ると、その一角には、雨風や寒さを防げるような小さな小屋のようなものが置いてありました。

私が気にしているキジトラの若い子。
元気に大きくなってね。

トルコ人は猫好きが多いと聞きますが、町を歩いていて特に目につくのが、猫好きの男性。
最近知り合った男性3人も、それぞれ4匹も猫を飼っているそう。
また町でもよく、ひげ面のお兄さんが、猫のご機嫌を取っている姿を見かけます。

おじさんたちも猫が好き。
猫も猫が好きな人を良く知っています。

これもまた、私がイスタンブールで大好きな側面の一つです。

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