2014年5月26日月曜日

Bolu'ya -- ボルへ!

トルコ時間5月24日のお昼過ぎにトルコで地震があったそうですね。
私はその時間、イスタンブールを脱出して、ここから300キロ余り離れたボル県という黒海地方に友だちと向かっており、昨晩日本の友だちからの「大丈夫?無事?被害ない?」というメールで地震があったことを知りました。

緑、と一言で言っても緑には沢山の緑がある。
また人によって色の感じ方も違うでしょう。

ボル県は黒海には面していませんが、黒海独特の風土と同じく、その土地のほとんどが森林で覆われています。
昨年9月に友だちの結婚式で黒海のギレスンという町に行った時もそうでしたが、行けども行けども、緑、緑、緑、、、
その光景は日本の山間部とそっくりで、当時かなりホームシックだった私は日本をすごく懐かしく思ったほど(笑)

山に向かう途中、帰宅途中?の牛とすれ違う。
「きみ、だれ?」と言わんばかりに一度立ち止まって私をじっと見る。

黒海は天候が変わりやすいことでも有名で、陽気さとセンチメンタルさを併せ持つ黒海の人たちの特徴は、この天気の影響もあるという人もいるくらい。
この日も晴れていたかと思ったら、段々と空が暗くなり雨が降り出し、そのうちに雷が鳴り出すというようなお天気。

そんな中、私は友だちのグループとは別に一人で山へ行って来ました。

左の黄色い子は好奇心旺盛。
右の黒い子は注意深い。

一人で山へ行く私を心配してか、ペンションの犬が2匹、ガイドしてくれるように一緒について来てくれました。
けれど、この犬たち、途中で牛飼いのおじさんの犬と遊び始めて、先に進んでくれません。
おじさんが、犬のことは気にしないで行きなさい、と言うので、犬を置いて私はそのまま山へ。

こうやって放牧されストレスの少ない環境で育てられている
牛のミルクから作られた乳製品はとっても美味しい!

人気が全くなく、聞こえるのは雨音と、小川のせせらぎと、鳥のさえずりだけ。
目的もなく、ひたすら目の前の道を歩くなんて、とても久しぶり。
土地勘もグーグルマップもないのでどこに行き着くか分かりませんが、一本道なので分からなくなったら引き返せばいいだけ。

森は新しい命がいっぱい!

轍があるものの、いつ車が通ったのか、
そんな道をひたすら行く。
これは帰り道。

雨露がきれい。

1時間ほど歩いたところで、山の頂上まで来たのですが、どんどんペンションから離れている感じがして、雨も雷も激しくなってきたので引き返すことに。
途中、どこからともなく鳥が数羽飛んで来て、ペンションまで誘導してくれました。

山の麓へ降りて来た。
遠くに見える山が雲の上に浮かんでいる。

3羽の鳥が逃げることなく、距離を保ってペンションへ。

そして。
私をガイドしてくれるはずだった犬たちは、この通り!
人間に忠実な犬でも、こういう日もありますね。

右奥の子がガイドしてくれるはずだった1匹。
こころなしか、申し訳なさそうな感じが、、、(笑)

この翌日に行ったYedigöller(7つの湖)については、また次回。

0 件のコメント:

コメントを投稿