うちの前の通りからはブルーモスクとアヤソフィア博物館が見え、ほんの5分ほど歩くと、マルマラ海に面した遊歩道へと出ます。
ここは視界を遮るものが全くないため、対岸にあるブルーモスク、アヤソフィア博物館、そしてトプカプ宮殿が一望でき、天気の良い日には地元の人で賑わいます。
私も友だちと一緒のこともあれば、一人でブラブラしたり、ベンチに腰を下ろしてぼーっと景色を眺めたり、本を読んだりと、ここに住むようになってから、家以外の場所で一番沢山の時間をここで過ごしているかもしれません。
被毛が夕陽に染まってきれい。 考えていることは、「ごはん、なあに?」かな。 |
この子はまだ若い。 ごはんもだけど、とにかく「撫でて〜!」 |
特に夕暮れ時は、西に太陽が沈んで行く様が本当に美しい!
海が黄金色に染まる時間。 右側にはスルタンアフメット歴史地区が見えます。 |
ここからスルタンアフメットの景色を見ていつも感じることは、アヤソフィア博物館の存在感の大きさ。
イスタンブールで最も古い建築物であるアヤソフィアは、イスタンブールがまだコンスタンティンノープルの時代に建設され、2度の焼失を経て、537年頃に現在のアヤソフィアが再建されたそうです。
右側がアヤソフィア。 シルエットでも存在感の大きさが感じられます。 |
東ローマ帝国がこの地を支配し、後に十字軍、そしてオスマン帝国によって陥落されてから現在に至るまでの何世紀もの間、アヤソフィアは人間が繁栄し衰退していく様を、繰り返し繰り返し見守っていたのです。
そういった背景があるからこそ、歴史に疎い私でさえも、アヤソフィアを見るだけでその歴史の重みを感じるのかもしれません。
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