今回の大会ポスターは漫画家の井上雄彦さんが描いたそうです。 井上さんご自身も、小学生から中学生まで剣道をしていたとか。 このポスターを描いて、また剣道をやりたくなったそうです。 |
トルコも昨年、念願のヨーロッパ剣道連盟に加入したことで世界大会への参加権を得ることができ、今回私がお世話になっている道場からも、男女各2名、計4名が大会に出場しました。
(詳しくはこちら→イスタンブールで剣道をご覧くださいね!)
結果は、、、
残念ながら男女ともに決勝トーナメント進出にはなりませんでしたが、男子は強豪韓国と対戦することができたので、それだけでも良い勉強になったと思います。
トルコ代表・男子チームの面々。 |
世界剣道選手権大会(World Kendo Championship)は、第1回目の大会が1970年に日本武道館で行われて以来、3年に一度開催されており、日本では、第1回目の東京、第4回目の札幌、第10回目の京都と、これまで3回行われています。
当初の参加国・地域は17だったそうですが、今年の参加国・地域は56。
年々海外の剣士たちのレベルも上がってきています。
今回、日本チームの準決勝と決勝をインターネットで見ましたが、剣道をスポーツとみなしているかのような韓国との決勝戦は、勝つためには手段を選ばないかのような、時にはまるで格闘技のような剣道で、見ていて個人的に胸が痛くなりました。
剣道に限らず、武道では『礼』を重んじています。
剣道は剣術を通して、柔道は柔術を通して、『人の道』を学ぶもので、相手は敵ではなく自分を成長させてくれる存在とします。
その相手に対して、礼をもって感謝の気持ちを表すことは当然のこと。
礼儀礼節を無くしては、剣道も柔道も単なる暴力に過ぎません。
生まれ育った環境にもよりますが、日本で生まれ育った日本人の大半には、このような礼儀作法を小さい頃から教えられているので、こういった概念もそう抵抗なく理解できると思いますが、果たしてそういった基盤のない外国人にとってはどうなのでしょう。
日本の文化や伝統は、非常に精神性の高いものが多いため、知識として頭で理解はしても、それを実際に実践するのは、中々難しいことではないかと思います。
世界的な剣道人口が増えるにつれ、日本ではタブーとされている、抗議やブーイングなどといった問題は、今後更に増えて行くのではと感じています。
韓国との決勝戦の前に網代忠勝選手と竹ノ内祐也選手の男子個人戦の決勝戦を見たのですが、こちらはとても美しかった!
相手を尊重し、間合いを取り、相手と向き合い、呼吸を整え、そして挑む。
剣道は、まさしくアートです!
色々と複雑な気持ちが混じり合いながらネット観戦した世界選手権。
団体戦は男女ともに日本チームが、個人戦も男子は網代忠勝選手、女子は松本弥月選手とともに日本人が、それぞれ優勝しました。
何はともあれ、参加した選手のみなさん、お疲れさまでした!
(写真は全て全日本剣道連盟のFlickrより拝借しました。)
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