Kartalは薄日も射していたのに、Kadikoyは雨。 |
今日も、毎日曜日恒例となったオーガニックバザールに出掛けて戻ってくると、カドキョイは雨。
買って来た野菜でお昼を食べたら、午後はカフェに行こう思っていたのですが、雨の日はどうも気持ちが外に向きません。
なので、のんびり家のことをして、ネットで映画を見ていると、夕方友だちから、「何してる?アシュレを作っているから家においでよ」と電話がかかって来ました。
これがアシュレ。 赤いのはザクロの実。 |
アシュレとは、別名『ノアの方舟プディング』
これは数あるトルコのスイーツの中でも、最も古いと言われている伝統的なスイーツです。
何でも、旧約聖書の創世記において、大洪水から逃れ、アララット山に到着し助かった人たちが、船に残った材料をかき集めて作ったのがその起原だとか。
細かい材料は作る人や家庭によって異なるそうですが、基本はドライフルーツやナッツ、豆類やスパイスなどを煮込んだスイーツです。
食べたことがある人は分かると思いますが、トルコのスイーツはどれも激甘。
そんな中で、これは砂糖を使わないか、使っても少量なため、比較的食べやすいスイーツだそうです。
ドライフルーツ、ナッツ、豆、スパイスなどを煮込む。 |
「...だそうです」と書いたのは、トルコに住んで1年以上になるのに、私は今日までアシュレを食べたことがない!
それに友だちがこの時期にアシュレを作ったのも、イスラム暦の1月10日は『アシュレの日』だそうで、この日の前後にアシュレを作ってご近所に配るのが風習だとか。(イスラム暦の1月10日は、太陽歴では今年は11月3日)
と言うわけで、いただいて来ました、アシュレ!
さあさあ、荷物を置いて、と友だちの家に到着早々、早速大鍋の前に立たされ、かき回しているところを写真に撮られ、その後は盛りつけのお手伝い。
豆類やナッツなどを煮込んだものを小さな容器に入れ、その上に刻んだナッツとザクロの実を散らして完成。
各々ご飯茶碗軽く1杯くらい。 豆、ナッツが入っているので、かなりずっしりとしたデザート。 |
さて、お味は。
美味しい。
でもやっぱり甘い、しかも豆類を沢山使っているので、重い。
私は一つでも多いくらいだったのですが、トルコ人の友だちは一つじゃ足りないらしく、おかわりしてました。
とってもステキな演奏でした。 トルコ人はみんな音楽好き。 |
みんなでアシュレを食べた後は、シワスから来ていたミュージシャンが、みんなのリクエストに応えてサズを演奏してくれました。
来年の『アシュレの日』は、作るところから参加させてもらおうと思います。
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