前回ヘルシンキに来たときは、寒かったのと時間も余りなくてヘルシンキの中心部をブラブラしただけで終わってしまいましたが、今回はちょっと遠出してみようと思っていました。
で、どこへ行くか。
そんなときふと目についたのが、Turku(トゥルク)という町。
あれ、これって"Turk"(トルコ人)に似てない?と思って調べてみると、フィンランド最古の町だそうな。
ふーん、面白そうかも、とただそれだけの理由で行ってきました、トゥルク。
ヘルシンキにもあります、オールドマーケット。 お寿司屋さんはこの中にあります。 |
この町の歴史は遡ること1229年。
ローマ教皇がこの地に司教座を置いたことから町が築かれたことが始まり。
フィンランドと言う国は、1155年から1809年まではスウェーデンに、そして1809年から1917年まではロシアの領土で、フィンランドとして独立したのが1917年。
その為、南部の多くの地域は今でもフィンランド語の他にスウェーデン語が公用語として使われています。
トゥルクという町はかつてはスウェーデン領だったということもあるでしょうが、バルト海に面していることから、歴史的にスウェーデンとの結びつきが強い地域でもあり、現在でもここの人口の5%ほどの人は、スウェーデン語を母国語とするそうです。
フィンランドで一番古い町ではありますが、何度も大火に見まわれ、第二次世界大戦でも激しい空襲を受けたこともあって、残念ながら古くからの町並みは、今はほとんど残っていません。
町の中心を流れるアウラ川。 写真中央にトゥルク大聖堂の頭の部分が見えます。 |
トゥルクには最初電車で行こうと思っていたのですが、地元の人から「バスの方が料金がずっと安いし、時間もそれほど変わらない」と聞いて、バスで向かうことに。
ヘルシンキからトゥルクまではバスでおよそ2時間。
ただし、このバスはトゥルクの町の中心部までは行かないため、そこに行くためにローカルのバスに乗り換えます。
そして、トゥルクの中心部に着いてまず私が向かった場所は、この町で一番美味しいと言われているお寿司屋さん!
オールドマーケット内、角(カド) |
お昼のピークを過ぎているにもかかわらず、店内は地元の人で満席。
子どもを連れた人もいました。
私はランチを注文したのですが、北欧ということでやっぱり、お寿司はサーモンづくし。
16ユーロ(およそ2200円)でしたが、物価の高いフィンランドでは許容範囲。
8貫といったら大した量じゃないんですが、 ここ、ネタも厚くて大きいし、ご飯もしっかり握ってあります。 でもとても美味しかった!お勧めです! |
地図とトゥルクのガイドブックをもらって、まずはインフォメーション近くにある伝統工芸のデモが見れるルオスタリマキ野外手工芸博物館へ。
ルオスタリマキ野外手工芸博物館。 まるでタイムスリップしたかのよう。 |
この野外博物館は200年以上に建てられたものがそのまま残されており、全体で一つのコミュニティを形成しています。
時計屋、家具屋、靴屋、楽器屋などなど、それぞれの場所で日替わりでデモも行われているため、当時のここでの人々の暮らしが、色鮮やかに体験できるとても貴重な場所です。
デモをしてくれる人たちも全員ではありませんが、英語を話す人もいるので、質問にも応じてくれます。
独楽を作る職人さん。 200年前はこんな風に暮らしていたそうです。 |
そしてこの後は、トゥルクで一番古いと言われている、トゥルク城へ。
川沿いをのんびりのんびり、写真を撮りながら歩いていたんですが、遠い、、、
しかもこの日はとても良いお天気で、暑い、、、
歩けど歩けどお城は見えて来ず、途中何度も川沿いのバーの誘惑にめげそうになるにも、小一時間歩いたところで、やっと到着!
トゥルク城 |
このお城、特に何がある、ってわけではないのですが、そのまま、っていうのがステキ。
でも中で撮影をしていて、中庭より先に行くことができませんでした。
残念。
トゥルク城を内側から。 |
さらに進んで奥の中庭から。 |
この後、本当はトゥルク大聖堂に行こうと思ったんですが、暑さ&歩き過ぎて疲れて、町の中心部についたら、バーへ直行。
フィンランドで一番人気のあるビール、Karhuを飲んだらもう歩くのもイヤで、ヘルシンキに戻ることにしました。
カモメ、ランチ交渉中。 イスタンブールでは冬に飛来してくるユリカモメが あちこちに沢山いました。 何故か、頭の黒い子が多かった。 |
ちなみにこのトゥルクという名称。
ツーリストインフォメーションでも聞いてみたんですが、トルコとは関係がないそう。
何かを期待していた訳ではないけれど、ちょっと残念だったりして。
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